2022年09月23日

月出づる街の人々(1)酢豚ゆうき 双葉社

連作短編という感じでしょうか。1話読み切りですが話やキャラはつながっている。

高校生がメインの登場人物。この世界はいわゆる亜人が登場する。フランケン、透明人間、狼男、メドゥーサ、ナーガ、ドラキュラなどなど。

なにかするわけでもなく、イメージとして近いのは、「僕のヒーローアカデミア」のようにそれぞれが個性としてどこかに属しているという感じで、それもまた血ではないんだよね。だから、メデューサの子供がフランケンだったりする。個性だったり特徴としてのフランケンだったりメデューサだったりする。そんなゆるゆるな世界。ここでけっこう好き嫌いが出そうな気はしないでもないがおれは気にはならなかったわ。

第1話。透明人間少女と狼男少年。雨の日に傘を貸して自分は狼に変身して帰った少年と少女との交流。図書室であって狼となった少年の毛づくろいをする。少女はペットセラピーと親が犬アレルギーで飼えなかったので嬉々として狼にブラッシングするけど、そこはそれ狼男は思春期なわけで女の子に毎日ブラッシングされたらモヤモヤするよなそりゃ。

第3話がネットで知った透明人間少女とメデューサの話。メデューサは髪の毛が生きた蛇でできているのよね。それぞれ名前をつけてかわいがってる。頭から生えてる蛇を飼ってる感じね。透明人間少女は彼らを餌付けさせてもらうのが趣味になっている。で、メデューサにおいての「抜け毛」ってつまり蛇の寿命でもあるのよね。ということで蛇が死ぬ話です。感動ですし、こんなメデューサの話をみたことないなあと感心しました。

かように身体的な特徴の差異をベースに多感な時期の少年少女を描いております。柔らかい描画もあいまって読後「いいなあ」と思うやさしい味の世界が広がっております。「なんじゃこの世界」とも思いますが。ここまでわかりやすくそれぞれの個性があったら逆にみんながみんなに寛大になってやさしくなれるんんだろうなあとも思いましたよ。

「フランケンの糸」なんて話は作者にしか思いつかないだろうなあ。これまでにみたことないアプローチのフランケン像。



ほっこりしますよ。2巻楽しみです。

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2022年09月20日

われわれは地球人だ!(1)高橋聖一 双葉社




ということで全2巻ちゃんと2回レビューしてますよ。名作だからね。

本作はおれと同じと思ってる担当編集のラブコールに応えて描いたものですよ。


女子高生3人。それぞれの理由あって次の日にオープンの日本一の巨大ショッピングモールに侵入する。するとショッピングモールは地球を飛び出し広大な宇宙の旅に出る。1巻の残り1/3くらいでタイトル通りのことが起こる。よその星に着陸するのですね。そして現れた方々にいうわけです。


1巻は設定とJK3人の個性と友情を楽しむって感じではあります。ショッピングモールはゾンビ戦なんかでの籠城の基本となってますが、本作はゾンビや外敵はいなくてなおかつ中身がなくなるなんてサバイバル要素もなく(電気水道インフラもなぜかつながっている)、どちらかというと閉塞した孤独な感じは映画「シャイニング」を思い出しますね。

そして、地方JK3人にとって「世界」ってまさにショッピングモールのなかそのものだよな。JKにかぎらずか。あらゆるものがあるし、これが「我々の世界だ」と紹介することができる。だから「地球」のすべてを携えて宇宙を旅するわけです。本編でもキャラがそういうことをいってます。


すごく律儀で精緻な描画。それこそ前作よりさらに背景などは細かく細かく描画されている。あのなんでもあるショッピングモールを余すことなく細かく。それでいて宇宙も。宇宙人も。


2巻からが本番となりそうなので2巻を読んでから書こうとも思ってたのですがこれはいま紹介しなくてどうする?って思ったので取り急ぎ。作者が想定している内容まで描けますようにと願います。あとがきマンガにも登場された双葉社の平田昌幸さん(本作ができるきっかけになった編集)にとくに願います。

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2022年08月29日

ROCA いしいひさいち (笑)いしい商店

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がんばれタブチくん〜おじゃまんが山田くん〜隣の山田くんホーホケキョで、朝日新聞で「ののちゃん」を連載中のベテランでレジェンドなマンガ家による同人です。



ここらへんより入って通信販売でどうぞ。1冊1000円で送料500円です。

これは、
ポルトガルの
国民歌謡『ファド』の
歌手をめざす
どうでもよい女の子が
どうでもよからざる能力を
見出されて花開く、
というだけの
都合のよいお話です。

海辺の街に住んでいる吉川ロカさんがファドを歌い、皆の心をつかんでいくというお話です。

10年にわたりあちこちで描かれております。

いしいひさいち新境地などと話題になっておる作品ではありますが、実際のところ、キャリアをドーナツブックスほかのシリーズでわりとつぶさに観察していたものとしては新境地なのが通常運転すぎて、本作がとくに画期的に新境地とは思えなかったんですよね。

ドーナツブックは双葉社から出されていた新書サイズの4コマ集であちこちに描かれたものを再編集したその都度のベストセレクションな存在でクロニクルみたいな感じですが、これが毎巻新境地というべき、4コマに革命が起こるような作品集なんですよね。
B型平次シリーズ、さがしやケンちゃん、ノンキャリガールなどなど。もちろん、出世作のバイトくんにしろタブチくんにしろ、そのジャンルを築き上げたくらいの画期的なものではあるのですよ。そもそもがこのドーナツブックスにしても新書サイズ1ページに4コマ1本というスタイルが斬新で(だから買いはじめた)したし。

だから本作もいつもの「新境地」ではあるなあと思いました。

ときおり拝見する文章や、雑誌(漫金超など)、いしひさいち読本的なもので、博覧強記な方というのは存じ上げてましたが、それをファドに注力されてる感じ。それが端々からこぼれ出る感じ。音楽理論でROCAがすごいことを表現してるのがすごいよなあ。引き合いにだされてた実在のミュージシャンも興味深かった。

4コマをベースとして展開しておりますがときおり「2コマ」打ち抜きのハッとするシーンにぐっとくる。ストーリー4コマということか。きちんと4コマで1笑いあるところはベテランのなせる技。サザエさん等を引き合いに出すまでもない、4コママンガの登場人物の時間が流れないという基本から逸脱したロカさんの成長物語。そこもストーリー4コマっぽくはある。このあたりは熱心に読んでないので今もどれくらいの割合や規模で描かれてるのかわからない。4コマ雑誌がつぶれるとか、そのわりにアニメ化が決まったとか、いろいろあるようですが。

そして重要なキーワード「サウダージ」。ここでも出た。

鍋に弾丸を受けながら 青木 潤太朗/森山 慎 KADOKAWA: ポトチャリコミック http://sukekyo.seesaa.net/article/490920336.html?1661740849

本作でも、鍋に〜でも、ひとことでは簡単にいえない複雑な感情表現だそうです。なんかわかったようなわからないような、まだおれには難しいのかもしれない。

1回読み、そして感想を頭に思い浮かべてから、またファドの有名な人(らしい)アマリア・ロドリゲスなどをYou Tubeで聞きながら本作を読み返す。そして発見する。、

最大の特徴は、吉川ロカの生地であり、友人の柴島美乃とともに育った地元の港町の印象がすごく強いこと。それこそ、誰(京アニ?)がいつからはじめたかわからない女の子萌えアニメにおける聖地巡礼に行きたいくらい魅力があるところに思ったのだけど、読み返すと実際のそのシーンが少ない。不思議。というか、それはすべてラストシーンに集約されていたんだね。あのシーンを読んだときに感じた潮風はなんだったんだろう?そして感動とかエモいってシンプルな言葉で足りない複雑ななにか。これがサウダージなのかはわからないが忘れられない2022年でも強烈なマンガ体験にはなった。

ファドとこの街のロケーションがまたぴったりなんですよね。ファドって港町の音楽やなあと。おれの感覚なのでちがう可能性も高いのですが、そうなってしまいました。それはもういしい氏のせいです。

あ、あと、いしい作品にしてはわりとダイレクトな下ネタがあったかなーとも。

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柴島美乃(2コマ右側)の目の描写がすごい

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2022年08月22日

完結 ゴールデンカムイ 31 野田 サトル 集英社


最終巻が出ました。超最高で連載がはじまり、話題を独占したまま、だいたい最高のまま駆け抜け、随所に話題をふりまいて、人気を維持し続けて超最高で終わりました。だから最終的な評価は超最高です。

マンガにおける終わり方というのを考えるのです。これまでは人気がある限り続けるというのが定番で、たぶん、いまも主流はそうなのかもしれない。でも、いくつかのマンガは終わることを許されるようになっている印象。本作はどうだったのかは知らないが、終わるべきして終わり、描きたいことは余すことなく描いた印象。そこが超最高でした。

他作品を引き合いに出すのは抵抗はあるんだけど、「鬼滅の刃」。いろいろと有名な本作ですが、本作の1番1位のところ(子供表現っすね)は、23巻1巻かけて完膚なきまでに終わったことだと思う。どこまでが連載誌にどのようなカタチで掲載されたのかは知らないし興味はないが、この圧倒的な「最終巻」はたぶん今後出てこないんじゃないかと思われます。あらゆる方向や表現で終わった。

ゴールデンカムイの最終巻もなかなかたどりつけないところまで行き着きました。

長いあらすじは複雑なので省略させてもらいますが、最終章に入ってからの一気呵成の盛り上がりと、オールスターキャストが一同に介しての大活躍。そして、最終巻ではベストメンバーが函館から札幌に向かう機関車で最後の死闘を繰り広げてます。この流れのローディング時間のない感じはすばらしい。
もともと、ゴールデンカムイの特筆すべき点は、1ページ先の展開が読めないことで笑いあった次の瞬間に銃を撃ってくるやつと対峙する。このテンポ、スピード。あとは博覧強記なあらゆる要素をぶちこんだ、作者野田サトル氏の頭と脚を巨人が絞った汁のような話です。彼のすべてがあります。昔のロボットアニメの「出力フルパワーにしろ」ってコンソールのつまみを無造作に全部回しきる感じでしょうか。

でもって、ゲームや映画や小説やマンガで散々こすられてる動いている列車での戦いを研究したおしこすりたおし、かつ、ゴールデンカムイらしさを抽出した上での決定版のような戦いよ。列車であることがすべて盛り込まれつつちゃんとそれらを盛り上げに使いつつヒートアップさせてます。しかも、戦いってことでいうと、函館の五稜郭でのひろいところからの狭いところとかのメリハリも効いている。流れとしては満点ですよね。いわれてみれば船上や飛行船など乗り物の戦いも数多く収録されていますよね。ほんとスキがないマンガだ。

最後の最後の最後の最後まで盛り上がり、各人かっこよく、そっれぞれの積み上げたキャラらしく、有終の美を飾っております(死んだり生きたりはありますが)。
物語も当然のことながらキレイにキレイに、このごった煮闇鍋の混迷の限りを極めた作品をきちんと終わらせてます。

名作っていわれるマンガも最終回覚えてないもんだぜ。そこらへんは島本和彦氏の「アオイホノオ」にくわしいけど、マンガ全体の99%おもしろければ最終回なんて些細なものはどうでもいいって文化は受け継がれております。
ゴールデンカムイも、最終回を迎えるにあたって、電書を期間限定で全話無料公開したりみんなで盛り上げたりもしていたなあ。
ホムンクルスやアイアムアヒーローや浅野いにお氏の何回聞いてもタイトルを覚えられないデデデデみたいなやつも次巻最終回や最終巻って帯や宣伝に出すようになったもんな。

時代は変わりました。それぞれいつ終わるかは別だけど、「最終章」突入なんて書いてますしね。

それぞれマンガやマンガ家の持ち味や個性や才能があるから一概にはいえませんが、おれは適切なタイミングでスパっとおわらせるほうがすべてめでたいんだなと。

野田サトルさんは次回作を描きそうだし、ちがう分野を攻めてきそうだし、それもちゃんとおもしろいはず。(しばらくはゴールデンカムイ関連のものを描きそうだけど)

posted by すけきょう at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鍋に弾丸を受けながら 青木 潤太朗/森山 慎 KADOKAWA




振り返るとネットから話題になっているマンガというのは増えた。というか、ネタ元としてネットをかなり活用してるからだ。それが本からでもなく本屋からでもないというところに危機感と罪悪感のようなものを覚えるが、そんなことは知ったことではないというばかりに日々のSNSや情報サイトから新作話題作の情報は入ってくる。
正直打率はそんなでもないが、本や本屋のバッターボックスに立ってはいないので比べるまでもない。おれの住んでる町は本屋を開くと町から補助金が出るくらいだが本屋ができる気配はないままだ。

まあ余談。

本作はその流れのままにネットで知ったものだった。

・世界でも危険なところのメシは美味い
・作者は世界の人間がすべて美少女に見える

この2点の「フック」から注目された。それでおれも知ったので、フックは不要といえないのですが、美少女はともかく(じゃなきゃおっさんだけだし)、危険なところってのはあまり関係ないような気はする。日本以外はたいてい危険なところってことになってるし。(本作はその例外が現れるが)

失礼ながら原作者のことは存じ上げてないのですが、小説家であり漫画原作者であり仕事で釣りをしに全世界を飛び回っている様子。その釣り仕事の合間に食べる食べ物を紹介するのが本作になるのか。
今のところは、1巻2巻で、アメリカ、ブラジル、ドバイってところでしょうか。

本作は人生観を揺さぶられる。揺さぶらされ続けているよ。毎エピソードううむと唸る。そしてオノレの人生を振り返りフウとあらぬほうを眺める。

1巻2話。アメリカ・シカゴのイタリアンビーフからそう思う。ありったけの薄切りの牛肉を挟んだパンを、その肉を焼いたときに出てくる肉汁に浸してシナシナベタベタになったサンドイッチを縁側でスイカを食べるように食べる。アメリカ在住のイタリアンマフィアが開発した安価でごちそうをたくさん食べるための食事。

1巻3話。ブラジル・アマゾナス。もらったフルーツジュースが禁断症状が出るほど美味い。これなに?と尋ねると「アバカシ」と答えが。何だそれ?と思って持ってきた果物がパイナップル。完全に熟したパイナップルというのは現地でないと真の味がわからないと。アバカシを振る舞ってくれたブラジルの友達が1番美味いジュースはオレンジです。つまりそれも。

この2つのエピソードに感じ入るものがあったのです。以降も同マンガでは「現地でないと食べることのできないうまいものがある」「現地のひとは1番うまい食べ方を知っている」と。この2本の柱を軸にエピソードが展開されています。

もちろん、上記のイタリアンビーフもアバカシも食べてみたい。そして「サウダージ」も味わってみたい。本作のほかにも最近もうひとつサウダージという言葉をみかけた。たぶん、2022年のおれのキーワードはサウダージだと思う(からもうひとつも早急に紹介しますj)。

ただ、イタリアンビーフがうまそうでもアバカシのジュースがうまそうでも、「そこ」に行けるのかというとその可能性は限りなく少ない。劇的に所持金が増えて劇的に健康にならないと叶わぬ夢ではあるなあと。

そう考えると、どこでおれの人生がこうなった?ということで人生観が揺さぶられるのですよ。理由はどうあれ、感情を動かされることで感動になるわけでかなり感動してるんですよね。

2巻ではその余韻や「思いにふける」がどんどん強く重くなってきている。それはつまりマンガとしての深みが増してるということなんだろうか、おれのシンクロ率が高くなっているからなんだろうか。ただ、マンガにおいて「おもしろい」ってこういうことだからさ。それはおれがいわゆる釣行記的な本(オーパ!とか)や紀行文(深夜急行とか高野秀行氏の著作とか)
にふれてこない人生だったので、新鮮だった可能性も微レ存。

最新刊2巻描き下ろしのグリルドチーズ。これがすごかった。

アメリカの食べ物屋にたいがいあるらしい料理。フライパンにバターをしいてチーズを挟んだパンを焼くってだけの料理。誰でもできるし家でもできるけど、非常に奥深い料理ということを滔々と語られておる。それはいわば日本における卵がけご飯だと。生卵を食べることができるのは日本だけってことを抜きにしても、日本人は心のどこかに「日本人が1番うまい卵がけご飯の味を知っている」って思ってるように、アメリカンはグリルドチーズの「正解」を知っているという感覚。この説明の腑の落ち方が異常なんだよね。

グリルドチーズにしてもアメリカにいって絶対に食べるかっていうと1回や2回じゃ食べないよなあ。だから日常的にアメリカにいって、「そういう店」にいかないとね。そしてそのうまさに目覚めないと。そういうところが素直にすごくてすごいからこそ自分の人生の振り返りという反動がくるわけで。

そしてそのことがまた感情を揺さぶらされる。と、まあ、かなり個人的な理由ではあるが本作は心に残るマンガとなった。ただ、ここまで変な方向からの入れ込み方をしてない娘も楽しいしおもしろかったと感想をよこしたのでマンガとしておもしろいのもまちがいないのですよ。


「鍋に弾丸を受けながら」(森山慎/青木潤太朗)のイタリアンビーフ : マンガ食堂 - 漫画の料理、レシピ(漫画飯)を再現 Powered by ライブドアブログ https://mangashokudo.net/entry/blog-entry-662.html

余談ですが。
こういう料理再現や「本物」の写真ってあまりみたくないって思うんだよな。マンガで完結してるし、なんか夢が壊されたってんじゃないけど(それいうなら登場人物はみんなおっさんだし)。でも、イタリアンビーフはやっぱり食べておきたいなあ。
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2022年07月30日

トモちゃんは女の子! 柳田 史太 (星海社)


アニメ化記念ってことで。
2015年から2019年までTwitterからのWEBサイトで連載されてました。コミックは全8巻。
とはいえ、存在は知っていたものの読んだのはわりと最近でまとめて読みました。おれ的には最近のあるあるの電書でセールだったからです。
そういうことで本作もアニメ化前後でセールになる可能性が高いからチェックされておくことをおすすめします。これまた最近のあるあるですが電子書籍用の特典もありますし。

トモちゃんという男勝りな女の子が幼なじみの男に惚れてますが、男は幼い頃からライバルとして親友として切磋琢磨(おもに空手で)してきたので、むこうはかけがえのないものと思ってますがその質がずいぶんちがうというラブコメでおなじみのやつです。
1ページをワイド画面の4コマで区切って展開するというパターンです。高校生ですね。学園ラブコメ。

本作の最大の特徴は、昭和からある男勝りの女の子とニブチン(死語か)の男の子のすれちがいラブコメってベタ中のベタであり、なおかつかなりミニマリズムな内容、それなのにこんなに時間が経ったのにアニメ化になることも納得の高品質ということなんですよね。

ラブコメとは、
突き詰めるとキャラは2人でいいんですよね。それになにを加えたら独自性が出せる?もっとおもしろくなる?ということでキャラが増えていったりシチュエーションが複雑になっていきます。
そしてラブコメのストーリーのゴールは両思いになりばいい。ストーリーもキャラも目的も実に明確です。ただ、現実の「複雑」をいかに盛り込むかで味わいが変わるという。ま、ここまで極端なことをいいだすとみんな同じになりますかね。バトルマンガスポーツマンガは戦って勝てばいい、ギャグマンガはいかなる手段を使っても笑えることができればいい(だから1番好きなのかもしれない)。

本作はすごくシンプルでミニマムなんですよね。必要最低限といえるくらいストイックに展開する。それは連載媒体が4コマというのも関係しているし、Twitter連載というのも関係しているのかもしれない。

ただ、それでいて最大限のおもしろさを引き出していることに驚く。それぞれこれでもかって少数のキャラを立たせながら最大限の活躍をする。

やっぱなんのかんのいってキャラクターよ。とくにマンガはそれ。

本作は学園マンガであるわりには、学生より、それぞれの親や各キャラの過去にフォーカスし展開していくところが特徴。
親を描写することでどうやって彼女らのキャラが形成されたかの説得力をもたせてるし、「幼なじみ」の幼いころを丁寧に描くことでよりキャラに愛着が湧くから。だから主要キャラは両親を描いてる。これ実はなかなかできないこと。だって老け顔を描けないプロのマンガ家って多いもの。極端なこというと女の子しか描けない人も多い。
作者は老若男女見事に描き分けておられます。カバーをめくったあとのおまけ絵には毎回ニヤニヤするよ(電書でもみられる)。

主要キャラがそれぞれとても強い(物理でも精神でもキャラでも)ので凡百の同級生先輩後輩じゃ太刀打ちできないというところもあるんだろうかな。

この少ないキャラを磨きに磨いて立体的に「存在」させる手法がすごい。
エピソードそれぞれも的確でシンプル。はじめてのデートとか、親友とのいざこざとか。基本エピソード毎に「原点復帰」なポジションに戻るけど、その後少しづつ気持ちが進展していく。これもまた王道ですが効果的。

つまりは、
今頃アニメ化が決定するには遅すぎてもったいないくらいよくできたラブコメではあるのよね。ラブコメとするより各キャラの成長物語ってのもこれまたベタではあるが、それも大成功ですし。8巻にわたってきちんとベストのところに着地して大団円です。

そしてふと思い出すとシンプルに「いいマンガだったな」で終わる。最高の読後感です。

アニメをみてからでも遅くないですが、「いいマンガ」だったということを頭の片隅にでも置いておいてください。

あとひとつ書くことがあるとするなら、脇役のキャロルとみすずはなかなかみないグッドキャラで彼女らの存在や言動がかなりマンガをおもしろくしていたし、アニメでも双方の中の人の演技や作画を期待されるところですね。















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2022年06月11日

緑の歌 - 収集群風 - 上 下 高 妍 KADOKAWA






ネットで知った台湾のマンガです。イラストレーターとしては有名な方らしくて村上春樹さんの「猫を棄てる 父親について語るとき」には表紙や挿絵を描いております。

『猫を棄てる』の表紙と挿絵を描いた高妍さんからのメッセージ 『猫を棄てる 父親について語るとき』(村上 春樹) | インタビュー・対談 - 本の話

そして本作においても帯を書いております。いま、お写真をみましたが本作「緑の歌」の主人公に似てらっしゃいますね。半自伝ってことになるのかしら?

本作はざっくりいうと細野晴臣氏を神とあがめるマンガなんですよね。

細野さんは「音楽王」という本を出すくらい、日本音楽に多大な貢献をされた偉大な方です。おれにとっても神なのです。

主人公、緑は台湾の片田舎のJKです。あるとき教科書を持ってくるのを忘れて取りに戻ったら海辺に男が立っていました。そこでふいにスマホから「風をあつめて」が流れました。細野さんが所属していたバンドはっぴいえんどの名曲ですね。みんな聞いたことあるでしょう。CMなんかもやってましたし。

https://www.youtube.com/watch?v=0b6inZfiGrw
https://open.spotify.com/track/0YdW17YMTVaqzRkkvdlpm8?si=56d7dfef424442cd

次の日に浜辺は立入禁止になっています。男は死んだのだ。緑は確信します。
そして細野晴臣氏の憧れと男の死によっての故郷へのヘイトをもって台湾の首都台北の大学に入るのです。JDになるのです。

台北で音楽三昧のJDライフとなるわけです。気になる彼が現れたりね。で、その話の軸にずっと細野さんがいるのです。


MYSTERY TRAIN - Trailer ( 1989 ) - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=nb0yBDSqTfs

ジム・ジャームッシュ監督によるこの映画では、エルヴィス・プレスリーにあこがれてメンフィスの聖地巡礼にくる日本人カップルが現れます。若き日の永瀬正敏氏と工藤夕貴氏。
「緑の歌」でも緑が東京ではっぴいえんどを買おう!ってシーンがあります。台湾から飛行機で3時間でくることのできる日本ですが、このときの憧れの東京感は新幹線で3時間のところに住んでいるおれや、映画「君の名は。」での岐阜の田舎に住む主人公のそれと近いのかなと思ったけど、やっぱちょっとちがいますね。

本作がすばらしいのは「異国」であることなんですよ。作者や緑にとっては住んでいる場所である台湾であるけど、おれにとっては異国。それがすごくわかる描写です。それは精緻ということもあるけど、その場の空気をそのまま切り取って絵に落とし込んだのかもしれないと思うくらいのリアルが感じられるところです。太陽の暖かさ、街や海の匂い、雑踏のざわめき、夜の公園の静けさ、そういうのがみんな伝わる驚異。なんだこれは。
それは前記の東京描写のときにも感じた。逆に緑にとっては異国の東京をちゃんと描いてるところ。ああこれは異国であり東京だと。

んまあ、ぶっちゃけコーナーとしてこのバースでサラッと書かせてもらうと、緑は相当なサブカルクソ女ではあるし、おれもまあまあサブカル方面にどっぷりですがそれでもそう思えるくらいのクソっぷりなんだけどさ。

でも、それでも好きなものを好きと描くその姿勢、そしてそれがおれにきっちり伝わっってる。ココロの奥底からドワーっときます。

かなり純度の高い「好き」がつまっている。好きなものを好きと描き切る。絵を描くことなどの「表現」というものの原初の衝動が伝わってきます。

ああ!ここまで書いて天啓が。岡崎京子さんだ。彼女の初期にはその「好き」があふれているなあ。絵や描いている内容は全然ちがうけど、「これが好き」ってのの熱量は似ているなあと。というか、この時代の「好き」をつめこむタイプの漫画家を思い出しますね。あのころの漫画家はかなり偏った好みを臆せず描くひとが多かったよね。欄外に聞いていた音楽を書くとかさ。

そういう点でも異国を感じるね。日本の「いま」のマンガ事情とはちょっとちがう。そういうことを考えずに思い切り伸び伸び描いておられる。なおかつ絵はばっちり。話はポエミイだったり少女漫画チックだったり、話でグイグイ引っ張るわけでもないけど、空気が心地良い。登場人物もかわいい気持ちのいい人ばかりだしな。あと、憧れるものやひとが日本人ってのもうれしいしなあ。東京にいって松屋でハンバーグをたのんで「アニメのまんまのハンバーグがきた」ってラインを送ってるんですよ。かわいいじゃないですか。

鮮烈なマンガでした。

最後に本作で登場した台湾のポストロックバンドも紹介しておきましょう。

(1) 20121229_Feedback Rock。8mm Sky。I saw you a little bit@這牆 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=NtKB6KWKi9o
https://open.spotify.com/track/7Igr4UiLSJLQlr2TPs81Id?si=035becc7a9054aae
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2022年06月10日

時間停止勇者(9)光永 康則 講談社



エロとおもしろが反比例すると仮定する。
根拠としては、笑ってしまうと勃起しないしムラムラしない。
笑いに限らず、ある種の感情を持つ場合はムラムラ、すなわち性欲にリンクしない。
たとえば、怒りは性欲につながるとかさ。

で、
「時間勇者」の9巻を読んだ。
異世界転生したときにファミコンのコントローラを持たされた男。STARTボタンを押すと時間が停止する。それであらゆるチートを行って生き残っていくマンガ。
主人公はスケベなので時間を止めて裸にむいたり、乳首をぎゅーっとつまんだりパンツを下げて至近距離でみたりする。

そういうシーンが頻繁にあるけど、それを軽く凌駕するくらい物語がおもしろい。
いまはビーチバレー大会で国を賭けている。それと並行して剣聖(女)がダンジョンに潜っている。この2つの話がべらぼうにおもしろい。
なるほど一発芸みたいな設定なのに9巻も続くわけだ。

そしてエロを凌駕するほどおもしろいので相対的に日本1の1番エロくない=健全なマンガってことになるんだよね。

しかしもったいない。この一級品のおもしろさがアニメ化しにくいと思ったりするとなあ。
アニメ化ってそう考えると大事だよなあ。最近はおもしろいマンガを読むと、これをアニメ化して海外の「お友だち」の度肝を抜きたいなあと夢想するようになったんだよな。本作とか最高にびっくりするだろうなあと。

同様に淫獄団地なんかも無理なんだろうなあ。そちらも3巻が発売されました。こっちのほうはエロの比重は重いっすかね。





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2022年06月05日

10巻以上続くラブコメはなんかある

タイトルの通りです。気がつくと10巻以上買っているラブコメって多くなりました。このマンガはなにがあったので10巻以上つづいているのであろうか?っというか、定期購読している長期連載のラブコメマンガの「ここがすごいよね」というところを取り上げるだけの回です。いま、この時点で、取り上げようと思ってるマンガは2本くらいですし、何本取り上げるかも決めてないという、フリーセッションみたいな文章ですのでお気楽にどうぞ。


やんちゃギャルの安城さん10 加藤 雄一 少年画報社

奔放なギャルの安城さんと冴えない瀬戸くん。なぜか瀬戸くんに懐かれてる安城さんは、ツンデレのツン的な要素が皆無なので普通にエロ絡みしてくる。

本作は9巻終わり瀬戸くんが告白するところでのクリフハンガー。それを受けての10巻の大台の出だしから圧巻の告白回です。

本作は絵でねじ伏せるマンガで、安城さんをこれでもかとエロ可愛く描写するところがキモなんですがそれを鑑みても圧巻でした。見開きや1ページ打ち抜きの連発でビジュアルショック最高の告白を受けての安城さんをびっちり描写。すげえわ。売れるわけだわ。
そいでもって告白したところであんまり変わらないのもいいね。
陽性キャラの安城さんだからなあ。そこがまたよろしい。


イジらないで、長瀞さん(13)ナナシ 講談社

やんちゃギャルの安城さんと設定が似ている(どっちが先だっけ?どうでもいいか)、ギャルでスクールカースト上位の長瀞さんと冴えない美術部員のセンパイくんとのラブでコメな話。本作は10巻あたりから絵に変化がみられるようになり目を中心として描画が細密化した気はする。
でも、それよりも13巻。表紙の長瀞さんがバスタオル1枚の絵でもおわかりになるように、シャワー室を巡るエピソードが白眉。
古来よりラブコメでは伝統の、風呂を男女まちがえて入ってしまって大ピンチ回。
97話から3話にわたって繰り広げられての映画「ソウ」を思い出すくらいの緻密な話に、この使い古されたネタにまだ新しいものがあったのかという感心通り越して感動を覚えるくらいのものがありました。ちゃんとエッチだし。そして修学旅行回へと突入します。修学旅行を発明したひとって偉大だよね。こうでもないとクラスメイトといっしょに寝泊まりすることねえもんな。

アニメ2期も決まって安定度が抜群。いまトップくらいキレキレです。しかし、長瀞さんもだいぶデレデレになったなあ。こういうキャラの変化をみてとれるのも長期連載のいいところかもしれないっすよね。


上野さんは不器用 10 tugeneko 白泉社

科学部のマッド気味のサイエンティストの部長上野さんは部員の田中が好きなのでそのオーパーツな発明を使って自分を虜にすべく目論んではいるけど失敗してエロい目にあったりするという、こうやって簡潔に書き出すと良い設定だよなとしみじみ。
本作は10巻を持って終了となりました。けっこう間があったなあと思いつつも9巻10巻と同時発売。

この10巻の最終回2話が最高だったのです。こんな趣があり、見事な終わりは近年ちょっとないな。語らず話さず過不足なくなおかつ前後と。ということでもともと最高なマンガは伝説の名マンガとして完成したと思います。

作者の次回作期待してます。



からかい上手の(元)高木さん(15)稲葉 光史/山本 崇一朗 小学館

スピンオフ作品です。「からかい上手の高木さん」は可愛い少女を描かせたら当代随一(懐かしい表現だな)の山本崇一朗氏による出世作にしてアニメもつづく劇場映画も作られるというすごい作品です。そのスピンオフです。

隣の席の高木さんはいつもからかってくる。勝負を挑むけどすぐに負ける。この中学生男子のガキっぽさと、中学生女子の大人っぽさ(そういうふうに見えてた)が描かれている名作です。
で、(元)はふたりが結婚したあとの話です。子供もいます。たしか、スピンオフコンテストみたいのがあってその上位にいたやつでしたっけ?

本作は安定度と作画はどんどん本家に似ながら稲葉光史色が出てきているというなんだかすごい領域になってるなあと思います。内容も、夫婦でいながらも、からかい〜からかわれの関係はあまり変わらないし、そこに娘が関わっているので、より複合的な関係を楽しむことができるし、なによりハッピー家族なのがいいですしね。それで15巻ってすごいです。本家同様ストイックでシンプルな設定だからバリエーションを出すのが大変なんですよね。そのうえ、キャラ設定を引き継ぐわけですからそれなりの制限もありますしね。

あと刊行スピードですね。本家の最新刊は18巻で同日に16巻が発売される。だいぶ追いついている。山本崇一朗氏はほかに2本の連載も抱えてるんですがそれでもすごい話ではあありますね。



事情を知らない転校生がグイグイくる。(11)川村拓 スクウェア・エニックス

タイトルどおりの内容は1巻だけやったやんか!でおなじみの作品も11巻と。これも安定の刊行ペースです。
いじめられっ子の西村さんは無口で無愛想だから悪魔なんてあだ名をつけられてるけど、転校してきた西村くんが悪魔なんてあだ名かっこいいなんてグイグイ つきまとっているうちに西村さんがココロをひらいてどんどんかわいくなってラブコメっぽくなってまわりの友達も増えてって。
本作は11巻という長いスパンでありつつ、ちゃんと時間が進行している。それにつれてどんどんと叙情的な風景描写が多くなってきてます。11巻ではサーフィンに挑戦してます。この風景がたいそう美しかったり。サーフィンやるってなんだか
シンプルな太い線でいながら過不足なく描画できてるなあと。
やっぱ買ってしまうし読んでしまう。


いかがでしたでしょうか。あとちょっと思いつかない。最近出て手元にあるのを語りました。まあ、おもしろいラブコメはいいよねということで。
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2022年05月17日

「絶滅動物物語 」 うすくらふみ 今泉忠明 (小学館)




タイトルの通り、絶滅した動物を描いた1話完結の読み切りオムニバスです。1話1動物絶滅します。

現在は6回目の大絶滅の時代だそうです。これまでの5回は気性変動や生存競争に負けたものですが、6回目は人間によるものです。本作は人間によって動物がいかに絶滅したかを描いているものです。

これが罪悪感がすごいすごい。読後、非常に後ろめたい。

ステラーカイギュウやリュウコウバトのように「美味い」から食べ尽くしたというのはまだ序の口だというのが本作を読むと突きつけられる。

ネタバレに配慮するので詳しくは書きませんが、「こんなことで絶滅するのか」と絶句するようなのや、「やりきれねえな」ってのがあります。

人間っていろいろな意味ですげえなと、そしてこのバツの悪さはなんだ?とモヤる。ひいては人間とはなんだ?生きるとはなんだ?

絶滅させられるのは動物だけじゃないとか、いろいろな教訓をひねり出すこともできますが、まあ、さしあたっては絶滅していった動物たちに思いを馳せておこうか。

筆致や描写が凄まじいからこそ湧き上がったもので、マンガとしての完成度は高く、動物はもとより各考証も正しいのだろう。それで生まれた説得力か。

読みましょう。おれと同じ後ろめたくなりましょう。多くのひとが背負ってもいい後ろめたさですから。

絶滅動物物語 | うすくらふみ 今泉忠明 | 【試し読みあり】 ? 小学館コミック https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784098612758

「ステラーカイギュウ」の回を読めます。

なお、表紙にもなっているドードー。ドラえもんや不思議の国のアリスでおなじみで、絶滅動物の代表となってます。
動きが鈍く警戒しなかったので捕まえて食用とされたために絶滅したとなってますが、実際はあの鳥の肉はすごく不味いそうです。
じゃあなんでなくなったのか?ってのがまた。



posted by すけきょう at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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