2017年07月25日

××でも魔法少女になれますか? 1 椿 歩実 (小学館 裏少年サンデーコミックス)


おばあちゃんが魔法少女になって悪と戦うの。
まどか☆マギカなどの影響でダークネスな方面に行きガチな魔法少女業界ではありますが、本作はのほほんほのぼの路線です。ほんわかと暖かいおばあちゃんパワーで悪者が改心する感じ。
イマドキの魔法少女モノのように絵も設定も話もディティールにこだわっているし、丁寧に描画しています。
エロ方面のアプローチはナシ。

ただまあよくある話ではあります。そこから抜け出ているなにかがあるかというとちょっと厳しい。


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2017年07月24日

バイオレンスアクション 2 浅井 蓮次 (小学館 ビッグコミックススペシャル)


本書の表現をお借りするならぐうの音も出ないおもしろさで2巻が終わってしまった。

「はじまった」→おもしろいのかたまり→「2巻終わった」

こういった具合。つまり本書には「おもしろい」しかない。
1巻ではまだいろいろあったイントロダクションがまったくない。ずっと本書のタイトル通りバイオレンスなアクションがアタマからシッポまで畳み掛けられる。ノンストップでえぐくてひどくて動悸が止まらないバイオレンスなアクション。
いきなり真骨頂ではありますね。もう3巻楽しみ以外にない。

ああまあ3巻でだりあさんを殺さないでとだけ思います。お願いします。彼女大好きです。


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2017年07月23日

サイケまたしても 9 福地 翼 (小学館 少年サンデーコミックス)


8巻のクライマックスから一転して9巻では「M編」というのがはじまりました。
様々な能力を持っている若者がやいのやいのするマンガです(乱暴すぎるあらすじ)
主人公サイケくんは池に溺れることで1日をやり直すことができます。

9巻では気の弱いカツアゲされる少年がその能力に目覚めて化物になるのです。それを食い止めるのが主軸。
ところがこの話、重く後味が非常に悪いまま終わる。
だから8巻のカタルシスを、あた逆に全部ひっくり返すような状態。
そうか、そっちのほうにいくのかと思いました。
その方向がどうなるかは8巻ではよくわかりませんけど、8巻は重くて後味が悪い巻でした。



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2017年07月22日

初恋ゾンビ 8 峰浪 りょう (小学館 少年サンデーコミックス)


物語としてはかなりなターニングポイントの8巻ではありました。

男の初恋の人がアタマの上に漂っているのがみえる主人公。そして自分にも浮かんでいた。幼いころ別れた英語塾でいっしょだった子。その子が転校してくる。そして主人公にその病気を伝染されていると殺す気満々で来た。しかも、幼少のときにシャレで女装されていたけど実は男だった。
って、実は男だったのはその病気で大変な目に遭ったので男装していただけで実は美少女。あと貧乳。そのことはみんなは知らない。
8巻ではその病気を直した人がいるってことで2人で旅行に行くの巻。

そいでいろいろと核心をつくんだけど、わりにシリアスというかマジメに話しを展開させていて、お祭りの着物シーンとか描画もすげえ大変だったろうけど、なんていうか、ラブコメ的なおもしろさが希薄ではあったんだよな。とくにエロのほう。

後半の二学期からは盛り上がっていこうとしているけど、なんていうか、もうすべての謎は総ざらいしてあるのでいろいろとカタを付けていかないとなあ。とくにパイオツカイデーの幼馴染とかな。



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2017年07月21日

かぐや様は告らせたい 6 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 赤坂 アカ (集英社 ヤングジャンプコミックス)


オビがすばらしい。

「"エロ"に頼らぬ大偉業!! ヤングジャンプラブコメ史上最速・・・100万部達成」

そうなんですよ。本作はエロに頼ってない。それでいて100万部突破がアタリマエといえるくらいのぶっちぎりのおもしろさを内包している。
ここんところラブコメといえばウチとこだってくらい小学館がラブコメで猛追撃している。小学館内サンデー内で共食いしているような乱戦状態のなかで(ちょっとした蠱毒だよな。ラブコメ蠱毒)、どれくらいなものかわからんけどトップクラスではあると思うんだ。

そして5巻でかなりのピークと思っていたのがこれ以上をみせてくれたのが6巻という。5巻は通過点に過ぎなかった!

学園生徒会ラブコメ。生徒会長と副会長はお互いに好き合ってるけど、なんとかむこうから告白させようと小細工を練るというワンアイデアから派生してきて、6巻ではかなりカオスになっているかと思いきや、わりとその初期設定をうまく保ち続けているんだよね。まあほぼ有名無実ではある設定だけど。

このマンガが他のラブコメより抜きん出てすばらしいところは1点。ジャストでベストなことです。

ラブコメのみならずすべてのマンガにとって「おもしろい」と「絵が上手い」ってのは同義語ではあります。おもしろいから絵が上手いし、絵が上手いからおもしろい。
そして「絵が上手い」とは、ジャストでベストなことです。マンガにおいては絶対的な解です。
本作はジャストでベストです。だから絵が上手いしおもしろいということです。だからこの熾烈なラブコメ戦国時代に覇者として名を挙げているのです。

その場面には、そのキャラがその顔をしてそのセリフをいう。

これがジャストでベストの正体です。

本作6巻での一例を挙げましょう。この巻のベストともいえる回56話「白銀御行は見上げたい」。

生徒会のメンバーでお月見をしよう。そんなときでもかぐや様(ヒロインの名ね)は恋愛大作戦を仕掛けてこようとする。寒いといって上着を貸そうかどうしようかドギマギする様を楽しもうとしたけど、主人公は星を前にして純真な気持ちになっているからあっさり上着を貸す。そのほかの仕掛けもキレイにのってあまつさえも抱きかかえながらねころがって星をみはじめる。

そのときのかぐや様のリアクションが「は・・・はれえー??」です。天丼でこれを重ねてきます。「あれー?」でも「えー!」でも「!?」でもないです。ここの絶対の正解は「は・・・はれえー??」しかありえません。表情もこれしかないって顔をされてます。そしてさらにいうと編集(オビを考えたのもそうでしょう)がかなり有能で、フォントとか字の大きさもジャストです。少しずつ「はれえー??」が大きくなります。憎い演出すぎます。(編集のワークスで秀逸なのは54話のかぐや様の思考がまとまらない場面でも見受けられます。まあ、編集なのか写植の人が優秀なのかわかりませんが)

「はれえー??」です。これをぶっこむことができるかどうかって差は非常に大きいです。「はれえー??」はそもそも日本語じゃないですからね。でも、これです。読んだ方には納得していただけると思います。この言葉はここに置かれるべきでした。そして置かれました。これがジャストでベストです。
伊集院光氏がラジオでよくおっしゃってるホームランの感触。なにもチカラもかけてないし当たったインパクトも感じないそうです。それに似たような高みが「はれえー??」です。作者他にそれはちがうっていわれたら「はれえー??」って応えるまでです。

しかも、5巻では1話として独立していましたがこの回にはシリアスシーンもぶっこんできます。それすらも飲み込んで「うわ、たまんねー」状態にしてしまうんですよ。

ギャグのキレもいい感じで増してるしなあ。60話でのかぐや様が未来の生徒会を考えてるときのアングルが最高だった。

まあ、弱点といえば、表紙の後ろの男と泣いてる女誰?ってことくらいかなー。あとカバーめくったいらすとやあしらいのギャグもちょっとすべってたかな。

それも含めていい。作者は上記の意味とはちがいもっと一般的なざっくりした意味で絵が上手くなっているな。画力が上がるみたいな意味で。これはわりに諸刃の剣的な意味も生まれてくるので気をつけてほしいなあとは思う。画力に甘んじてギャグ漫画家を廃業した人とかいるじゃない。
今の絵が今の話にはジャストでベストだよ。

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2017年07月20日

古見さんは、コミュ症です。 5 オダ トモヒト (小学館 少年サンデーコミックス)


衝撃の5巻でした。
超美女だけどコミュ症の古見さんとゆかいな仲間たちの話です。
5巻はメインの学園祭と小ネタです。古見さんはクラスの出し物メイド喫茶でメイドさんになります。
すごくおもしろい。これまでのピークを更新した巻ではあります。

あれ?

古見さんは、コミュ症です。 4 オダ トモヒト (小学館 少年サンデーコミックス): ポトチャリコミック

先月でた4巻とその感想を思い出しました。ワンパターンとか書いてますね。けっこう辛口です。
と、思い返すのです。そして4巻も読み返すのです。また5巻も読むのです。このループを3回くらい繰り返しました。

メインの学校行事、4巻は体育祭、5巻は学園祭を軸に、小ネタ回、新規キャラも登場する。もちろんサブレギュラーも適度にからめていく。
一緒やん!4巻と作りが一緒やん!

ん〜〜〜?とわからなくなってしまって4巻も5巻もさらに何度も読み直してしまいました。

そして結論。5巻はおもしろい! これまでで最高。

4巻と構造はいっしょだけど、その質がちがうんだね。

まず大きな発明。古見さんの「!?」ってツッコミ。これが5巻で完成した。4巻でも散見できましたが、サブレギュラーがボケて、古見さんと、只野くんが「!?」と落とす。このリズムが完全にいい感じになった。大枠があってそこに1p1ネタの4コマが続くというパターン。そのオチが古見さんの「!?」。これがいい感じにハマる。そしてワンパターンになりかかったところで普通のコママンガや萌えを投入してくる。ここいらのさじ加減も考え抜かれいい塩梅。

ギャグ自体の精度が高まった。ひどいこといったりやったりする加減がちょっと強まった。もともとサイコ気味のキャラが古見さんのパンツがみたいってことで水たまりに滑り込むシーンとか。

古見さん同様のおどおどキャラ(だけど美人ではない)だけど、グルメサイトに投稿する、食に関してだけは別人になるやつのあしらわれ具合とか。

新キャラの姉御キャラとおっとりキャラが良かった。古見さんが「別」のキャラと仲良くなるとしたらどういうのがいいかという逆算で生み出されたかのようなキャラでみててとても安心できる。当然4巻登場の田舎っぺっ子より話にがっちり食い込む。これまで、只野くんと古見さんの関係にツッコミをいれられたのはなかったからけっこう画期的。

またいいところは、この姉御キャラにしてもレギュラーのコミュの化物みたいなのも絶対的な人気者じゃないところがいいよなあ。その「絶対」の役に古見さんがいるから差異をつけるためではあるんだろうけど、そこがリアル。誰とでもわけ隔てなく話たり、姉御肌でいろいろな仕事を請け負ったりやさしさを出してるけど、彼女らは絶対的に人気者ではないんだよね。ドロをかぶるような目にも遭ってる。

あ、あと、只野くんが学園祭のあいだじゅう、女装してたのもいい感じだったのかな。かわいいんだこれがまた。もしかしたらこれが1番なのかって気もしてきました。

まあつまり。4巻のままのやり方でギリギリと精度を高めて最高傑作になった具合に衝撃を受けたわけです。

書店でアホのように山積みしてあったわけがわかりました。アニメ化待ったなしだな。ヒロインなのに出番がないという画期的な役になりそうだな。あえてキャラソンもナシにするとか(話が飛びすぎ)。


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2017年07月16日

すうの空気攻略 2 福井 セイ (小学館 少年サンデーコミックス)


田舎から来た素朴ガールが都会の子らとうまくやるために母親が書いた「空気を読む」ノートを読みながらうまくやろうとしてだいたい失敗するってやーつ。
新キャラとして学校1の美女が空気攻略部のメンバーになり3人体制になりました。
そして単純にこの3人がキャッキャウフフしてるのが楽しいんだよね。
うーん、1巻からわりと思ってた空気攻略のところがとくに要らないんじゃないかと。
ただ、キモではあるだけど、もっとあっさり気味にするかもっとなんていうか面白くするか。
遊戯王的なトレカっぽいイラスト、横文字で空気を読む状況が書いてあり、それの解説。けっこうな手間ヒマだけどおれには初回から全力ですべってるからなあ。
空気を読むべき状況それ自体は重箱の隅的なシャープな視点で感心はするけど、それをいちいち「オモロー」に加工説明する必要は感じない(つまらない)。それより3人がもっとキャッキャウフフしててほしいかなあって。キャラはともかくいいんだ。


次まで買うわ。魔の3巻をどう乗りこなすかなと。


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2017年07月15日

妄想テレパシー(4) NOBEL (講談社 星海社COMICS)


テレパシー少女の話も4巻目。
今回はテレパシーとはなんぞやってところにまで話が及んでいたな。
テレパシー部分はカラーで本編はモノクロで展開する。そして主人公のエロ妄想をクールサッカー男子が無表情でやっているというところがミソだったけど、4巻はそのお約束がほぼ崩壊している。
インタビューによると4巻から本題に入っていくそうだけど、それなのか、主人公のキャラもちょっと先祖返りしている気がして、4巻までで築き上げてきた人間関係がみょうにリセットされたり退行されたりして、主人公のエロシーンも少ないことも相まって、「なんかこいつめんどくせー」感が高いので主人公的にはソンな巻ではあったよな。そのほかのキャラは全員かっこいいシーンが多くてよかったんだけどね。
超複雑な立場の主人公の友だちでライバルであるマナちゃんあたりはすごくかわいく描かれているんだけどね。だから、「あえて」なのかなとも思うのだけど。
なんかスッキリしない4巻でした。


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2017年07月14日

粘菌人間ヒトモジ 1 間瀬 元朗 (小学館ビッグコミックススペシャル)


映画化もされた「イキガミ」の作者の最新作。
設定にしびれて衝動買しました。
人がストレスを感じると身体が溶けてアメーバ状になるという奇病。そのまま放置すると唯一残ってた頭部も含めて固まってしまい、そして胞子をばらまく。ところが、アメーバ状の段階で、ストレスを解き放つと元の身体に戻る。そのために奮闘するスタッフの話。
ちょうど「このマンガがすごい!WEB」でランキングに載っていたので併せて買った「ジャガーン」という作品も同様にストレスを感じると化物に変身するということで、双方ストレスで「死ぬ」って題材でも調理法がちがうもんだなと感心(ジャガーンは2巻発売時に取り上げる予定です)。

1巻には2つの話が収録されており、そのどちらも一筋縄ではいかない複雑な人間模様が描かれていて非常に読み応えがあった。

浮気がバレて奥さんと娘に実家に帰られた旦那が粘菌人間になる話と、ヒモだった彼氏に逃げられた女性がなる話。

そのどっちもかなりこみいった複雑な話で、そりゃあ粘菌になるわなーって。とくに1話の後味の苦さったらないなあ。

そいでもってこの粘菌人間の意味もまたあるのがおもしろいね。地味になりそうなのがけっこうなアクションエンターテインメントになっている手腕もすげえし。粘菌は自分で制御できるんだよ。だから怪奇アメーバ人間になるわけだ。しかも、「話」にするくらいだからベタな話はない。結婚してくれないから粘菌になるのは、「結婚します」っていえば一瞬で解決だし、そういう例は解説シーンで見せているし。

しかし、1回粘菌になって戻ると身体の傷とか、たとえば人工物が埋め込まれていたりしたらどうなるんだろうな。おれなんか心臓の弁が人工のものだからなあ。ケガとかキレイに治るならお徳用ではあるけどな。粘菌になった自分を動かすってのもやってみたいとは思うし。ただそのためにストレス抱え込むのはイヤだけどさ。

おもしろかったです。次巻が来年の夏ってのは待つなーって。


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2017年07月13日

サトコとナダ 1 ユペチカ (講談社 星海社COMICS)


ツイ4ってTwitterで毎日やってる4コマってのに連載されているそうです。
アメリカを舞台として日本人サトコさんとサウジアラビア人ナダさんのシェアハウス日常4コマ。
サウジの女性だからもちろんイスラム教でよくある顔を隠すネタをはじめイスラム教ネタが盛りだくさん。それでいて年頃の乙女なのでそういう折り合いネタとか。

たとえば。
ナダさんはすごくおしゃれで衣装持ちで髪もネイルも徹底的にやる。でも外では隠す。サトコさんはそれでは意味がないんじゃ?と思うけど、知ってる人におしゃれであること可愛い服をきて似合うことが伝わればそれで十分と思っている。
イスラム教は1日に5回祈る。だから女性の教徒のために保健室(2人は学生)の片隅にお祈り用のスペースが用意されている。
あとアメリカあるあるとして映画館でポップコーンを買ったらハンドソープみたいに押して出すバターソースがあってそれがかけ放題だって。

異文化交流のおもしろさと、後半になり少しストーリーマンガ的な展開もある。同じ女性でもあり、まったくの異文化だから「そんな考え方もあるのか」ってお互いに思ったりな。
絵もだんだんとイスラム女性が可愛くなっていくのがいいなあ。
めっけもんでした。
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2017年07月12日

六道の悪女たち 5 中村勇志 (秋田書店少年チャンピオン・コミックス)


毎巻毎巻感心するけど5巻はひときわすごかったな。
ネタバレになるかもしれないけど大いなる助走巻だったんだよな。6巻の大波乱に向けて。タイトルに合わせたのかしらねそこらへん。今気がついたけど。
4巻でボスキャラに匹敵するメンバーがいっきに転校してくる。彼らは微妙に目的意識を持ちつつも仲良くなっていく。そして5巻ではそのうっすらと不穏な影を残しつつも学園祭にむけて和気あいあいとやっているのだけど、、、、って。
だから5巻全体は伏線であり6巻の爆発のためのあえての静かなおとなしめな展開だった。そこで無理なく6巻で「爆発しやすい」要素を上手に配置していっている。しかもそれは読者に飽きさせず。だからこそ5巻の終わりに衝撃を受けるわけです。ネタバレですまんことですが。
だから「よく1巻分しのいだなあ」って。

6巻が楽しみなようなこわいような。どう考えても無事に終わる気がしないしね。


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2017年07月11日

BEASTARS 4 板垣巴留 (秋田書店少年チャンピオン・コミックス)


4巻にきていろいろなことが急に道がついて最高におもしろくなってきた。
これまでいろいろと散りばめられていたことは「このことだったのか」とキューっとまとまった巻。
ケモノ社会における青春物語。
ケモノでもあり、青年でもあるのがポイント。
主人公ハイイロオオカミのレゴシは草食動物であるウサギのハルに恋をする。
ここでポイントはこの恋がなんなのかわからないということだ。
ご存知の通り、肉食動物は草食動物を捕食する。人間同士ならば表現としてある「食べちゃいたいくらいカワイイ」がそのままの言葉になる。実際に、肉食動物の「食欲」に関しては風俗があるくらい。すなわち、草食動物で食い詰めているものが血を売ったり、「指」を売ったりする。それを同級生が買うわけよ。それは本能みたいなもんで肉食の味を知ったらもうとまらないってなるそうで。
だからこ草食動物を愛した主人公はその愛とはなんなのか苦悩するわけですよ。そこにすべてがフォーカスする。そして各キャラクターがいっせいに動きはじめる。4巻のはじまった感は尋常じゃないよ。


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2017年07月10日

青猫について 2 小原 愼司 (小学館ビッグコミックススペシャル)


完結。キレイにまとまっていたけど、超濃厚な内容からしてもうちょっと「いろいろ」あったのではと勘ぐってしまう。
だけど温めてた全部投入してやれとばかり、エロもグロもてんこ盛り。過去も未来も今もてんこ盛りで、この話を描ききった感がスゴイ。

とくに1巻でリミッターの外れたグロに度肝をぬかれたけど2巻ではエロもすげえんだこれが。

あと、おれでもわかる数々のオマージュと、おれが知らないだろうオマージュ。これらも多いね。
勝因はありそうでなかった設定やなあと。戦後すぐの殺伐とした昭和で圧倒的に強い少女剣士ね。

これはぜひ実写映画化してみたいな。最近ぬるま湯な映画ばかりの三池監督にでも。BiGで10億円当たったら5億出資してもいいから思い切ったのを作って欲しいわ。

打ち切りかどうかはわからんけどアイアムアヒーローをはじめとしgdgdエンディングの多い小学館においては目の覚めるようなキレイで短い打ち上げ花火出会ったことよ。



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2017年07月08日

彼女に合わせる顔が無い 1 磐秋 ハル (集英社ヤングジャンプコミックス)


顔のない少年が竹を割ったようなさっぱりした性格のかわいい少女とつきあうラブコメマンガ。
デュラハンというのでもなくただ顔がない。話すことができるしみえたり聞こえたりもあるしゴハンなんかもある。ただ、顔のあるべきところには何もない。バストアップに該当するところが幽霊ということになっている。
ポイントはそれでもテレたり顔が赤くなっているところがわかったりするということかな。
それ以外はわりにヘタレだけど純粋で一途な男子とそれに惚れてる「いい女」のラブコメです。
王道だーって1巻は楽しく読ませていただきました。サブキャラも手堅い配置だし、顔がないネタとラブコメ、いい女ネタ、それぞれいい感じです。
ただ絵はかなり発展途上です。かなりです。
でも、絵は描いてると上手くなるし。それ以外のスキルはバッチリだから3作目くらいはホームランを打ちそう。



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2017年07月07日

ワンダーランド 5 石川 優吾 (小学館ビッグコミックス)


4巻でアキラかよってツッコミを入れた記憶があるのですが、アキラが登場しちゃったよ。
ということでよくわからなくなりました。どうなりたいんだろう。この物語の先にみえる風景はどんなものなんだろう。

最高に残念なことですが、それにあまり興味を持てないです。

おっさんがたくさん登場するってのがサイキックバトルにしちゃ新味ではありますけど、おっさんは死ぬため要員という感じが強いってのもなああ。

あとまあ「アリスと蔵六」にもつながるなにかがありそうだよな。




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2017年07月06日

ど根性ガエルの娘 3 大月悠祐子(白泉社ヤングアニマルコミックス)


ネットでも話題だった15話を含む最新刊。
15話を待つまでもなく不穏な雰囲気は充満しているよな。13話から18話まで収録。
ど根性ガエルの娘として生まれた筆者。ど根性ガエル連載終了から家族を捨てて失踪したりやりたい放題してた親。でも、今は幸せってオチから先を描いているのが3巻。
いろいろあったけど落ち着いたはずの1話ファーストシーンがそうじゃなかったことをトリックをあばくかのように描いたことで話題になった15話だけど、これらはわりに「終わった後」の話しではあるんだよな。
彼女が描きたいのは彼女の中にすむ「わだかまり」という名前のモンスターを退治するためなんだと思うんだよな。
父も母も弟も過ぎたこととしてとらえているけど、娘(筆者)は現在進行系で心中でざわざわと蠢き続けている。
3巻ではそれの首根っこを捕まえたという会心の一撃感あるね。
ゾクゾクする。非常におもしろい。
こういう「心の病」系のモノでは1番アグレッシブではあるよな。

[ヤングアニマルDensi]

ネット連載のこれ。19話と6/30の番外編がすごく良かったです。ぜんぜんこれまでのとちがう方向で。3巻はすごかった。でも、おれは「その先」が読みたい。

[とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話 佐倉色 飛鳥新社: ポトチャリコミック]

この方にも読んでもらいたいな。


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2017年07月05日

キリカC.A.T.s(2)伊藤 伸平 (双葉社アクションコミックス)


変身アクションモノといっていいんでしょうか。
猫スーツを着て悪の宇宙人と戦うアクションマンガでです。2巻目。
特徴は近作よりはアクションがハードでグロ描写もわりと思い切ってるってことでしょうかね。
相変わらずのハードなアクションでのドタバタしたユーモラスなノリは唯一無二ですね。伊藤氏の最大の持ち味はココじゃないかと思います。
香港の謎のキャラ、洪さんがとっても良い味わい。戦隊ヒーローによく出てくる敵か味方かよくわからん色でいうと黒のことが多い人ですね。後半の出現シーン最高でした。

主人公もタバコを吸う女性ヒーローっていいね。時代の逆行感。

ということで、伊藤版ニチアサヒーロータイムは2巻も好調です。ニチアサのほうは時間が変わりますけどね。



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2017年07月04日

白暮のクロニクル 11 ゆうき まさみ (小学館ビッグコミックス)


最終巻。
10巻がクライマックスといえばクライマックスだったので11巻は物語の「真相」に静かに触れていく感じ。
ゆうきまさみ作品は、パトレイバーにしても鉄腕バーディーにしても究極超人あ〜るにしてもそうだけど、物語のテンポや構成がマンガのそれよりも小説や映画のようなものを感じる。だからそういう感じの小説の余韻が深めのやつみたいな。

傑作だったけど、まあ、11巻はこんな感じか〜ってみてると、最後に油断してたわ。なんだコレ。
と、最高傑作になってしまいましたよ。ズルいよなああれ。

いい作品でした。メディアミックス目論んでるやつは11巻まで描けよ。ラスト2p描けよ。




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2017年07月03日

フイチン再見! 10 村上 もとか (小学館 ビッグコミックス)


最終巻。マンガ家上田としこさんの生涯を描いたもの。キレイに終わってましたよ。なんていうか、晩期はわりと平坦なマンガ家人生だった感じで淡々としていたけど、そこを作者からの溢れんばかりの愛とリスペクトで抜けていきましたね。つい最近まで元気でいらしたんだし、つい最近まで仕事はされてましたからね。

10巻では有名マンガ家との交遊録がどんどんと描かれていて華やかでした。手塚治虫氏が時代遅れとしょげてたのにハッパをかけたり、代表作の「フイチンさん」をアニメ化したときにキャラのひとりを6人兄妹にしておそ松くんみたいにしようって映画会社が提案したら「友だちのマンガをパクる事はできません」といったり。あれだよな、トキワ荘関連と仲良さそうだけど藤子不二雄の両人はでてこなかったね(今軽くググったけど別になんかあったわけじゃないみたいね)。

偉大なマンガ家だったんだろうなあ。まったく知らないんで申し訳ないですが。このマンガのみの知識ですし、このマンガだとわりにモーレツな女史って感じの生涯だったんだなあと。

でも、絵は本当にすばらしい。高野文子氏がモノにされようとしてただけのことはあるなあ。





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2017年07月02日

あかぼし俳句帖 6 有間 しのぶ (小学館ビッグコミックス)


終わったかー。
おっさんが俳句のおもしろさや奥深さに目覚めていく話。いつはじまってもいつ終わってもいい話ではあると思ったけどキレイなところで幕を引いたかな。
俳句の奥深さや「勉強」が最後の最後まであって、「プレバト」より俳句の読み方がわかりますよ。つーか、あれのからみで俳句に興味が湧く人が増えるんじゃないかな。基本的なことやサークルでどんなことするかとかここにありますのでそこいらを含めてコンビニコミックで再発売させるとかすると売れるんじゃないかと思うよ。すごくよくできてるもん。
マンガとしても当初に出てた優男のライバルは奥の方に引っ込み、同年代のいい感じのライバルがでてきたり、いろいろなキャラが有機的にからみついてきて、ここいらの練り込みがまたベテランの味わい。しかも、この先にまたおもしろそうなエピソードがあるような匂わせ方をしての終了がズルい。おっさん同士の俳句対決とかみてみたかったなー。

そしてなによりも毎回あるオリジナルの句がいい。できない主人公のできない感じの句、ベテランの円熟の句、若いみずみずしい感性で詠まれた句と、キャラに応じた句が並べられておりそれに感動する。すげえ才能だな。
・マンガとしても俳句の入門書としてもかなりなクオリティだと思う。17文字に命をかけてる感じがいいね。

ただ、俳句のサークルってコワイよなあ。全員からダメを出される感じが(いろいろあるんだろうけど)。


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2017年07月01日

ハイポジ(1)きら たかし (双葉社アクションコミックス)


きらたかし氏も古巣の講談社をでたのか。
新作は「リプレイ」ものでした。45歳のおっさんが妻に三行半を突きつけられやけになってデリヘルをたのんでハッスルしてたらホテルが火事になって意識を失って次に目覚めたら高校1年生になっていた。
中身は45歳のままだけど、45歳ともなると「強くてニューゲーム」ってほどじゃなくなるのがおもしろいな。考え方や所作がいろいろとジジ臭くなって。
このリプレイモノでの白眉は、当時高嶺の花で眺めているしかできなかった彼女とお近づきになるってのはよくある展開だけど、それと平行して、その後結婚することになる妻も同じ学校にいるってことだよ。妻という気楽さから妙に馴れ馴れしくしてしまう。でも、三行半を突きつけられることも去来して、むこうも悪からずおもってるのに邪険にしたりもする。
今回メカメカしいものはタイトルのウォークマンだけだけど、絵は相変わらずばかうまで、この高嶺の花の高嶺っぷりも、のちに結婚する妻の若かりし頃も、ここいらの描き分けの巧さ絶妙さは舌を巻くわー。人もメカも上手だよなあ。

さあどうなっていくか。楽しみです。


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