2017年02月22日

このマンガがすごい!WEBの1月(11月刊行作品)の「このマンガがすごい!」ランキングに投稿した原稿

【もっともオススメする作品】
人間仮免中つづき (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) 単行本 – 2016/12/12 卯月 妙子

【2番目にオススメする作品】
わたしのカイロス 2 (BUNCH COMICS) コミック – 2016/12/9 からあげたろう (著)

【3番目にオススメする作品】
あさは、おはよう -大澄剛短編集- (ヤングキングコミックス) コミック – 2016/12/26 大澄 剛 (著)

[このマンガがすごい!WEB]のアンケート協力者として、毎月、その月のベスト3を選び、寸評を書いております。
・毎月の投票によってランキングが決定するので毎回投稿した文章がすべて掲載されるとは限りません。
・もったいないので、その月の掲載期間が終わってから、すなわち次の月のランキングが掲載されてから、ここに載せることにしました。多少の加筆修正などもさせてもらいます。

・宝島社からは許可を得ております。


追記あり
posted by すけきょう at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | このマンガがすごい! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月21日

白暮のクロニクル 10 ゆうき まさみ (小学館ビッグコミックス)


大詰め。大詰めというよりクライマックスだわな。一見あっさり味(実はダシがしみしみ)で展開していくけど、それはマンガとして比較するとあっさりであって小説や映画だとこんな感じで理詰めでそれぞれの糸が寄っていく描写はよくあるわな。
そう、本作はどうも実写映画なニオイが強く感じられるんだよな。実際やると1本2時間じゃ収まらないで長くなるんだろうけど。
今回は「ああこの絵を構想時から描きたかったのかな?」って決めのグッとくる絵がたくさんあってそこもクライマックスらしかった。
次で終わるそうだけど、なにかドーンって展開があるのかしら。ゆうき先生は最後は静かに終わるって印象があるのでそれはないと思うのだけど。

posted by すけきょう at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月20日

それでも町は廻っている 16巻 石黒 正数(少年画報社 ヤングキングコミックス


最終巻。実に堂々たる最終巻。くわえて最終巻まつりとでもいいたくなるような最終巻。って最近読んだな。そうだ「中2の男子と第6感」の最終巻がそうだったのだ。ただ、中2は4巻で本作は16巻。「ひっくるめて」ということではそれ町のほうがだいぶ堂々としている。

もともと謎や仕掛けの多いマンガであるけどそれらに対するそこそこの謎解き編がある。でもなにかは終わるということでいろいろなことの「ケリ」がつく。つかないのもある。「ケリをつけ」進行することもある。

やっぱり残るのは日常。そして過ぎ去ったのは青春ってことなんでしょうか。ぶっちゃけ劇的な変化はない。だれかが去ったとか死んだとかない。でも泣けてくる。それは本作が「終わる」ということを暗示しているからなんだろうなあと。だから16巻はどれが最終話でも良かったんだよな。でも、作者が最後の最後にあれを用意したということはつまり「それ町2」はねえってことでもあるんだなあと。

おもしろかった。長いことありがとうございます。

あと紺先輩がかわいすぎ注意報。ありったけ在庫処分してますので注意。おれは実はたっつん派ですが(きいてねえよ)。

posted by すけきょう at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月19日

ダンジョン飯 4巻 九井 諒子 (KADOKAWA ビームコミックス)


いや愕然とした。完璧な起承転結の結だな。そうか本作は巻ごとの4コママンガだったのか。いわれてみれば、巻ごとにノリがちがってたからな。
3巻の転から4巻のための布石だったのね。そしてネタバレになるけど以降も続くための布石。結ではあるが終わらないという。すばらしく良くできてる。

しかも、話は1巻の起承転結の「起」であるドラゴンに食べられた主人公勇者の妹を助けるためのドラゴン戦という。伏線回収というか本線のクライマックスにあたる。
なおかつ、ドラゴン戦が本当熾烈でな。本作がグルメマンガというジャンルであるなら最高にハードな戦闘シーンがあるグルメマンガってことになる。
そしてグルメマンガでもあるという(なんだこの文章)。架空のモンスターを料理する。当然のことながら竜を食べるわけですが、かんたんには食べないのよ。それぞれモンスターならではのギミックみたいのがあって今回もそうとう「おー」ってなる。あと、この「世界」も。さらに深く描かれていた。そしてポイント。それには「意味」がある。なぜ世界を深く描くか? せっかく考えたから、ボクチンお利口さんだから、って様々な理由があります。本作の場合、「描く必要があったから」なんですね。そこに痺れる。

描くでいえば3巻4巻で増えたキャラもとってもいい。

すばらしかった。3巻では「なにやってるんだろう」とちょっと思ったけど、これで全部つながったわ。4巻まで買え&読め。それから本作を語れ。とくに批判めいたこと書いてる方。


posted by すけきょう at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月18日

僕だけがいない街 9 三部 けい (KADOKAWA 角川コミックス・エース)


主人公以外の動きにフォーカスを合わせたスピンオフ。外伝。アナザーストーリー。なんでもいいけど。

ネパールのエッセイコミックを読んだときにそう思っていたけど、作者はたまらなく「ヒト」を描きたいヒトなんだなあと。
ヒトとヒトとの結びつき、つながり、関係、そういうものが生み出すミラクルを誰よりも強く信じ描こうとされておられる。
ということで、主人公が眠っている間に彼らが必死で生きていた様子を描いております。

また読み直したくなりました。ケンヤが涙が出るほどいいやつでなあ。

それはそれとしてわりと背景がぞんざいということにいまさら気が付きました。本編でそんな風に思ったことが1度もなかった。

参照:
[非日常的なネパール滞在記(1) 三部けい&りえ (スクウェア・エニックス ビッグガンガンコミックス): ポトチャリコミック]





posted by すけきょう at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月17日

少女Aの悲劇(1) あさの (講談社 講談社コミックス)


同級生が地球観察の宇宙人だったけど、それを知ったのが人を人とも思わない冷血天才だったって。で、バラされないよう監視目的でいっしょに暮らそうってラブコメっぽい設定でギャグ。
小学館はショートラブコメは萌えに特化し講談社はギャグに特化する(他出版社はデータ不足)傾向にあるなあと思う。ちゃんとしたラブコメはコママンガでストーリーを押し出して展開してってスタンスが講談社らしいと思ったり。小学館はどっちでもいいから売れればおれの勝ちってスタンスっぽい。

美術は成績10で2だったけど、ひとつマンガにおいての絵の良し悪しを語らせてもらえるとしたら、人物に対するモノの大小のカタチが正確でないとシラケるってのがある。本作はすごくシラケる。それが効果的に使われるマンガもあるけど本作そうでもないし。便座は大きすぎるしベッドは小さすぎる。そういうのが随所。
主人公の宇宙人ちゃんはコメディエンヌとしてはとっても有能で、表情の豊富さやツッコミの的確さはかなりのものがあります。その年の主演女優賞ノミネートでもおかしくないかもしれません。デッサンはアレですが。あとノリとしてはイッテQのイモト的かな。
相方の冷血天才の言動や行動もおもしろい。

けど、そもそもの宇宙人というネタはほぼ活きてないまま1巻は終わります。耳がエルフ的なのと小便がメロンの臭いがする(わりに漏らす)のと。その臭いだけ非常に興味はありますが(おもちゃの消しゴム的に)。
そういう状態ですが、だいたいふたりのかけあい漫才で1巻の間は持たせてますからね。スゴイなあ。
メインが宇宙人をそうと知らずストーカーしているやつを退治する話で、次が宇宙人がこよなく愛してるエロフィギュアが壊れたのを直しにいく話だからな。不思議なセンスだよなあ。


ああそうか。集英社の落ちこぼれサキュバス出てくるギャグマンガに構造が似てるのか。だいぶちがいますが。


posted by すけきょう at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月16日

中2の男子と第6感(4)<完> 福満 しげゆき(講談社ヤンマガKCスペシャル)


完結巻。なんていうか、完結巻らしい完結巻で終わりらしい終わりでよかった。ネタバレにならないと思うけど112話から最終121話までは最終回ラッシュみたいな感じでこれでもかこれでもかと最終回っぽいエピソードが続いて圧巻でした。

中2君が妄想で女性を出します。でもそれはファイトクラブみたいに中2君の妄想でした。と思ったら妄想の本物に出会ったりその姉に出会ったりおっぱいさわったり吸ったりするという話です。あんまりエロくないですけど。どうも福満氏のエロは「こういう女性がこうなってるのがいいんでしょ?」って作者が前に出てくるからパンツを脱ぐのに躊躇する感じがある。わりに初期からそうだな。

福満氏も手塚治虫氏のようなスターシステムを採用されており、主人公は例の感じだったし、映画化もした「生活」や残念なことになったゾンビマンガの主人公みたいに寡黙で内気だけど動きが素早く強いって感じです。
福満氏のマンガはひねってるようでストレート。わりとフルスロットルでいろいろ出し惜しみせずにくる。青林工藝舎なんかの短編時代はそうでもなかったですが、メジャー展開してからはあからさまってくらいわかりやすいです。ただ、それをわかっていてもなんか仕掛けてくるんだろう?って妙に身構えてしまうところがあるんですよね。「ストレートなんかい」って拍子抜けしたり。本作は最終回ラッシュが圧巻だったので拍子抜け感はなかったです。
「本体さん」の女性キャラのマジメで丁寧で優しくてちょっとバカな感じは唯一無二でとってもいいので、次作でも活かしていただきたいなあと思います。このヒロインもスターシステム的に毎回でているような感じもありますけどね。
あと途中ででてきたけどどうなったのか有耶無耶ったおさげの子のそれからも描いてほしくはありました。


posted by すけきょう at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月15日

熟花の告白~オンナたちの都市伝説~ 大見武士 (リイド社 SPコミックス)


大見先生のリイド社エロはストレートなエロ。ただ、マンガとしてストレートなエロで中身は歪んでいる。少年画報社はどっちも歪んでいるかあるいはマンガのほうにギミックがある感じか。
今回は熟女の方の浮気経験話と変態経験の2本立て告白インタビュー式。年下をいただく系の前半と、露出など変態行為の後半。
エロに関してはもう大ベテランなので安心してエローって思っていられます。ああでも、少年画報社近作のちょっといっちゃってる系のメンでヘラな女性描写にひっぱられて快楽で狂気の域に片足踏み込んでる感じの顔してるね。大見先生のマイブームだとは思いますが。ぼくはとくに是でも非でもないかな。
個人的にツボだったのは高身長の女性が低身長をいたぶるように逆レイプする変態ネタかな。

あと大見先生のお楽しみといったら巻末のエッセイコミックですね。今回も良かったわ。いっときスプラトゥーン漬けだったようですがそれはスイッチで2が出るまで小休止なのかしら。



posted by すけきょう at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月14日

お前ら全員めんどくさい! (6) TOBI (ほるぷ出版 メテオCOMICS)


ワンアクセントフックの効いたラブコメが多い中、本作は男先生が女生徒らにモテるハーレムモノってわりとマンガだと王道であるものをストレートに描いていてすげえしそれが6巻目だからさらにすごい。
わりと着実にキャラが増えていくけど交通整理はできてる。ただ、仲が進展することはないというラインなので渋滞は起こってるわな。出口のない循環道路を交通整理してれば必然そうなるわな。それなのにまたひとり増えたな。そりゃあタイトル通りになるわなあ。

どう落とし前をつけるのかが知りたいところ。あとはあまり興味ない。TOBI氏は次作で新境地を読みたい。ピカレスクロマンとか(絶対無理か)。


posted by すけきょう at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月13日

からかい上手の高木さん 5 山本 崇一朗 (小学館 ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)


ここしばらくは「からかわれ上手の西片くん」ってノリでからかわれる西片くんが愛らしくてたまらなくてかいぐりかいぐりしたくなるという性癖が歪みそうな作品でけっこうやばかった。

(参考動画 [トータルテンボス「今月のいたずら」 - YouTube]

ところがこの憎たらしいマンガは5巻で巻頭巻末に爆弾を仕込んできやがった。
くわえて、表紙にもなってる彼女のつきあいで水着を選ぶなんて神をも恐れぬ行為をドンとメインに置いている。なんて憎いことをしやがる(おれは結婚してるけど経験ないぞ)。

個人的には巻頭巻末の爆弾も最高だったけど台風のエピソードがまた最高だった。ここまでわかってくれる高木さんは神だね。そう、西片くんは高木さんのものすげえありがたみを理解してなさすぎる。わかってもらってるからからかいがハマるってシンプルな事実に気がついてない。ここまでわかってもらえる人と出会うこと無く一生を終えるほうが圧倒的に多いんだから。なんとなれば両親より分かってもらってるだろ。

巻末に本作のスピンオフを募集してるね。受賞作は連載&コミック化だって。ぜひやってもらいたいのは永遠のサザエさん空間をさまようふたりの時計の針が進んだところだなあと。あるいは出会ったとき、高木さんが西片くんを「からかおう」と思ったきっかけとか。作者が描いてない「旨味」は山のようにあるね。つーか、作者は自分のクビをしめることにならないか?


posted by すけきょう at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月12日

働かないふたり 10 吉田 覚 (新潮社BUNCH COMICS)


大台突入おめでとうございます。それだからかわかりませんがここしばらくで一番濃密でキレキレな内容です。いや、ニート兄妹がダラダラしてる日常ギャグマンガだからそんな形容詞は似つかわしくないんですけどね。でも、キレキレで濃密以外に適当なコトバがないですよ。
9巻はあっさり描画ってここでも書いてましたが、10巻になってまた濃くなっております。思わずWEB連載のところでバックナンバーを読み返したりしましたよ。

[働かないふたり?|?くらげバンチ]

・描画が濃いめになって女性キャラ(男性キャラもか)がみんな底上げされた感。とくに描き下ろしの4コマが濃い目。主役の兄妹以外ね。妹は美少女で巨乳なのにニートでもったいないって設定だったのに怠惰な生活の末、それが「お似合い」になってきつつあるねえ。不細工ではないけどなんかいろいろたるんでるわ。だから入浴シーンがあったけど倉木さんのそれのほうがねえ。

・そのお気に入りの倉木さんと戸川さんというキャラがとっても可愛く描かれておりそこが1番よかった10巻です。とくに戸川さんの本のエピソードはよかった。ああ、倉木さんの実家のシーン(描き下ろしか?)もよかった。
あと、スマッシュチンコゲーム(前記の入浴シーンは女湯より男湯のこれがメインという)で腹抱えて笑いました。

・兄がスーパーマン化警報。「ツヨシしっかりしなさい」のツヨシ化というか。その分、顔がひどく描かれてるのかしら。でもトータルでリセットされたかのような新鮮さがありました。また11巻目にむけてガインガイン邁進なさってください。登場人物は全員幸せになってほしいなと思います。

posted by すけきょう at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月11日

オッス!はるかちゃん 1 宗我部としのり( 秋田書店 少年チャンピオン・コミックス)


ベテランマンガ家にして初の少年誌連載だそうです。だから初の少年週刊誌の新書サイズの単行本だそうです。へー、意外。
「あまえないでよ」からはじまってそこそこのファンです。最近お見限りでしたので久しぶりに買ってみたのがこれだったのでした。
応援団モノ。おっぱいの大きなJKが応援団団長に命を救ってもらい、イキオイで応援団に入部する。 学ラン女子。しかもあざといことに下はスカート。おっぱいボインボインと、こういうところを丁寧に押さえつつ、応援団の硬派なところイマドキのゆるめのところもいいさじ加減で描いており、応援シーンでは胸熱だし、エロシーンもちゃんと入っている。脇役も過不足なく丁寧に配置し描いている。ベテランの安心の味わいだなあ。


しかし、だいぶ絵が変わったな。絵が変わったからちょっと距離が空いたのかなって思い出した。全然悪くはないけど初期のほうが好みだな。それこそ羽田としのり名義で成年コミック描いていたころとか。


posted by すけきょう at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月10日

六道の悪女たち 2 中村勇志 (秋田書店 少年チャンピオン・コミックス)

六道の悪女たち 2 (少年チャンピオン・コミックス)
中村勇志
秋田書店 (2017-02-08)
売り上げランキング: 637

最高だ。1巻のミラクルって往々にしてある。実は最初、2巻のよみはじめ、本作もこれだったかなーって思ったけどちがったね。最高だ。
悪女に惚れられる陰陽師の呪術がかかってる主人公。ヘタレだけどヤンキー女性が超フォローしてくれるので無敵になる。
2巻は見た目10歳の高校の番長が登場。このキャラが抜群。彼女はケンカが鬼のように強いけど、見た目同様中身も幼いから「恋」がわからない。だから主人公の呪術が通用しない。そこで主人公がやったことがまた最高。ヘタレキャラだけどすごく男気があるんだよな。この流れ、最初は地味かと思ったら本当にすごいシーンだなと気持ちを改めた。たぶんヤンキーマンガ史上初の描写だよ。そいでそれからの展開がまた熱い。
主人公もかっこいいし、ヒロインもかわいい。そう、ヒロインがかわいいってのがすごい。描画的にガンガンかわいくなっているし、呪術ではあるけどああも一途なのがまたいじらしくてかわいい。ただ、これでちょっと疑惑が出てきた。それは後への伏線になるかもしれないので書かないでおくが。
・いやま最高。次はどうなる? またいい引きだったし、これからも楽しみ。
・あと、ひとつ疑問として、主人公みんなと仲良く「ウェーイ」を望んでいる。それをして「楽しい学園生活」としている。やっぱオタクも心の底じゃそういうのを求めるもんなのかね。


posted by すけきょう at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月09日

非日常的なネパール滞在記(1) 三部けい&りえ (スクウェア・エニックス ビッグガンガンコミックス)


「僕だけがいない街」の作者によるネパールの紀行マンガ。家族でいってる編と、それ以前に様々な作品のおまけあとがきマンガで収録した独身編とあります。これを読むと「紀行マンガ」というもの、ひいては、「紀行文」というものにおれが求めているものがぼんやりとみえてくるような気がします。
夫妻はネパールに惚れ込んで、ともかく「行きたい」「居たい」との思いでいるわけで「滞在記」としているそうです。それがよくわかるのですが、それがあまりおもしろくない。
それはもう作者がネパールの魅力は「人」といいきってるように、道中で出会ってどんどん広がっていく人のネットワークややりとりが主になっていってるからな。どんどん「ウェーイ」の輪が広がる。そこはそれ、きちんとそれをおもしろく描いてはいるし、ときには泣けるのだけど、それをネパールでやるのはどうなのかな?とかさ。いや、この書き方だと誤解を生むな。ネパールで起こったことだけど、なんていうか、それがネパールで起こったってことにネパールにあまり思い入れのないフラットな状態のおれとしては「知らんがな」って軽めの拒否反応が起こるというか。息子さんの感じとか別に日本だってあることだしさ。

あとネームが多いね。それもまた「熱量」と思うのならそうなんだけど、それもおれの求めてるものと微妙にちがうかなーって。「行かないとわからない」と「行ったような気持ちになれる」のちがいいといえばいいのかね。おれは後者が望みなのかなと。つまり、ネームが多いより、描画を精緻にしてほしいかなと。できるのにやらない感があってさ。それもあえてだし狙いはあるのだろうけどさ。

それはそれとして思わず「シンギンボウル」なんか調べてみたよ。だからそこそこ興味はわいてはいるんだよな。

[アマナマナのシンギングボール(シンギングボウル) - YouTube]



posted by すけきょう at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月08日

背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 9 横田 卓馬 (集英社 ジャンプコミックス)


安定の9巻。競技ダンス部マンガ。ほとんどスポ根マンガ。ということでおれが唯一買ってるスポ根マンガといえよう。
主人公が1巻まるまる活躍していない。脇役の試合がメイン。それでいて試合中に回想シーン。これで1巻分。そして「持たせる」。これはスポ根マンガの安定期での手段ではありますね。だれが最初にはじめたんだろうね。水島新司先生か、梶原一騎先生か。

キャラがみんないい人でみんな強いってのは難しいよなあ。今はだいたいそういうのが流れのような気がするけど。途中まで追いかけていた「弱虫ペダル」もそうだしね。

主人公はともかくヒロインがキャラとして弱い気がするんだよなあ。いい子なんだけどさ。



posted by すけきょう at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月07日

僕のヒーローアカデミア 12 堀越 耕平 (集英社 ジャンプコミックス)


ちょっと特別にココロにきたマンガは読み終えた瞬間にもう1度読み返す。本作それ。しかも、11巻12巻連続。11巻も反動でここに長々といろいろ書いたけど12巻も良かったわあ。

前巻はいろいろと区切りの回で「次から新しい展開」ってなっての本作。だいたいが祭りの前の盛り上がりが好きで祭りの本番自体はどうもあまりのれないタイプなんだけど、本作は本番の祭りもまたすばらしいです。
仮免試験です。ヒーロー志望の他校との熾烈な争いがメインです。システム的に学校対抗の戦いになるのでこないだまでとちがってチーム戦が熱い乙なものです。しかも、各人「必殺技」のお披露目もかねてますし。ここいら非常にスマートにまとめて展開していていいですね。段取りがとてもいいです。

ただおれが「オッ」と思ったのはその戦いの前の必殺技習得の訓練編ですね。
主人公を憎からず思っていてこれまでもよくチームを組んだり共闘している女子が彼に恋心を持ちはじめております。
ふと、「ONEPIECE」を連想しました。ONEPIECEはチーム内に恋愛要素を持ち込まないということで有名です。それを念頭においてあえてこういう展開にするって、いいかたはちょっと物騒ですが「宣戦布告」をした回なのではないかと思ったりしたんですよね。
ヒロインが恋心を持ちはじめている反面、主人公は師匠であるオールマイトより、自分を倣うのはやめろとアドバイスをもらっている。それはつまりジャンプで1番売れているONEPIECEを倣わずに別のラインで勝負を挑んでいるって決意表明なのかなあと。ONEPIECEのほうは「ドラゴンボール」に倣ってるところがありますよね。こっちは「伝承」みたいなものではありますよ。だからそれはそれで「恋愛要素なし」はトップを走っていく決意みたいなもんで立派ではあります。

あと、上記の学校対抗の対決。そうなると必然、他校の描写もでてきます。ソレに対してもムリなくすっとキャラを覚えられたのですげえと思いました。おもしろいことはおもしろいけどだいぶ前からキャラの把握を諦めて読んでいる「ワールドトリガー」とは大違いです。いろいろと異形のモノも描写OKだからヒロアカのほうが有利とはいえるのですけどね。


posted by すけきょう at 14:27| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月06日

ぱらのま 1 kashmir (白泉社 楽園コミックス)


おっぱいの大きなお姉さんが電車に乗って津々浦々を旅するマンガ。「てるみな」は架空の場所への旅でこっちは実在。現在住んでいるところ(富山)や前に住んでいたところ(江戸川周辺)を旅されていて(厳密にいうと富山は計画段階だったけど)興奮しました。

ちょっと誤解されるかもしれないけど、電車旅の「ぼんやり」したところがよく描けていて、なるほど架空の場所が出てくる「てるみな」もそうだけど、古くはつげ義春さんの「ネジ式」にしても電車で向かってぼんやりするというのはフィットしているんだなあと。旅のぼんやり感ってのはあるし、それって電車の旅が1番大きいような気はするんだ。

お姉さんはどことなく理由もないけど吾妻ひでおさんの少年誌に連載していた行き当たりばったりの旅マンガに出てきそうな「どうなってもいいや」的な軽めの厭世感があって魅力的です。吾妻マンガの場合性別がちがいますけどな。
お姉さんのお兄さんのガチ鉄は「○本の住人」のお兄さんにも似てますね。ってことはあの利発そうなメガネお嬢さんがこんなおっぱいになるのか?(なにをいってるんだ)


posted by すけきょう at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

フイチン再見! 9 村上 もとか (小学館 ビッグコミックス)


マンガ家上田としこさんの生涯を描いた作品。9巻ってけっこうな大河連載になってますね。次で完結だそうですが。
「フイチンさん」で戦後の少女たちを楽しませてって話ですが9巻になるとマンガも大改革の時期が訪れております。
雑誌の週刊化、新人漫画家、とくにトキワ荘の面々の台頭など。少年たちは劇画に夢中で、そんな殺伐としたマンガはいけないといっていた上田としこさんのマンガがPTAに不純異性交遊が描かれててけしからんとやり玉に上がったりと滑稽なような恐ろしいようなマッチポンプなエピソードが非常に象徴的でマンガを取り巻く環境が目まぐるしく変化している。
こうやって今しみじみと思うとおれのモノゴコロついた時期は、マンガの整地がすっかり終わっていよいよF1のようなマシンが週刊雑誌でドーンと走り出す黄金期へむけてのジャストなタイミングだったんだなあと。そしてその前の時代がこれだったわけだ。
しかも、たとえば「まんが道」のように追いかける立場でイケイケドンドンじゃなくて、後続の猛追に煽られてくるしみもがいてるのは新鮮です。水木しげるさんはどこか他人事でしたしね。

個人的には上田としこさんのマンガは「影響を受けた」とされている高野文子さんのマンガを仲介として知識として知っているだけですが、彼女に影響を受けた、水野英子氏や萩尾望都氏、名前だけですが、ちばてつや氏、石森章太郎氏など、レジェンドがリンクしてくる感じはすごくワクワクしてきます。水木しげる先生の貸本マンガとはちがった世界のマンガ家の生き様ということで非常に興味深いです。

村上もとかさんのどうなってるんだ?ってくらいの美麗な絵や安定したストーリー展開もすばらしいものです。この方すごく長いキャリアで最初から「絵がうまい」って感じだったのに近年もどんどん進化していってるよ。

正直なところ上田さんの書籍を読みたいってほどのものではないですが(小学館からフイチンさん完全版上下で5000円とかあります)、土田トシコさんの「フイチンさん」の絵も古びないエヴァーグリーンな魅力があります。




posted by すけきょう at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月04日

めしばな刑事タチバナ 24 坂戸佐兵衛,旅井とり (徳間書店トクマコミックス)


完全なる安定期の24巻。マンネリすらギャグとして取り込む勢い。もともと「めしばな」が本線ですけど、最近は「めしばな」すると長くなるからまわりがそれを防止しようとする。だから、24巻のメインディッシュである袋麺のときは本編がはじまるのが3話からで1話2話は導入って贅沢な仕様になっていてそれでもなお読み応えがある。この横綱相撲。ロックオペラ的なコンセプトアルバムでいわゆるポップな曲が3曲めまでこないってやつや。
そういわれれば相変わらず扉もロックアルバムのジャケットになってますね。あれは旅井とりさんのお遊びなのかしらん。1回 ナタリーあたりそのラインでインタビューしたらどうよ?

あとは台湾まぜそばのレシピがあったのが助かったわ。ちょうどやろうかなと思ってたし。


posted by すけきょう at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月03日

でぃす×こみ 2 ゆうき まさみ (小学館 ビッグコミックススペシャル)


もともと1話だけの出落ちみたいなものだそうですがまさかの2巻刊行と。
少年誌のマンガ家志望のJKが話が思い浮かばずに兄が原作のBLを少女マンガ誌の賞に応募したらそれがまさかの大賞に。で、毎回読み切りのBLを描くハメになるという。
こういうあらすじでいいんですよね? 1巻は「おまつり」の企画マンガみたいな気持ちでフンフンと読んでいたところがあって、正直一生懸命ではなかった。ところが2巻になりグググとおもしろくなる。原因はあきらかで、キャラが増えたから。ゆうきまさみマンガはキャラが増えるととたんにおもしろくなってくる。これはもう天賦の才としかいいようがない。群像劇なんて多分にすべての創作で1番難しいと思われるんだ。それが証拠にキャラがたくさん出てくるマンガでおもしろいマンガが少ないから。それなのにゆうきマンガはおもしろくなる。恐ろしい話です。
ということで2巻ではマンガ仲間と兄の友達の腐女子など登場してグググとおもしろさが増している。とくにマンガ仲間がとってもいいキャラ。ゴスロリファッションで高飛車でゴリゴリの少女漫画を描いているけどその実態は腐女子でコンビニのアルバイトで気弱で常識人という。
それでいて巻頭に展開するBLマンガやそのマンガをおもしろくするための創意工夫がそのままBLマンガ入門になっているというのがまたいいよなあ。主人公の話づくりに煮詰まって変な方向に流れていくのもマンガ家志望にはあるあるなんじゃないでしょうか。サッカー部員同士のBLで延々と試合描写するとか。


非常に楽しかったです。あと、有名女性漫画家さんが巻頭のBLマンガに着色しているというお楽しみもありますがそっちのほうはわりとどうでもいいです。



posted by すけきょう at 14:27| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月02日

いちまつ捕物帳 6 細野 不二彦 (小学館 ビッグコミックス)


6巻完結。惜しいマンガをなくした。これが打ち切りなのかどうかわからないけど、「終わる」と決めたから5巻6巻と密度が異常だったんだな。エピソードのつながりがビートルズの「アビーロード」のB面みたい。すなわちメドレーでノンストップでつながっているんだよね。しかも「いろいろ」あっただろうにそれを微塵とも感じさせないで見事につながってる。DJ細野ぷちょへんざ。まあ、濃すぎな気もしたけどさ。

6巻では断然「おゆう」っすね。主人公のひとり松さんの地元で子供の頃から松さんのめんどうをみていた乳母がいろいろあって(びっしりワケも書いてる)くノ一になっているという。エロありアクションあり忍者っぽいところありで主人公級に魅力的に描かれてるわ。最後の最後まで活躍。
一方、いちさんの「いい人」のポジションのお玉ちゃんが対象的におきゃんでかわいくて、細野氏が美少女マンガの元祖にして名手であるところを思い出す。んま、「ギャラリーフェイク」のサラさん的ではあるけどそこは江戸っ子だしね。だいぶちがう。
すでに次の作品の新連載が決まっておられます。夏には単行本。ワーカホリックだよなあ。


posted by すけきょう at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月01日

パンクティーンエイジガールデスロックンロールヘブン 1 ハトポポコ (竹書房 バンブーコミックス)


いいところがだいぶないダメな「けいおん!」。ハトポポコ先生の新作は4コマじゃなかった。
26歳で無職で処女2人とヤリマンビッチ1人のバンド。ライブシーンを1回もちゃんと描写してないしロクに演奏シーンもない。でも、ロックマンガなのは、処女2人がしょっちゅう「**ってロック」ってロック話してるから。たとえばカップ麺をお湯入れて1分で食べたらロック。風邪をひいたらロック。ドラッグ使ったらロックで正露丸登場とか。



中川いさみ先生の「カサパパ」に登場するアパート大家がこういう感じなんですよね。飼ってるペット(なに飼ってたか忘れた)にジャニスって名付けるような。彼はアパートの前の枯れ葉を掃いて集めた後、急にロックの衝動にかられて「ロックンロール!」と叫びながら撒き散らしてまた掃いて集めるなんてことを繰り返します。
そういう感じのロックマンガですね(わかんねえか)。

これが3人とも処女だとまたちがったかわいさがありそうだけどひとり中学生にしかみえないのにバイでクソビッチがいるからまた話がめんどう。あ、でも酔っぱらってるハナコさんは好きかな。

従来のハト作品に比べてスピード感があるような気がした。4コマじゃないからかもしれないけど。


posted by すけきょう at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする