2017年06月17日

初恋防衛軍 1 堀 祐介 (小学館サンデーうぇぶりSSC)



ジャケ買い。ラブコメなんだけどかなりぶっ飛んだ話。
「恋の行方が想像を凌駕し続けるSF初恋サスペンス」だそうで。どこまでネタをバラしていいのかわからない。
ただ、結論めいた最大限のネタバレをさせていただくとイマイチ。
いろいろなネタの謎解き的なものはないのはまあいいわ。「そういうもの」で進行してるマンガ(すべての創作)がほとんどだし。だけど、それらのネタをろくに処理してないのに次から次へと先に新規設定がかぶさっていってよくわからなくなる。それがぶっちゃけ「想像を凌駕し続ける〜」の正体。
それらの謎や行き着く先はきちんと決まっているんだろうけど、その順序や手順がアタマ悪すぎるみたいな。

「考えてみれば簡単な話だ。」1巻の終盤の主人公のセリフです。ただ、このカンタンは日本人の9割が「最初に」すぐに思いつく「カンタンな話」なんですよね。それを主人公は延々と気がつかない。バカという設定もちょっとあるのかもしれないし、事態が急変しすぎて混乱していたという言い訳も考えようとすればできる。ただ、バカすぎだろ。
そして恐ろしいことに、「それ」は序盤ではやってはいけないことだったんですよ。なぜなら「それ」をやったら主人公は死んでいた(ぶっちゃけ殺されていた)から。
そういうことを「偶然やってなかった」にしたらダメじゃない?そしてなぜ突然「それ」に気がついたかはわからないんだよ。そりゃあ日本人の9割が気がつくことだし、ひらめいても仕方ないんだけどその予兆とかもなにもないってなあ。そういうところは読んでて非常にシラケる。

あと、作画。モノの質感がおかしい。ま、ぶっちゃけかなりアレなんですけどすごくがんばって描かれている。でも、いくつかその作画はダメだろって背景とか小道具があるんだよな。
たとえば布団、たとえば封筒、虫。そして人間との大小の割合も怪しいところが非常に多い。
キャラもなあ。ほぼ主人公と彼女のふたりで展開する話だけど、彼女というキャラが掴みづらい。掴みづらいすなわち魅力が薄い。これもわりと致命的。今後の意表を突く展開のためにあえてそうしてるのかもしれないのであまりつっつくのもなんだけど。

でもまあそれより話だよなあ。2巻どうしようかなあ。


posted by すけきょう at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする