2018年02月17日

一度セックスするまで死ねない! 2 深海 魚(小学館 フラワーコミックスアルファ)


完結巻。研究所で働いてる30間際の主人公が死にかけることによって、一瞬思ったことが「セックスもしてないのに死ねない」ということだった。じゃあセックスしておこうかってことになり、同じ職場に適当な相手がみつかってあーだこーだしてるうちに相思相愛になったけど、まだセックスにたどり着けないので大変という1巻のあらすじから、2巻ではセックス成功しました。そして終わりました。シンプルですね。
本作はあらすじにそう突飛なことはないのでこれでもいいでしょ。

研究所で働いてる女性らしくていろいろなことが明後日の方向へ向かう研究になるところがミソで、「自分はセックスでエロい気持ちになれないから彼がその気になれなくて失敗するのではないか」と仮定して、それならって、ルンバやケータイを駆使して羽で自分をくすぐるマシーンを作ったりする。そういうのがおもしろいんだよな。でも、こうじゃなくても好かれよう好かれようって女性がいろいろと合わせてくる感じは愛おしいわねえ。男性がやると気持ち悪がられたりもするんだけど。

そのあとの短編2つもおもしろかったです。ちょっと意地悪だけど純情で一途な男性キャラばかリだなと思ったりもしました。


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2018年02月16日

わたしのカイロス 3 からあげたろう(新潮社 BUNCH COMICS)

わたしのカイロス 3 (BUNCH COMICS)
Posted with Amakuri at 2018.2.10
からあげたろう
新潮社

残念なことに最終巻。でも、極厚の3巻でかなり描ききられたのではないか。なんぼでも伸ばそうともできたのはあらゆる箇所の「すきま」から伺えるけど、それは本作が劇場映画化されてそれに合わせた作者自らのスピンオフ連載とかに期待しよう。かなりキレイに終わってるとは思うよ。

3巻ではもっともっと活躍がみたかったと思わせるキーマンであるアイリス三姉妹、、じゃなくてライオンロックさん。彼女の活躍の巻ではあります。美人でコロッセオの花形闘士。彼女に主人公が弟子入りするって展開っすよ。
まあアイリス三姉妹もとってもキュートだし、急にキレイドコロが増えてはなやかになった3巻ではありますね。

そしてラストへむかって突如アクセルをベタ踏みしての一気呵成の展開。アクションはちゃんと「死」があるしシビアな展開が多いのですごく活きている。そんな中でもギャグもかわいいもきちんと同居してるしな。そしてラストへの感動。ま、カイロスちゃんの存在が謎だったのでそこになにかあったのかもしれないなあって今ふと思ったけどまあしょうがない。すべての登場人物がすべてワケありなのは逆にシラケるよ。

いい話でした。作者の次回作に期待しましょう。


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2018年02月15日

からかい上手の高木さん 8 山本 崇一朗(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス)


先月今月と高木さん関連の本をどれだけ買っているんだよ。
ということでアニメもはじまりスピンオフもあったり(買ってないけどファンブックもある)、あまつさえも新連載もあったりで、ここしばらく鬼のような仕事をされてそうな山本師匠の「本家」も2ヶ月連続刊行です。
すさまじい仕事量ですが、それを感じさせないような牧歌的な風景と内容ですね。

アニメ版にはちょっと違和感ある。高木さんがかわいすぎるんだよね。中1で、なおかつ、西片くんには、すごくかわいくて可憐に映るとは思うけど、学年1の美少女ということではないんだよな。クラスでも上位とは思うけど万能で1位でみんなのあこがれのマドンナではない。それでもすごくかわいい。マンガはその「さじ加減」を描くことができているのがすばらしい。やせっぽっちの小さくて華奢な女の子だもんね。たまにその「小ささ」にハッとすることがある。そういうところも素晴らしくよく描けている。アニメは万能のお姫様っぽいときがあるんだよね。声も大きいのかな。両方、モノホンの中学生にやらせるってのもよかったかもしれない。

あとは間だよな。物語を進行させる間がすごい。こういうの丁寧に丁寧に描くのは「よつばと!」で本格的に「アリ」ってことになったんだろうけど、小学館はあだち充氏も得意だな。セリフのない表情だけ、風景だけで語るようなシーン。これをコマで区切れば時間経過など変化が起こり、マンガの「間」は生まれる。
8巻では「バレンタイン2」がすばらしい間。高木さんと西片くんがほぼ出てこない話ですが。

独自の空気はこの間によるものが大きいよな。あと前記のように超絶絵が上手いのと。「上手い」んだよ。
2つのスピンオフ、とくに「からかい上手の(元)高木さん」のほうはその間をかなり意欲的に取り入れようと研究されてるご様子。

アニメの聖地巡礼で知ったのですが香川県小豆島が舞台だそうで。8巻の雪の風景ってどうなんだろうとはちょっと思いましたが(四国も雪は降るらしい。愛媛にはスキー場もあるそうで)。それだからこそ西片くんのはしゃぎようが半端ないわけだな。


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2018年02月14日

からかい上手の(元)高木さん 2 稲葉 光史(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス)


「からかい上手の高木さん」の高木さんが西片姓になって子供もいるというスピンオフ2巻目。
1巻ではどことなくかたくてギクシャクしていた感じが非常になめらかになっていて驚いた。断然良くなった。
なにがいいかというと、山本師匠の描くところの本家と同じ空気と間を感じられるところだな。
あのマンガにおける間は、あだち充氏あたりともちょっとちがうけど、独特のわびさびがある。なかなか真似のできないところかと思ったら2巻ではかなりいい感じで肉薄。
表現力もグーンとあがったしなあ。娘をみて微笑む高木さんの顔なんて絶品だぜ。というか、ここはもしかしたら師匠超え?
あと、コーヒーのネタもよかった。もう西片くんをからかうのはライフワークになっているんだろうなあ。

ただお子様がよつばと!化してきたかなとも。そりゃまあ仕方ないところなのかな。


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2018年02月13日

恋に恋するユカリちゃん 1 寿々 ゆうま(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス)


おーう。先月今月とどんだけ高木さん関連の本を買ってるんだ。
これはアニメにも登場の高木さん西片くんのクラスメイトの3人のスピンオフ。作者自身も「明日は土曜日」でこの3人の活躍を2冊にはおさめてあるね。
それをもうちょっと「高木さん」のスピンオフらしく特化した感じ。
タイトルにあるユカリちゃんって眼鏡の学級委員が、すごく恋バナをしたい。高木さんと西片くんはつきあってるの?とかいいたい。でも、親友の2人はそういうことに全く興味ないお子ちゃま。それがはがゆいと。そういう図式。

1冊の間にどんどんと絵も話もこなれているのがわかっておもしろい。3人がだんだんと山本氏の借り物から自分のものになっていくというか、換骨奪胎感ある。それに関しては、同じスピンオフで同日2巻発売の「からかい上手の(元)高木さん」よりも強い。
あまりに恋に恋しすぎて親友の2人で百合の図式を投影するようになっているのが新味かねえ。

本作も山本師匠の「お手本」があるね。西片くんがついこないだまで小学生だったってノリのように、彼女らもまだ恋に目覚めきってない女子って境界の描き方が師匠と本作の寿々 ゆうま氏とはひと味ちがう(やや言語化しにくいところ)のが興味深い。


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2018年02月12日

ヴィジランテ 3 ―僕のヒーローアカデミアILLEGALS― 別天 荒人(集英社 ジャンプコミックス)


ヒロアカスピンオフも3巻目。
自警団として非認可のヒーロー業をやってるメンバーの話。
新キャラ登場。彼女が非常にいい。なんていうかな「解説」役なんだよ。
スピンオフだけど、原作より込み入って深く原作の世界をみているところがおもしろい。

個性としての各人の特異体質を持ってヒーローとして活動したり、悪事に手を染める。では、その「差」はなにになるのか?とか。

原作のヒーローのあの人とこの人がつながるとか、ヒロアカで先生になっている人が先生になる前とか、もちろん、それにアクションやドタバタもきっちり織り込んで1話として成立している。だいたい読み切りってのもいいよな。

非常に巧みにヒロアカ世界を補完していて、コレを読むことでヒロアカがおもしろくはなる。原作がちょっとしんどいところに顔を突っ込んでいるから余計にさっぱりすっきりしているような気はする。これぞスピンオフの鑑っすよね。

ただ、ナックルダスターの活躍とか、ちょっとギャグの要素が強すぎて一応いる敵役の気持ち悪い感じとかが今回少なめなのは残念かな。


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2018年02月11日

僕のヒーローアカデミア 17 堀越 耕平(集英社 ジャンプコミックス)


長く長く続くかと思われたヤクザ宅に少女奪還大作戦は次で終わるそうです。
17巻では表紙にもあったようにヒーローアカデミアのトップ3のひとりが大活躍する巻でした。
いっきに本線になってガチンガチンと戦っている感じです。
んん?それなら16巻の脇役にスポットを当てる回はなんだったんだ?って。すごく浮いているような気がしないでもない。
長いマンガは、劇場版総集編にするときにどこをどう切るといいのか?ということを考えながら進行するとわかりやすくとらえられる気がする。それでいうと、前巻はまるまるいらないし、もっともっとマクロの視点からいうと、今のヤクザカチコミ編は必要なのか?と思ったりもするんだよね。
とはいえ、ここに登場する少女、今後ものすげえキーになりそうな気はする。だから必要っちゃ必要なんだし、次の展開がどうなるかもよくわからないしなあ。

そいでもってそもそも論。主役級のふたりがボスと戦っていておもしろくないマンガはアニメ3期目がはじまるわけないんでね。ここいらのはがゆいところよ。


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2018年02月10日

ファイアパンチ 8 藤本 タツキ(集英社 ジャンプコミックス)


最終巻でしたね。
スケールが大きくなるのはダイナミックプロの諸作品を多感な時期に浴びるほどみていたのでわりに耐性ができているんですが、本作は毎巻味わいのちがうノリがあってそれでいて統一感もあったのがすばらしいですね。
ざっくりいうと、やりたい放題やっていた感。実際はどうか知らないですが。
後半は意外にすっきりキレイに収まったなという感じもありました。それが3巻くらいまでの規格外の展開に比べて物足りなくもあったり。むずかしいところですね。こんないろいろ規格外の話を終わらせたことはもの凄いことなんですけどね。

次回作は期待しますよ。


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2018年02月09日

ぼくたちは勉強ができない 5 筒井 大志(集英社 ジャンプコミックス)


ますます快調5巻。
3人の美少女の家庭教師役を務めてる男のハーレムラブコメ。3巻で先生、4巻でOBと5人の美女とあーだこーだになってますが、その交通整理がとってもすばらしい。
基本は3人のなかの誰かがメインでどぎまぎラブコメになるパターンですが、交通整理で凄まじかったのが「問37(37話ってことね)」ですよ。
女の子のひとりに料理を教えてくれとたのむ主人公。実は全然できない。でも、そんなわけにもいかないから料理が得意なともだちにラインでこっそり尋ねる。でも、それが変なふうに伝わってって、この流れでメンバー5人全員登場してなおかつキレイにオチまでつくんだもん。そうとうな離れ業だと思うぞ。
そのあともうまくローテーションでそれぞれの主役回ありだし、各メンバーもほどよく参加するで、台湾の故宮博物館にある、大理石の玉に穴を開けずに15層にしてそれぞれに彫刻を施してなおかつ「動く」ようにしたなんて宝物を思い出すくらいの精密なデキです。
(参照:[国立故宮博物院[National Palace Musium ] | 台湾観光−台北ナビ]の彫象牙透花人物套球ね)

画力じゃなくて、エロや萌えじゃなくて、ドラマチックなストーリー「展開」じゃないところで、超高度なことをしてるマンガです。


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2018年02月08日

HUNTER×HUNTER 35 冨樫 義博(集英社 ジャンプコミックス)


間が開きすぎ問題はあるけども。間開問。
読むとおもしろいのはずるいよなあ。豪華客船上で王子たちが殺し合うという。いろいろっちゃあいろいろな要素をぎゅーっと固めて、それでも駆け引きの妙や展開の圧倒的な面白さでグイグイと読ませる。
ただこのマンガの影響でグデグデ細々した展開のマンガが増えたなとは思うわ。やりたくなるよなこういうの。気持ちはわかる。でも、この方の立場や環境じゃないとうまく精密に練り上げられないだろうなあ。週刊連載でやったらもたないだろうし。

しかしいつか最初からまとめて読み返したいなと思いつつココまできたな。まだ35巻だから追いつけるよなあ。


posted by すけきょう at 20:25| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする