2017年01月06日

ポンコツンデレな幼馴染(1) 海月 れおな( 講談社 KCデラックス 月刊少年マガジン)


少年サンデー系が昨今量産しているちょっとクセのある美少女が登場するラブコメの体裁をとってるようにみせかけて、千鳥の2016年に流行った名フレーズ「クセが強い」を極端まで推し進めた結果、ラブもコメもなくなって、外見だけ美少女のかなりどうかしてる「こまわりくん」が登場するギャグマンガになってしまった。尻やタマキンは出したりしないけどね。タマキンはもともとないし。
やることなすことすべてポンコツだけどツンデレって主人公が、幼馴染にちょっかいをかけるって、体裁ではある。だけど、「ほら好きだったでしょ?」って顔を赤らめながらビニール袋に入れたお茶漬けを渡すわけです。エチケット袋のゲロそっくりの。

そして、そういう体裁のギャグマンガ(アホガールとかさ)とはまたかなりツボのちがう作者のセンスが炸裂してるところも見どころではあるな。制服越しにすね毛を抜くとか、消毒液を綿棒につたわせて患部に流し込むとか、どうやって発想しているのか全然わからない。ドリンクバーの紅茶の混ぜ方とか。そしてそれらを「おもしろい」として提出する作者のセンスもスゴイ(ついでにいえばそれを採用した編集のセンスも)。
非常に興味深いけども読むと疲れる。彼女に感情移入できないから。器がかわいくても中身を許容できる限界はあるんだなと。おれは無理ってことがわかった。そういった点では非常にアナーキーな作品ではあるな。



posted by すけきょう at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする