2017年05月13日

ロッシとニコロのおかしな旅 1 深巳 琳子 (小学館 ビッグコミックス)


RPGよりグググと史実にそった現実的な中世を舞台とした医者のロッシと弟子のニコロの珍道中。
ゆく先々でミステリ的なことが起こりロッシが謎を解いたり解かなかったりと。
たとえば1話は殺人事件。誰が何のために殺したのか、に、中世という世界が絡む。
2話は道中で紙切れを拾う。これは恋文なのか魔女のまじないなのかロッシとニコロが賭けをする。
などと、中世ならではの風俗や歴史的背景を踏まえてのミステリやコメディが非常に興味深い。
作者は以前昔(時代は忘れました)の中国を舞台としたわがままな夫人の注文に四苦八苦する料理人の「沈夫人」シリーズをお描きになっておりそっちも楽しく読んでました。
いわゆる「できた人」がいなくてみんな人間臭いのがまたいい。中世も現代ももっといえば中国もヨーロッパも人間はあまりアップデートされることなく同じようなことで悩んだり喜んだり怒ってりしていたんだなあと。


posted by すけきょう at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする