2017年01月31日

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2 武田一義,平塚柾緒(太平洋戦争研究会(白泉社ヤングアニマルコミックス)


第二次世界大戦南方の戦いですね。ペリリュー島って今のパラオ諸島のひとつの島での攻防に焦点を合わせたマンガ。
デフォルメされたかわいい兵隊さんの殺伐としたリアルな地獄絵図。2巻では「餓え」、とくに水を得るための死闘が白眉。デフォルメされた兵隊さんに意識がむきがちかもしれないけど背景武器すべてのモノがリアルを基調としてデフォルメされてるんだよね。きちんと「世界」がそこにある。そこが凡百のマンガとはちがうし、さすが「GANTZ」の作者の元アシスタントだけのことはあるなあと。奥浩哉先生とはちがったアプローチではあるが「絵で魅せる」。


南方の戦いでいうと水木しげる氏のマンガも思い出しますが、水木先生っぽいひょうひょうとしたキャラがひとりいて味わいがあっていいです。彼は今後どのように活躍するのだろう。



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2017年01月30日

伊豆漫玉日記 桜 玉吉 (KADOKAWA ビームコミックス)


週刊文春連載の「日々我人間」から間髪入れずに古巣ビームから出る。最大のちがいはやっぱり永遠のバディO村氏がいることだね。やっぱり要所でO村氏がいなくちゃねとは思わせる仕上がり。とくに「読もうコミックビーム」の開封済みのテンガをくれる話は涙が出た(マジで)。こういう人がいるだけで桜玉吉さんはステキな人生だと思うわ。

あと文春よりもぐちゃぐちゃした内容のことを描いているのも古巣ならではだね。
内容的にはほぼ同じの漫画喫茶滞在記から伊豆の滞在記の2本立て。
ムカデがダンシング・ヒーローを踊ってるのとか漫画喫茶のプレート問題とかやっぱり文春のページじゃ描ききれないもんね。そういうのを読むことができてとっても幸せ。

あとは「人」がよく出てくるね。ムカつく人、微笑ましい人、いずれにせよよく出てくる。そしてよくみてるよな。ムカつく人も画風でそこそこに描かれてるけど、たぶん、写実的なところもあるんだろうなあ。ファミマで横柄に道を尋ねた女性とか。そして彼女は自分がマンガ化されたことを知らないんだよな。そう考えるといいよなあ。桜氏にマンガにしてもらえて。


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2017年01月29日

ハイスコアガール(7) 押切 蓮介(スクウェア・エニックス ビッグガンガンコミックススーパー)


リバーシブル表紙カバーなんだね。裏にしても使える。
7巻はもう全開で三角関係編だね。日高さんの猛攻編。ちょっと息苦しかった。大野さんとハルオすら押されてる感じで。日高さんファンには大有効なんだろうけどな。なんか急に生々しくて面食らう。
はじめて「うーん」って思った。



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2017年01月28日

おしえて! ギャル子ちゃん 4 鈴木 健也 KADOKAWA


唯一といっていいほどWEB連載の段階で読んでいるマンガ。
[おしえて! ギャル子ちゃん 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker]
ちっとも更新しなくてやきもきしていたら4巻が電撃的(おれにとってはね)に発売された。OAD付の特装版もあったけどアニメのデキはあまりよくなかったのでいいです。

4巻は「MOVIE TALK」というどこかの雑誌に連載されている映画話が読んだことなくて新鮮でおもしろかった。本編自体にも映画の話はでてくるがそれはあくまで架空のもの。だけどここは本当にある映画。映画について3人(+α)で延々と語るという。どこか(多分作者のホームページ)でそのプロトタイプを読んだ気はするんだけど。実在の映画のほうがおもしろいす。
ということでギャル子ちゃんもかっこはギャルだけど映画少女にむかってフルスロットルというオモムキ。本線である下ネタを凌駕する勢いで映画の話をしている。というか読み返すとそんなことなかった。映画の話が印象深かったんだな。


あとギャル子ちゃんが少年とカルディなところで買い物する話とかそのあとの3人でみた映画の話(これは架空)とか印象的だった。(上記リンクよりバックナンバー86話ね)

そうこうしてサザエさん空間にいるあいだにギャルって形態もだいぶ死語っぽくなってきたよね。そう考えると長いよね。

相変わらず丁寧なマンガです。商品としての完成度が高いというかステキな1冊にまとまっているというか。オールカラーで描き下ろしマンガやイラストが豊富で単価が高くとも価値はあります。




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2017年01月27日

春と盆暗 熊倉 献( 講談社アフタヌーンKC)


世の中には「(いかにも)このマンガがすごい!(にランクインしそうな作品)」系なるものが存在するみたいでして。本作もamazonのレビューにそのようなことが書かれていた。さもありなん。

本作は4編の作品からなる短編集でいずれもボーイ・ミーツ・ガール。そしてガールはいずれもくだけたざっくりしたモノイイだと「不思議ちゃん」。なおかついずれもとってもキュート。

愛想のとってもいい笑顔がかわいいバイトの先輩は、心がモヤモヤしたら月面にむけて道路標識を投げて突き刺すことをイメージすると伝授される「月面と眼窩]。

毎回名前のちがうJKとカラオケ店員。そのうちに名前が中央線の駅名と気がつく「水中都市と中央線」

本作の女性は萌える。これが記号としての萌えではなくて武器としての萌えってのがこのマンガの最大の特長かと。
こういう「文学」みたいなマンガにおいて、萌えというのは往々にして、記号としてのそれであることが多い。なぜなら萌えというのはファンタジー要素が高いので文学みたいなリアリティを尊ぶマンガにとっては相性がよくない。相反する立場なんですね。だから逆に「おもしろ」とか「なんちゃって」とか「あえて」の意味での萌えに使われることが多い。

本作はきちんとかわいい。リアルでありつつ萌える女性が出てくる。リアルと萌えをつなぐキーワードがあります。それは「不思議ちゃん」。本作4話の女性はみんな不思議ちゃんで主人公はその不思議なところに翻弄されるという。この「不思議ちゃん」のさじ加減が絶妙。やや「萌え」ですけど、例えば、実写映画化されても3次元の俳優さんが無理なく演じることができるんじゃないかなと思わせるさじ加減。

「…というような子がいて」
「…… いやーそんな女の子が実在したらいいねぇ」
「…妄想の話じゃないんだけど」
(おまけ「二足獣」より)
こういうことですよ。
実写映画化だと新進気鋭の監督がそれぞれの話しを手がけるオムニバスにしたいな。そのプロデューサーかどれか1本の監督をやりたいわ。うーむ、おれは「月面と眼窩」か「甘党たちの荒野」かな。


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2017年01月26日

鳥葬のバベル(1) 二宮 志郎(講談社モーニング KC)


スゴイ。1巻の時点で謎と衝撃しかない。衝撃シーンがはじまって謎が生まれてまた衝撃シーンがってループが1巻のあいだえんえんと。
世話になった施設の先生と引き取った少女が巨大な鳥に襲われる。主人公が第一発見者。そいで犯人にまちがわれたりとかすったもんだしつつ人も順調に死んでいくんですね。
画力迫力は十分、謎や仕込みも上々。「刻刻」をはじめて読んだときのインパクトが有る。話は全然ちがうけど。ただ、収集つけられるのか?こういうので風呂敷たためずにウヤムヤーになってるマンガ多いからなあ。


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2017年01月25日

いぬやしき(8) 奥 浩哉( 講談社イブニングKC)


相変わらず1巻の感想がTwitterの文字数で余りまくる内容。そしてそれはまったくマイナス材料じゃない。ページ単価の高そうなゴージャスなハリウッド映画をマンガにした感。そりゃあ実写映画化&アニメ化もするわな。アニメ化も気後れするだろうなあこれだけの作画クオリティでいられたら。
ただ、だからこそ「あ、もったいないかな」って思ったらすぐに切れるって弱点もありそうだよな。実際「GANTZ」もヤバイときがあったし、正直8巻でみょうな区切り感がある。


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2017年01月24日

ゴールデンゴールド(2) 堀尾 省太 (講談社モーニング KC)


1巻のときでもおもしろかったけどまだどう転ぶかみえてなかったから判断は保留していたんだけど(このマンガがすごい!WEBのランキングには載せなかった)、2巻おもしろいわ。
離島に住んでいる中2の少女がフクノカミを拾う。すると不思議なことが起こるというざっくりしたあらすじでお願いします。
1巻も2巻も丁寧にけっこう遅めのテンポで話が進行する。ただ、薄らぼんやりと「なにかある」っていう誰しもが持つ予感は2巻でピントがカチッと合う。これがなかなかに「うわっ!」ってなった。
前作「刻刻」でもそうでしたけど、「絶対になにか起こる」って思わせる描写は本当に上手ですよね。随一の演出力ですよ。
まだまだ展開がどう転ぶかわからない。じわじわと動いていく先にはロクなことがなさそうだけど読まずにいられない。
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2017年01月23日

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 田中 圭一 (KADOKAWA)


作者をはじめとしてうつ病を発症してそれを克服(もしくは克服しかけている)した方にうつの「ヌケ方」をたずねた同月発売の「箸とペン」よりさらにマジ度の高いコミック。ギャグは本当にない。
作者をはじめとして登場する人の意外なことよ。「え、うつだったんですか?」って。大槻ケンヂ氏、代々木忠氏、まついなつき氏、一色伸幸氏などなど。
それぞれのエピソードが自分はそうだと自覚もないし心療内科医的なところもいったことないのになんだか刺さるんだよな。本書内にあるステルスうつだったのかなーと思ったり、たんに感情移入の深すぎるやつかなとも思ったり。そういうことを感じるほど切実に身につまされるのですよ。そう誰しもが「自分は絶対大丈夫」とはいえない話ですからね。
この病気に悩んでおられる方の救いになればとのことです。たぶん、おれなんかよりずっと切実な人には大事な1冊となることでしょう。


ということと別の話も書く。
本書はKindle版がオールカラー。ここんところ電子書籍版と紙の本版に差がある作品が目につくようになってきた。たとえば、村上春樹氏の「村上さんのところ」という読者からの質問に答えたものは、電子書籍版のほうが圧倒的に回答が多い。
じゃあ電子書籍版のほうがいいのか?というと、そうでもなくて、前記の同月に出た田中圭一氏の「箸とペン」などは、各漫画家のタッチはカラーや印刷の雰囲気を味わうためにも紙のほうがいい(電子版持ってないので推測)。あと桜玉吉氏の「日々我人間」などは変則版型なので電子版は読みにくいそうだから紙のほうがいい。あとマンガではおなじみの見開きページは絶対に紙のほうがいいし迫力あるよな
音楽もいまだにCDか配信かということになってますが、それよりも「一長一短」ということでは、もっと昔のCDとアナログレコードが両方出ていた時代を思い出します。レコードとCDの収録曲や曲順がちがったりとかどっちにしようか悩ましかった記憶があります(そのうちCDで全部ぶっこんだ「完全版」商法かまされて結局全部買ういいお客さんになってましたが)。

それで本作のカラー。ちょっとは紙の版にもありますが、これがCG彩色で興味深い。手塚プロの作画がPCを導入したらこういうカラーの感じになるんかなあと。そこも興味深い。

あと次はどアホウな作品もよろしくお願いします。


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2017年01月22日

かぐや様は告らせたい 4 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 赤坂 アカ (集英社 ヤングジャンプコミックス)


超天才で生徒会長の男と超天才で超大金持ちの副会長の女は相思相愛だけどそのプライド故にむこうから告白させないとダメという概念に囚われていろいろと策をめぐらさせるというラブコメ。
1巻を読んだとき「これって長く続けられるのか?」と思ってた。設定のしばりがキツイし、正直絵も展途上気味。でももう4巻。そして右肩上がりでおもしろくなっていく(絵もキレがましていく)。謎だ。よしじゃあその謎を解いてみよう。
ひとつは副会長、かぐや様の変節だな。ともにツンデレのツンの状態でむこうからデレを引き出そうとしてるんだけど、これがかぐや様がかなり頻繁にデレを見せるようになってきているんだよ。この破壊力が抜群なんだよ。ヤバイんだよ。3巻でもヤバイと思ってたら4巻だとさらに激ヤバなんだよ。なんだこの頭の悪い表現は。知的でおちついたふいんきのマンガレビューサイトなのに。というわけで早々に答えが出てしまいましたね。かぐや様がグンと可愛くなったからです。ひとつひとつのエピソードが長くなるという長期連載にありがちの現象も起こってますがこのマンガの場合それは功を奏しております。4巻がとくに奏してます。

雨の日にかぐや様の車で送る送らないから風邪をひいたかぐや様をお見舞するかどうかでモメてお見舞したらしたで昭和のラブコメみたいなことが起こってそれで修羅場が尾を引いてって4巻のメインディッシュともいえる流れが最高だったりします。
そして石上というなんのために3巻から登場したんだろう?ってキャラが活躍。随所でアクセントとして機能してます。おもにKYな発言で場をかき混ぜるという役で。
このマンガがいいのはサブキャラすべてが恋愛関連においてのほぼ関与してないってことですね。会長副会長の恋路を邪魔するのは本人のプライドのみという。とかくこの手のマンガには恋の鞘当てを登場させたくなるものだけどそれがない。鞘当は簡単に話に起伏をもたらしますからね。そういう点で「からかい上手の高木さん」と同じですね。ともにきつい「しばり」でがんばっておられます。

4巻の個人的な最高回は37話で最初から最後の「仲良し警察」までラブでコメのまま突っ走っていったと思います。こういうラブもコメも同時進行なのは「マコちゃん絵日記」でもありましたが個人的には新しいものを感じます。


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2017年01月21日

キラーハネムーン 1 栗栖 ナオ (小学館 サンデーうぇぶりSSC)


よくわからないけどサンデー系はWebコミックがスゴイですよね。

[キラーハネムーン | サンデーうぇぶり | 完全無料! 毎日更新!]

本作もそういうのです。よくわかりませんが。そいで話もよくわからない。ずーっと転がり続けているのできちんとあらすじを書くと膨大なことになります。1巻分延々こうでこうでってなる話だしそれがネタバラシになってしまったりもしますが、まあ上記サイトを読めばコミック以上に読んでいくことができるのでネタバレもなにもないわな。だから書こう。
バカップルのドタバタ逃避行(スプラッタ味)。外国でも日本でも映画でもドラマでもあるジャンル「逃亡者」モノですね。話のつながりや展開に無理がありまくるのですがとにかく転がって転がってって話はループせずにどんどん展開していきます。それをどうとるかがポイントとはいえます。
帯にある「ノンストップサスペンス」とはいえますが、せわしない展開ともうひとつ薄めのキャラとでなんていうかスピードは上々なんですが重みにかける感が。


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2017年01月20日

このマンガがすごい!WEBの1月(11月刊行作品)の「このマンガがすごい!」ランキングに投稿した原稿

【もっともオススメする作品】
「六道の悪女たち」 1巻 中村勇志 (秋田書店 少年チャンピオン・コミックス)

【2番目にオススメする作品】
「レイリ」1巻2巻 岩明均&室井大資 (秋田書店)

【3番目にオススメする作品】
「僕のヒーローアカデミア」11巻 堀越 耕平 (集英社)

[このマンガがすごい!WEB]のアンケート協力者として、毎月、その月のベスト3を選び、寸評を書いております。
・毎月の投票によってランキングが決定するので毎回投稿した文章がすべて掲載されるとは限りません。
・もったいないので、その月の掲載期間が終わってから、すなわち次の月のランキングが掲載されてから、ここに載せることにしました。多少の加筆修正などもさせてもらいます。

・宝島社からは許可を得ております。



本文を読む
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2017年01月19日

タイムスリップオタガール(1) 佐々木陽子 (ほるぷ出版 ポラリスCOMICS)


三十路のオタクフリーターガールがコミケの帰りにタイムスリップして中学1年になる。1996年ですね。で、起こる騒動。1996年ってのが絶妙ですね。ネットなし、ケータイなし、PCなしにビデオデッキで録画の時代。
くわえて中学生だからカネもなしでオタグッズも買えない。それでどうするか?という。

主人公がアホのようにハイテンションで妄想にふけまくる。だから、まわりの誹謗中傷や中学生だから男子とどうしたこうしたって抵抗もさすがに30手前だからないってことで「君の名は。」での入れ替わってるときのような別人状態になる。
おもしろいのは三十路フリーターのオタクの唯一の武器として「画力」ってのがあること。ずっと描き続けてきたということでそりゃまあ中学生同級生よりは画力があるしそれまでのオタク知識の蓄積もあるってことで。
ただ、1巻ではそこまで戦略的に展開していかなくてあくまでハイテンションギャグとしてずっと1996年の懐かしさにワーキャーしたまま駆け抜けていく。それで全然OKってノリが楽しかった1巻ではあります。まあ、1巻はね。この次の巻がヤマバにはなるだろうね。

見開きWで4ページにも渡って中学のときの創作ノートを流すのは同じことしていた女性にはさぞかし刺さるだろうなあと思ったわ。
しかし、語尾が「ござる」のオタクって実在するのか? 四半世紀にまたがる謎。


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2017年01月18日

永遠の一手ー2030年、コンピューター将棋に挑むー 上 松島幸太朗 伊藤智義 (秋田書店 少年チャンピオン・コミックスエクストラ)


上下巻同時発売まとめて読んだ。
2020年、人間がはじめてコンピュータで将棋に負けた。そしてどうなった?ってシミュレーションから物語ははじまる。あっさりつづきを書きますが、将棋は「チーム戦」になる。各種将棋ソフト会社とプロ棋士は提携を組み、ソフトをサポーターとして将棋をするようになる。もうこの設定でしびれますね。

そしてそれから10年。2030年あらたな展開が。
マンガ家さんのほうは存じ上げない方ですが(秋田書店でスポーツマンガをお描きになっていたよう)、原作者はヤングジャンプで「栄光なき天才たち」を手がけておられた方で知識や物語の盛り上げ方はお手のものですわね。
ちょっと下巻以降の、「熱血」や帯にあるような「感動巨編」な展開は秋田書店のほうに寄せたのかと思ったりするんですが(個人的には人間関係狭すぎだろと)、いい盛り上げ方と着地だと思います。満足の一作(2冊)です。あと下巻のメガネっ娘のお母さんがとってもカワイイのでだれか薄い本を。







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2017年01月17日

いちまつ捕物帳 5 細野 不二彦(小学館 ビッグコミックス)


博覧強記の人だなあとつくづく思う。
細野版江戸バディ捕物帖。もっといえば細野版「佐武と市捕物控」かな。佐武と市のほう知らないけど。
ヌンチャクをつかう直情径行漢気の岡っ引き「いち」と女性のように美しくも謎の多い麗人「まつ」とのバディもの。
毎度毎度情報が鬼のように盛り込まれてる。スキあらば埋め込みまくる。こないだ長い長いスパンでもって出た「ギャラリーフェイク」の最新続刊も情報量はすごかったけどそれを超えるイキオイ。細野作品最多であろう情報が圧縮して入ってる。しかも、ご丁寧なことにおまけとして江戸の時代考証をしている人の「添削→(コミックスで)訂正」まである。
ただ、SFの人やファンタジーの人によくある情報と設定だけでクビが回らなくなるのとちがい、あくまで情報はストーリーとキャラに使役するわけです。「おもしろい」のためにうんちくも情報も時代考証も盛り込まれていきます。このストイックな姿勢。相変わらずの職人よのお。

今回感心したのは新キャラの登場シーン。物語に新キャラを登場させるというのはいかに難しいかということを知らされます。
本巻では千羽平八郎といういちの上司の同僚にあたる同心が登場する。そのタイミングとキャラが最高。四角四面な真面目な堅物を表現するのに不正などに怒ると懐から堅焼きせんべいを取り出してバリバリ食べながら喋る。で、名前にちなんで、せんべい同心ってな。ここいらはちょっとこってりしすぎるくらいわかりやすくもくどいくらいの細野節だね。おれみたいな長年のファンには「待ってました」となる。そうじゃない人にはくどいしダサいとみえるかもしれない。
でも、それゆえに絶対にキャラを見逃さないし忘れない。漫画家はもっとキャラを読者にわかりやすくするために命を削ってほしいわと思う次第でございます。

いいところでつづくのですぐに続刊が出るのはありがたい。


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2017年01月16日

ベルサイユオブザデッド 1 スエカネ クミコ (小学館 ビッグコミックス)


ゾンビの跳梁跋扈する血まみれのダークファンタジーでホラーなフランス史。マリー・アントワネットは殺されて双子の弟が成り代わって王妃の座についてって1話。まだまだ開幕戦ですが耽美ありスプラッタありフランスの優雅な上流社会ありでかなりのドカ盛り作品。正直高校で世界史をとってたけどきれいさっぱり記憶が無いために話においていかれそうなんだけど展開が派手なのでがんばって追いついていこうという気持ちにはさせてくれます。




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2017年01月15日

田中圭一の「ペンと箸」: -漫画家の好物- 田中 圭一,GMOクリエーターズネットワーク(小学館 ビッグコミックススペシャル)


「ぐるなび」で大反響連載だった作品がコミックスになったのでそりゃあ買いますよ。マンガ家のお子さんにマンガ家さんゆかりの店で食事をしながらいろいいろと話を伺うというこの時点でも濃い内容を各漫画家さんのタッチをマネつつも「ほろり」のほうにかなりウエイトを置く、田中圭一氏の作品でも異色作でありながらさしあたっての最高傑作になってしまったのです。
内容も、おもしろエピソードあり、泣ける話あり、隠された逸話、家族への接し方、田中氏やご子息によるマンガ論などなど多岐に渡っており、本題である料理ネタが少なめなのはご愛嬌ですが非常に読み応えがあります。


またネット連載では気が付かなかったけど各漫画家さんのタッチの再現度がすごいことになっている。こういう絵柄タッチをマネするマンガ作品はずっとあるジャンルだけどオールカラーで「印刷の具合」を再現していることで、マネ度合いではトップクラスの出来栄えになっている。とくに「そういう路線で行く」ってがっちり決まった山本直樹さんの回からの完成度が異常。元ネタを雑誌で読んだことがある人なら「ああこうだった」と思うこと請け合い。
そういうことなので紙の本でみることを絶対オススメ。


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2017年01月14日

映像研には手を出すな! 1 大童 澄瞳( 小学館 ビッグコミックス)


読んでいるあいだじゅうずっと涙が止まらない。むろん感動してだよ。
JK3人組の映像研がアニメを作るために奮闘する青春マンガ。「私の考えた最強の世界」を仲間と想像を共有させて作り出していくシーンに涙腺が刺激されっぱなし。
たとえば、オンボロの部室を自分らで直しているとき、この部室は宇宙船で船外作業をしていると思いこんでやってたりとかね。その妄想も派手なら、実際の展開も波乱万丈でみていてまったく静かでおとなしいイメージはない。実際アニメ制作は机に座ってシコシコと作業するのが大半だからね。
メンバーのひとり浅草さんは「未来少年コナン」にやられて「アニメを作りたい」=「自分の考えたすごい設定を具現化したい」なんて背景画、イメージボードと呼ばれるものを描いてばかりいる。
おそらくは作者の趣味とリンクしているだろうとは思うが、妄想の世界も現実の世界も「背景」が主役とばかりに大活躍。すごく芸をしている。学校といいコインランドリーといい。妄想での崩壊後の世界といい宇宙船部室号といい。
なおかつ話もきちんと段取りを踏んで1巻でちゃんと起承転結になっている(終わってはいない)。本巻のラストにも大きなクライマックスが用意されていてそのシーンがまた趣味趣味しているのに感動的だったりする。

作品詳細『映像研には手を出すな!』 | ビッグコミックスピリッツ公式サイト -スピネット-

まあまあ。おためしの1話を読んでくださいよ。論より証拠。読モやってるお嬢様だけどアニメ大好きな木崎さんの描いた人物画と浅草さんの背景画の合体なんてもう最高に美しいシーンですよ。
吹き出しにパースかかっていたりなどの、絵や人物や台詞回しなんかの作者の「気持ちいい」「かっこいい」「おもしろい」「こだわり」がギュウギュウにつめこまれているのでずっとニヤニヤしてしまう。
最高です。ぶっ飛びました。ジャケ買いだったんだぜこれ。なんだか宝くじの特等ひいた気分だわ。


女子高生がアニメを作るったらこれもあるけど、まったく関係がないのが素晴らしいね。まったく関係がなくてどちらも名作という。


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2017年01月13日

けんもほろろ 4 完結 ハトポポコ( 竹書房 バンブーコミックス)


ハトポポコ氏の新刊はでたら買ってはちびちびと読んでいるのでなにをどこまで読んだのかよくわからなくなる。それでほぼ女子高生がほがらかに会話している4コマが多いのでさらに倍率ドンでわからなくなるが楽しいのでいつも買う。

本作は不思議が少なめで会話オンリーで成立している4コマが多くてアナーキーや鬼畜なオチが少なめで百合度がちょっと高め(微熱程度)のバランスになっているな。おもしろかったです。来月も新刊がでます。今度は学校が舞台じゃなさそうな。



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2017年01月12日

天女さま、すんません! 山本 健太郎( KADOKAWA ビームコミックス)


天女が出るという伝説のある寂れたシャッター商店街に本物の天女が現れて大騒ぎという最近の邦画みたいな話。天女さまがずっと裸ってので昨今の基準で言うと実写映画化は難しそうだけど、そこをクリアしたらすごく実写映画にむいた内容かと思った。
気合の入った作画とエロいかなーって思ったらそれを思いきりスカす青春な展開。天女さまと主人公ももうひとつステレオタイプで、もうちょっとおもしろいアクセントがほしいかなとは思った。良くも悪くもオーソドックス。ただ、作画はダイナミック。このギャップ。原作モノを手がけてみられてはと。

こういう感じの小説のコミカライズとか。映画をコミカライズした方がいいかな。動きのある。


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2017年01月11日

サンタクロースの候補生 1 染谷みのる(芳文社 芳文社コミックス)


人見知りで派遣社員やっててもなんだか浮いてたけど叔父の喫茶店の仕事と「公認サンタ」の仕事をして変わっていくの私なマンガ。
公認サンタという職業(儲けはほぼなし)と、それゆえに垣間見える世界を描く。
セオリーとして毎話読み切りでサンタ仕事をして出会った人々の感動エピソードってのがあるけど、本作はそれと並行していろいろな準レギュラーなキャラが出てきて、はっきり表現させてもらうとゴチャゴチャしてる。すごい一生懸命交通整理されているのはわかるけどもゴチャゴチャしてる。そのキャラたちは「必要」なのか?と思う。サンタでのエピソードがおもしろいので余計にそう思う。あとキャラが立ってるのでさらにゴチャゴチャに感じる。ちょっと残念です。


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2017年01月10日

クノイチノイチ! 1 金沢 真之介 (集英社 ヤングジャンプコミックス)


現代の男子高校生が京都太秦映画村でくノ一のカッコしてたらタイムスリップして江戸時代の伊賀に来てしまい、そのままくノ一として養成学校に潜入して現代に戻ることのできる巻物を探せというダンドリでやらせてもらってます。
あとは女装で男子禁制の場に潜入するモノになります。
個人的にはくノ一らしいエッチな忍術とかそういう方向に特化していただければいいのですがわりと現状はセオリーどおりの潜入モノで、風呂に入ったり同室の子にバレないようにしたりとか。くノ一モノはスキだけど女装潜入モノはあまりなのと、エロのバリエーションに新鮮さがないのでちょっと残念でした。
あと目が肥えてしまったのかデッサン狂いがちのエロは興ざめ度が高いっすね。


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2017年01月09日

クリスマスプレゼントなんていらない 売野 機子( 幻冬舎 バーズコミックス)


短編集。初めて読む方です。6編からなる少女漫画集。さっぱりとした描画はかつてのニューウェーブ期を連想し読みやすい。
そう、本作を読んで最初に思ったのは、高野文子氏のデビュー作「絶対安全剃刀」だったんだね。あの短編集のようになんでもありだけどどこか薄皮一枚入り込めない感じ。それは性別ってのもそうだけど、少女マンガの流儀のようなものにもうひとつ乗れてない自分をみつけてしまうのですよ。
恋愛に冷静なところ熱狂しているところそのどちらにも感情移入できなくて「そういうものなのか」という疎外感を味わうんだよね。とくに「パーフェクトケーキ」「リラの消えた森で」なんかに。
「おれが美しいと思うもののために」は逆に無口な男を主人公に据えている分わかるところがある。
カバー表紙、表紙、ウラ表紙、カバー裏で短編になってたり最後のSFな「機子ちゃん」などもあって幅広い才能を感じます。



絶対安全剃刀―高野文子作品集
高野 文子
白泉社
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2017年01月08日

監禁嬢(2) 河野 那歩也(双葉社 アクションコミックス)


1,2巻いっきに読みました。
男が突然監禁される。両手両足を縛られた状態で監禁した女性に逆レイプされる。
そこから脱出する話かと思われてたけどあっけないほど簡単に逃げ出すことは成功する。ただそれは悪夢の前兆でしかなかった。
2巻になっても謎が謎を呼ぶ展開は相変わらず。随所にエロティックなシーンがあるのに恐怖やら複雑な気持ちが先立って全然エロいと思えない。むしろどこでもだらしなく射精する主人公が情けないと思えるほど。コレは珍しいマンガ体験。別におかしなプレイはしてないんだよな。でも、登場する女性でマンガ的なラインですら「まとも」な女性はひとりも登場しない。女性恐怖症になるマンガ。それでいてこれはこれで「ハーレムもの」なんだな。

少ないページ数だけど主人公の人格を形成することになった子供時代のエピソードがまたエグい。

あと、嬢は錠と掛けてるのね。ほかにもそういう仕掛けがいっぱいあるね。

ただこのノリで10巻20巻ってやられたらただしんどいだけだなあと思ったり。





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2017年01月07日

あさは、おはよう -大澄剛短編集- 大澄 剛( 少年画報社 ヤングキングコミックス)


「千代に八千代に」という短編集がよかったのでまた買ってみたのでした。出版社はちがいますが。
連作短編集。テーマは家族愛。そしてスターシステム的にこの話のサブキャラが次の回の主役だったりと各話はうっすらとリンクしている。そのリンクはまた意味がある。ただ、うっすらとしてるので無視してもかまわない仕様にもなっている。そこいらは親切設計。
「千代に八千代に」よりもあらゆるものをかなぐり捨てて「泣かせ」にきている。いろいろなところをすっ飛ばして、親の愛、恋人への愛、そういうものを突き詰め、煮詰め、ダイレクトに涙腺を絞り込んでくる。大げさな話は少なく、幸せの青い鳥よろしく、本当の幸せは日常の些細な1日にある的な、親の愛は永遠不滅的な、こうやって茶化さないとやってられないほどベタにストレートに確実に泣かせにくるんだよ。
定年退職した親を祝いに久しぶりに家族がそろう「その後、」が個人的には格別。こういう日がくると思ってたから。





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2017年01月06日

ポンコツンデレな幼馴染(1) 海月 れおな( 講談社 KCデラックス 月刊少年マガジン)


少年サンデー系が昨今量産しているちょっとクセのある美少女が登場するラブコメの体裁をとってるようにみせかけて、千鳥の2016年に流行った名フレーズ「クセが強い」を極端まで推し進めた結果、ラブもコメもなくなって、外見だけ美少女のかなりどうかしてる「こまわりくん」が登場するギャグマンガになってしまった。尻やタマキンは出したりしないけどね。タマキンはもともとないし。
やることなすことすべてポンコツだけどツンデレって主人公が、幼馴染にちょっかいをかけるって、体裁ではある。だけど、「ほら好きだったでしょ?」って顔を赤らめながらビニール袋に入れたお茶漬けを渡すわけです。エチケット袋のゲロそっくりの。

そして、そういう体裁のギャグマンガ(アホガールとかさ)とはまたかなりツボのちがう作者のセンスが炸裂してるところも見どころではあるな。制服越しにすね毛を抜くとか、消毒液を綿棒につたわせて患部に流し込むとか、どうやって発想しているのか全然わからない。ドリンクバーの紅茶の混ぜ方とか。そしてそれらを「おもしろい」として提出する作者のセンスもスゴイ(ついでにいえばそれを採用した編集のセンスも)。
非常に興味深いけども読むと疲れる。彼女に感情移入できないから。器がかわいくても中身を許容できる限界はあるんだなと。おれは無理ってことがわかった。そういった点では非常にアナーキーな作品ではあるな。



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2017年01月05日

ヴァルガビンゴ(1) 亜画々屋 ぺらも( 講談社 アフタヌーンKC)


「僕のヒーローアカデミア」があの世界になる前のカオスな状況をマンガにしたような作品。
また、すべてのスキルもそのヒロアカにたどり着く手前な感じ。ヒロアカがロックならガレージパンクのようなハチャメチャで荒削りでグツグツドロドロのマグマが沸騰しているかのような作品。


ヒーローが普通にいて、ミヤネヤで今日の活躍を映されたり、あまつさえも「しっかりしろよ」扱いされてる世界。小学生の主人公がなぜかヒーローになる。そして悪役と戦うようになる。ただ、小学生なのでチカラの加減とかわからずに一般市民を首チョンパしたりする。悪役と戦ってるとき瓦礫をとばして野次馬をミンチにする。そういう悪趣味さが随所に。


まだなんともいえないけどすごいパッションは感じる。描き込みの濃さにけいせい出版(大人の良い子は検索してみよう)っぽさというか、もっとわかりやすくいうと昭和50年代のニューウェーブ期のエロ劇画風というか、を連想する。


2巻以降期待。ただ、「ファイヤパンチ」もそうだけどセオリーっていうか「ベタ」の横紙破りは制御が難しいよなあ。そこがポイントかしら。





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2017年01月04日

中国嫁日記 (六) 井上 純一(KADOKAWA)


年に1冊の最新刊。いよいよ井上氏もエッセイコミック専業になるようで(フィギュア業廃業だそうで)。その気概あふれる渾身の描き下ろしが収録されてました。これは相当気合が入っている。泣ける。

本編であるブログからのは写真が多くなってきている。もうけっこうな感じで月さんの顔がわかるようになってきている。サングラスとマスクの顔のなんかいいのか? サングラスの奥の目が透けて見えるぞ。


2chのスレをこないだ眺めてたら、出産して子供の写真があるのにまだ月さん架空の人物説を熱く語っている人があってなるほど「ムー」がずっと続いているわけだなあと。そんな手間ヒマかける理由がわからんわ。


描き下ろしは気合はいってたけどエッセイコミック相場を考えてもちょっと割高感があるなあと思いはじめてきました。そもそも6巻薄いような。
ブログで連載している出産&子育て編はこの次の巻になるのね。


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2017年01月03日

別式(1) TAGRO( 講談社 モーニング KC)


別式って女性の武芸師範代の話。本当にあったことらしいです。登場人物のモデルもいるそうで。
でいて、女子会やら合コンやらセリフの中にHIPHOPだの入ってる的なミクスチャアな江戸女子コメディマンガ。ただ死は榎本俊二氏の「ゴールデンラッキー」くらい軽い。でも絵が絵だからポップ。


おれのきらいな、開幕にクライマックスを用意するパターンだったのでなんかすごく用心してます。こうなったのは「20世紀少年」が原因です。TAGRO氏は浦沢直樹氏を恨むといいでしょう。
そしてぶっちゃけると前作「変ゼミ」もそれ以降の諸作品もイマイチハマってないのですので、ちょっと今微妙な気持ちです。やたらとあるネームが入ってこない感じがあります。でもおもしろい。この微妙なスタンス分かってもらえるかしら。そらだってあのTAGRO氏の新刊ですし。だからつまらないことは絶対にないんだけどさ。でも、まだ様子見で。

そしてしみじみとおれはTAGRO氏のマンガになにを求めているのだろうか?と考え続けているのです。成年コミックのころからファンです。エロか?


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2017年01月02日

17歳のチズ 下 佐藤 智一(小学館 ビッグコミックス)


完結巻。上下合わせてきちんとストーリーが起承転結で、下巻は真ん中あたりから終わりに向かってジワジワと輪っかが縮まっていくように謎がキレイに収束していく。

JKのチズが古地図と歴史を駆使して東京の「江戸」の謎を解き明かしつつタカラを探す話。

上巻から引き続き、泉谷しげる氏にしかみえないチズのじいちゃんが大活躍。あとチズの高校の古典の先生がまさかの活躍。彼女は実写ドラマ化だとハリセンボン春菜さんかな。ほかのキャラも「もしかして**なのかなー」ってのがあっておもしろい。
と、実写化してもおもしろそうだし、それのほうがみんなにおもしろがってもらえそうなマンガなのでぜひそうしてください。上下巻だから映画化もありか。



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2017年01月01日

踏切時間(1) 里好(双葉社 アクションコミックス(月刊アクション))


「オール踏切!!!!」って帯のコピーにやられて買った。毎話読み切りで踏切前で電車が通るまでのカンカン鳴っている間のショートコミック。この設定はすばらしい。
書影からそうでちょっと扇情的なカットが多いけど中身は青春系(JK、JCが多い)のさわやかな話が多め。さわやか? この言葉はちょっとちがうかな。ちょっとエロもあるし、何だその話?ってのもある。だから、さわやかな外見のちょっとどうかしてる話ってのが正しいかな。
JSが踏切の向こうに不気味なモノがいるからっておまじないとして腰を振りながら「ポマード!」って叫ぶだけの話とか。
踏切の電車待ちの間に後輩(JK)に告白されるJKとか。
実在の場所を舞台のモデルに使っているという踏切マニアも納得(ってタモリ倶楽部みてる限りそういう人は少なくない数いそう)の踏切マンガの決定版ですね。


posted by すけきょう at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする