2015年02月09日

遊郭の光と影〜蝶のみちゆき

蝶のみちゆき (SPコミックス)
高浜寛
リイド社 (2015-01-30)


・長崎の遊女の一生を「泡日」や「イエローバックス」の高浜寛さんが描いております。
・わりになんとなく買ったけどぶっ飛びましたね。

・なにがすごいって画です。

[江戸時代の食事とか酒って凄いうまそうじゃね?:キニ速]

・これ。
・江戸時代のほうが食事とか酒とか美味しそうっていってるけどそんなわけ無いだろうと思う。
・おれが生きていた昭和の終わりから平成の今まででさえ、「もう昭和には戻れない」ってくらいの進化や進歩がある。味も材料も料理法も食材自体の質も調理器具もみんな「雲泥」といってもいいほどの差だよ。
・だからここのスレの連中が「食べたひ」とか書いてるのをみては「なにいってんの?」とは思うわけよ。農薬を使ってようが、今のゴハンのほうが絶対に美味いよと。

・それは食に限らず、すべてがそうだと。

・だから、遊郭の遊びにしてもそうだよなあと。

・そもそもが、電気水道ガスなにもないんだよ?

・で、キレイったってなあ、とか。

[日本史上の美男・美女たち - NAVER まとめ]

・ほらあ。

・と、まあ、美男美女の描写はともかくとして、当時の遊郭の「華やかさ」がリアルに描かれてることにすごく感動した。
・とくにライティングだね。行灯の薄明かりのなかの情事。酒を飲む時の灯り。往来は真ん中が暗くて廓のそばだけぼんやりと明るい。窓から月明かりに舟がうっすらと光って海に浮かんでいるサマ。その明るさ暗さにいちいち感じ入っていた。
・ああなるほど。この「華やかさ」を求めて、1晩、現代の金額換算で20万の女郎を買いに行くのか。
・なんとまあ昔の夜はロマンチックだったもんじゃと。

・そしてそれらは描写ももちのろんですが、CGによるところも大きいんだろうなあと。

・アニメのCG化もすごいですがマンガのそれもかなりなことになっている。それでここまでの表現の幅が増えたことには読者として単純に喜ぶべきなんだろうな。

・いやすごいものを見た。

・話は遊女の切ない恋心的なものです。泣かせます。
posted by すけきょう at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする