2018年05月11日

六道の悪女たち 9 中村勇志(秋田書店 少年チャンピオン・コミックス)


評価がむずかしい9巻。

もはやあらすじは六道と愉快な仲間たち(ヤンキー&オタク混合)がチーム一丸となってがんばる話。
9巻ではこれまでの最大の敵との戦いが終了。それが巻の1/3で残りの2/3は日常編3連発なんだよな。
これがぬるい。ほのぼの。ピリッとした大ネタのあいだにそれがあるといいけど全部それだもんな。
クオリティは高いママ。おれもなんやかんやファンだから読んでて楽しい。でも、全部ぬるいのはいろいろどうかよ?って。
引き合いに出すのはアレだけど「ゴールデンカムイ」。この作品は大きなスジが1本ある。そいで連載1回のあいだにあらゆるものを入れる。1ページ前までグルメマンガかと思ったらシリアスになって次のページはギャグ。ページをめくったらどうなるか予想もつかないジェットコースター感。こういうのが現在、同じ戦場にいる以上、日常オンリーってことで1本にするのはインターミッションとしてはありかもしれないけど、3本続いちゃなあとは。GWかよ。ゴールデンカムイとゴールデンウィークとかけました。あんまり「次」につながってる話でも無いしなあ。仮にこのインターミッションの出来事が伏線になるならもっとそれらしく漂わせないとダメじゃねえかとも?

ちょっとdisってるかもしれないので丁寧に説明すると、ベタだけどたとえば、六道の特訓編はその成果が現れて強くなるとかな(それやると根本からおかしくなるからないだろうけど)。あと、六道に惚れてチームにはいるけど、別々のダーリンをみつけるってのもいろいろと複雑な展開を呼ぶ可能性は秘めているけど、それも本作のノリや流れからどうかな?とか。
難しいのはわかるんだよな。そもそも9巻の表紙にもなっているランナさんをDr.スランプでいうところのアラレちゃんにしたからな。彼女よりも腕力でまさるひとがいないしなあ。

謎なんだよなだから。作者もそうだけど編集はどう考えていたのか。鬼島編が大変だったから次のネタまでちょっとインターバルが必要だったのかね。
ベターだったのは、作者に鬼島編のあと2週くらい休んでもらってついでに次の展開を考えてもらってインターミッションは1回で次の悪女を登場させる流れにしたほうがよかったんじゃないかなと。ま、それもいろいろ難しいか。でも、本作とBEASTARSの作者は無理させている気がするんだよね。

コンビニで売ってる総集編的なコンビニコミックだと9巻の2/3は収録されないだろうなあ。そういうところを出すくらいなら休んでリフレッシュさせてもらったほうがって思うんだけどまあ秋田書店の人でも中村先生の知り合いでもないのでなんとも。


10巻はまた次の展開がはじまりそうだけど。




posted by すけきょう at 13:19| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする