2015年09月13日

9月に読んだマンガ その1

[シャッフル学園 002 (少年チャンピオン・コミックス)]
・1クラスが謎の空間に学校ごと閉じ込められる。そして中身がそっくり入れ替わる。そして殺人鬼がいるって展開。おもしろい設定だし、そうとうがんばっておられるのだけど、読む前に予想がつくとおり「わけわからん」が出てくる。そりゃあねえ。だから2巻は躊躇していたのだけどまあまだおもしろい。
・学園モノの最大の弱点ってここだよね。いきなり群像劇になるから。かといって丁寧にキャラを追いかけてもなにもおもしろくないし。それでいて覚えてられないし。だから、物語がすすんでも「**は++」って設定を覚えてないからわけがわからない。そもそもクラス全員を描きわけるのが最初のハードルか。
・それでいて本作は中身が変わるからね。男が女になったり男のままだったりとか、そこでもいっこルールかませればよかったけどそれだと殺人鬼が誰か?ってわかりやすくなるしね。だから痛し痒しの中、あの手この手でキャラの描き分けとストーリーを模索されてる。その心意気やよし。
・でもまあ、早めに終わられたほうが絶対によろしいかと。

[死にたがりの尺度 淡田青 連作短編集 (ヒーローズコミックス)]
・ジャケ買いだけど存外によかったです。
・連作短編というかずっと続いてる1冊のストーリーだよな。
・友達にハブられて死にたくなっているJKの前におかしな男が現れる。
・男は作家でそれから男との奇妙な交流のなか、いろいろな人と知りあったりすると。
・同級生だけど他のクラスで話たことのないJKが電車で話しかけてきて作家と知り合いと聞いて「会わせてくれ」とか。
・叔父が妻の出産に行方不明になったのを作家と探すとか。
・本作描き下ろしというので興味を持ったのですが「逆転の発想」なんだね。
・1話目こそダイナミックな展開だけど、あとはずっと小さい出来事が続くんだよ。これがおもしろい。つまり、「そんなこと描き下ろしで描くことか?」って話が続くんだよ。そしてなにか最後に大花火が上がるのかと思ったらそんなこともない。
・だけど逆にそれこそが描きおろしで描くべきことなんだなと思い至るわけよ。
・マンガって雑誌に連載されて人気投票による順位のアップダウンに対応しつつできるだけ「長く続ける」という作り方をされている。
・つまりは毎回の「引き」を作る必要。
・物語は「次はどうなるんだ?」という興味で読者を引っ張るのが基本であるが、それは本来ドコに持ってきてもいいんだよね。でも、雑誌連載は最後の2ページくらいに強制的に「次はどうなるんだ」を仕込む必要が出てくる。
・んまあ、モノにもよるけど、多くはそうやってアンケートの順位をあげようとする。
・本作のような描き下ろしはその制約からは自由。自分のテンポとタイミングで「引き」を用意することができる。
・ネタバレになりますが本作の最終話は1話目でJKをハブにした親友との対面勝負になりますからね。
・あらゆるところに気を使っておられますが、絵はまだわかりやすく拙い。話もまあ「なんでこんな話?」と盛り上がりはなくキレイに着地はしましたがいろいろと解せない謎は残る(とくに担当編集とモメた小説家の話っているか?)。でも、魅力はあちこちにある。最後まで読ませるチカラはありますしね。
・前作「コヨーテ」もちょっと興味がわいた。

[となりの関くん 机の上の魔術師 (MFR(MFコミックス廉価版シリーズ))]
・実写ドラマ化記念のコンビニ廉価版っすね。前々から興味があるけどもはや7巻くらいまでになっていたので手が出ないなあと思っていたのでラッキーと。
・授業中あの手この手で遊んでいる関くんを観察してる隣の席の横井さんって感じですね。ここいらは前情報のままです。知りたかったのはそれで7巻も続く大河連載になってるかってことだね。
・答えはシンプル。おもしろいからだね。けっこうバリエーションがあるんだね。修学旅行にいったりもしてるし。
・モノと遊びがネタになるまで昇華してるあたりの作者の才能には舌をまいた。とくにロボット家族とか怪盗Xのシリーズは本当にすごい。
posted by すけきょう at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする