2017年11月21日

君はゴースト 1 染谷みのる(祥伝社 Feelコミックス FC SWING)


干されているアイドルのゴーストとして半生記を書いてくれという依頼を受ける売れない小説家。
アイドルに会ってインタビューしているうちに彼女の本当の目的が分かってくるという。
サンタクロースのマンガ描いてた人ですね。

サンタクロースの候補生 1 染谷みのる(芳文社 芳文社コミックス): ポトチャリコミック

小説家とアイドルにフォーカスを絞って、「なんかある」でもすげえカワイイってアイドルがとっても魅力的に描かれてます。そいでもって小説家との因縁もありそうで。と謎を散りばめている1巻。

丁寧に話をすすめてはいるけどちょっとスローペースかね。昨今のサスペンスのスピードを考えるとこれはかなり不利な要素とは思う。


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2017年11月20日

カメントツの漫画ならず道 2 カメントツ(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス)


2巻で最終巻。マンガ家さんほか、マンガに関する人たちに話を聞くルポエッセイマンガ。

白眉はさいとう・たかをさんと高橋留美子さんかね。あとネットでバズったコロコロで星のカービィマンガを描いておられたひかわ博一氏。おれはさいとう・たかをさんの話が本気で染みたね。ただ、ブッコミのカメントツ氏ってノリでいうなら、さいとうさんにはゴルゴの最終回とか、高橋留美子さんにはネットで話題の巨乳ネタとかいってほしかったなとはおもうけど、まあ、おれがカメントツ氏だったらとてもじゃないけどいけないからなあ。80過ぎたさいとう氏の平成版(もう平成終わるけど)バロム・1ってすげえ読みたいんだけどな。

おもしろかったです。次は鬱になったマンガと、こぐまのマンガかー。


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2017年11月19日

うちの姉ちゃんときたら! (1) みどり わたる(ほるぷ出版 メテオCOMICS)


うちの姉ちゃんときたら! (1) (メテオCOMICS)
Posted with Amakuri at 2017.11.17
みどり わたる
ほるぷ出版

ジャケ買いだけどよかった。
高1の弟3人同じクラス。高2の姉3人同じクラスの6人で展開する姉弟マンガ。
このキャラ6人がとってもいいし、それぞれの関係もうまく描けている。
とくに高2で姉なのに背も精神年齢もちびっ子でプリキュア的なのの大ファンって姉と、ごく普通の性嗜好を持ちちゃんとエッチな姉がほしい弟がとってもいい感じ。

キャラがしっかりと立っていたらもうあとはどう転んでもうまくいく。

そいで別の姉とデートしたりとか展開もしていく。あまつさえも1巻ヒキで終わったよ。そんなつづきを知りたくてドキドキするってもんじゃないからすっきり終わったほうが良かったんじゃないかとも思うけど。昨今はアメリカの派手な連続ドラマの影響で物語のヒキってのはインフレがひどいこといになってるのでたいしたヒキじゃないのはかえって悪手かと・

適度なお色気シーン。ギャグも的確かと思うし。しかも、基本ピースフルだしなあ。姉弟愛に溢れてるし。

すごく楽しかったです。


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2017年11月18日

はなまる魔法教室 2 井上 知之(小学館 裏少年サンデーコミックス)


魔法使いの先生がやってくる小学校の話。2巻。

2巻冒頭と次の7話8話が本当に本当によかった。
あー、ややネタバレ。
主人公に該当する生徒、少年がいる。彼は先生がきて最初に魔法を覚えるようになる。発動するって感じで魔法に目覚めるのかな。書くとそれが実在する魔法。彼は夢中になっていろいろなものを生み出す。そして「魔法が切れる」。もう使えなくなる。そう魔法は有限なんだよね。
それに対する答えが7話と8話にある。
この展開は予想もしてなかった。そして非常に心が震えた。おれはみたことがないオチだった。それでいて素晴らしい。
それからの「つながり」も素晴らしい。次のエピソードもまた珠玉なんだよなあ。
この作品のいいのは魔女先生は基本あまり出しゃばらないところなんだよ。小学生同士のやりとりを後ろからニヤニヤみている感じで。
そしてすごい矛盾してるようだけど「感動」的じゃないんだよ。えーと、小学生自身はな。読んでるこっちは滂沱の涙なんだけど、小学生たちは悩んで学んで心の底から納得して晴れやかな顔して次に向かってるわけでさ。そのサマに感動するんだよ。

いやもう最高だぜ。小学生に戻りたくなる。


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2017年11月17日

天に向かってつば九郎(2) まがり ひろあき(講談社 ワイドKC 月刊少年シリウス)


実は1巻、周りの評判ほどおれは面白くなかったんだよな。「つくねちゃん」から読んでる身としては「ヌルすぎねえか?」って。2巻の帯裏にも紹介している「じゆうちょう」ほどギャグマンガの金字塔感もないしなあ。うまくキャラをいかして、作者の持ち味もいかして、完成度が高いことは認めるけどさーって。
だけど2巻になってかなりまとまりが良くなったな。さじ加減はややブラック目辛目にしたのが功を奏したみたいで楽しかった。「かていさいえん」なんかはすごくいい感じだった。ギリのラインを狙ってるけど。

ともあれ、まがり先生も、田中圭一先生も、ブレイクした年ということで2017年はおめでたいですね。


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2017年11月16日

ノブナガ先生の幼な妻(1) 紺野 あずれ(双葉社 アクションコミックス(月刊アクション))


「声のおしごと」以来かな。
信長の嫁さんが現代の信長の末裔のもとにタイムスリップすーるって話。信成とか実在の人はかんけいない感じで。
で、14歳、ロリなんだけど、当時の政略結婚とはどういうことをかを知ってるわけだから、さっとハダカになってさあ子作りしましょうと。で、30歳中学教師だけど童貞でクソオタク(でもイケメン顔)はアワアワになるという展開。そいでもって転校してきたり、先生が好きな生徒とかも登場したりでなんやらかんやらと。
こいつは今の常識を教えないとダメだってエロゲをやらせたりするわけよ。

んまー、ベテランですね。展開が非常にスムーズ。史実もそうだし現代ののロケハン(ヒロインの城跡にいったりする)にいったりもしてて楽しくて飽きない。

好きなセリフ
「そうでもない!!興奮は余裕でできる!!だってゲームとかで普通にいるもん!お前みたいなジト目クールロリ!!」

THE余談。
あー、ちょうどこれを書いているころ(2017年11月15日)、14歳の爆乳中学生がいたって2次元絵で描いたことで世間が炎上しております。それを鑑みつつ、14歳はもう子作りのために政略結婚として嫁に出させられているってことが描かれてる本編を読むと味わいですねえ。本編の14歳の幼な妻はそれがアタリマエだからなんかありゃ全裸になって「さあ子作りしましょう」って抱きついてくるわけよ。だけど、先生側は「こっち」の常識にとらわれているからあたふたする。それがギャグとして成立しているってことが、つまりは、そういう価値観、「まだ」14歳の女性を性的な目でみることはケシカランってのがバカみてえって写し絵にもなっているわけですよ。
批判コメントのなかに「警官の前で14歳の爆乳中学生云々言えるのか?」ってありましたが、それなら「14歳の嫁なんて超ロリコンって織田信長に向かって言えるのか?」ってことにもなるわけよ。
そして「それ」を書いている本作は糾弾されるものなの? 中学生が実在しているのなら斎藤利政の娘の帰蝶も実在してるんだしさ。
まあおもしろいわなあと。

2巻も楽しみ。


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2017年11月15日

空挺ドラゴンズ(3) 桑原 太矩(講談社アフタヌーンKC)


これまでで最高であった。
ドラゴンがいる世界。飛空艇でそれを捕まえることをなりわいとしてる集団を描いた話。
乗組員のひとりが竜とともに地上に投げ出されて現地の人の交流。そして竜のあつまる場所に案内してもらい、ふたたび空挺に戻るの巻。
もう超ブッチャケ10年後くらいの金曜ロードショーでこの場面みてそうなくらいのジブリ感あった。
すべてが最高にまとまっていて、これまでの「設定」を描きましたよりも、この話!ってのが全面に出ていた。ま、ベタっちゃベタなんだけど、やっぱり設定がしっかりしてるからこそベタが映えるわけよ。

4巻どうなる?そろそろ長いスペクタクルをぶちこんでもいい頃合いじゃないか。




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2017年11月14日

早乙女選手、ひたかくす 4 水口 尚樹(小学館 ビッグコミックス)


天才ボクサーの早乙女さんと、凡才だけどボクシング愛と早乙女さん愛がすごい少年との恋愛コメディ。
4巻は全編試合だったのでおもしろくないわけないと思ってたけど予想の100倍最高だった。
とくに3巻から劇的にいいなと思ったのがギャグが大増量になったところ。あらゆるすきまにギャグを練り込んで挟み込んでなあ。早乙女選手と戦うライバル役の子もカワイイわおもしろいわで最高だったりするし。試合の途中経過をインスタで流すってアイデアも最高だし。
ギャグがいいけど、モチのロンで試合シーンも白熱で、それを無駄に長引かせないってのも素晴らしいし。
でもって、さらにモチのロンだけど早乙女選手もカワイイしなあ。強いし。早乙女選手の弟がまた最高だったし。おまけイラストのメインは弟だったしな。
あらゆるところに最高が忍び込んでいて最高というしかない最高さ。腹筋美みたいのはもうどうでもよくなるくらい完成度が高い。ラブもコメも最高。1巻から4巻まで大人買いで子供一気(読み)でどうぞ。

愛の力マン最高。



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2017年11月13日

僕のヒーローアカデミア 16 堀越 耕平(集英社ジャンプコミックス)


毎巻波紋を呼んでいるのですがまた賛否両論ですわなあ。
ヤクザ事務所に囚われになっている少女を救出するためにヒーロー軍団と警察とでカチコミに行くの巻。
まず、「それ」を描いたことは評価したいよ。ハリウッド映画や連続ドラマのヒーローモノもいろいろと現実の法機関や執行機関とのリンクなんかはあるけど、それを日本でやったのはかなり意欲的でいいじゃん。ヒーローと警官隊がヤクザ事務所で逮捕状もってインターホン鳴らして待ち構える感じってかつてないだろ。しかも、そのあとの展開といいあのファーストシーンは非常にいい。

ま、なまじそこをリアルに描いたもんで、じゃあヒーロー養成中の現役高校生を巻き込むのはどうか?とかいろいろとあるけどなあ。そこいらの常識もヒーロー社会になって変わったと。そういう風にいい解釈するマン。

内容はバトルバトルまたバトルでたぶんまだ数巻はこういう感じになるんじゃないかな。主人公も主人公のライバルたる先輩もまだ活躍してないしな。
このバトル連続は単純におもしろくはある。台詞や蛇足な展開で水増ししてるってのはたしかにそうかもしれないけど、そういわれてるのでムキになってじゃあそれの完成形を魅せてやろうじゃんか?って感じもあるよな。だからその戦いまた戦いのゲームでいうところのゾンビが次々と押し寄せるタッシュタイム的なシームレスな感じとテンポはすごく魂も血肉も削って紡いでおられる。
脇役2人にフォーカスを絞ったの巻でもあるけど、そのどっちもバトル自体はよかった。同じ、戦闘→回想→あのころのおれとはちがうんだ決意→勝利のパターンではあったけど、これを否定したらたいがいのバトルマンガを否定することになるし。
あと、その戦いに感動して流したおれの涙も無意味ってことになるしな!

ただ、各メンバーで「それ」をやってたら長いぞコレ。めんどくさいルート選んだなオイ。

あと、「ファットさんや 結果にコミットしてん 流れでわかって!」みたいな台詞回しって独特で評価されてもいいんじゃないかと思ったりする。あちこちであるよね。




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2017年11月12日

弓塚いろはは手順が大事! 1 由伊 大輔(集英社 ジャンプコミックス)


弓塚いろはさんは弓道の宗家をやってるところの娘さんで文武両道で小さくておっぱい大きくて性格良好なんだけど、決められた段取りがおかしくなるととたんにテンパってパニクるという設定。
それは主人公との秘密だから毎回のパニックで主人公と弓塚さんがバレないようにとドタバタしてはエロコメやラブコメになるという段取りで1話完結。

エロコメのさじ加減はだいぶ弱め。だけど弓塚さんがカワイイ。途中から参加するライバル女子なんかもカワイイしかといって毎回からめてこないで準レギュラーな扱いであくまで弓塚さんがパニクって大騒ぎってのにフォーカスを絞っていていいね。全体的にあまり無理をしてない感じが良い。作者内での100%をコンスタンスに出す努力をされてる様子。こういう人が長持ちするんだよね。

最近のジャンプ傾向にあるんかね。いわれてみればで思い当たるけど、それぞれが感情まで含めて説明口調すぎるかね。そこは優先的に改善していってほしいかな。小学館マンガみたいに余韻をもたせた表情だけコマを増やせってことじゃないし、なんかありゃ「!」って書く講談社マンガにするってことでもないけど、もうちょっと改善の余地はあるかなーって。

2巻たのしみっす


posted by すけきょう at 17:56| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする