2018年05月22日

亜人ちゃんは語りたい(6) ペトス(講談社 ヤンマガKCスペシャル)


1年ぶりの新刊。表紙のキャラにまるで見覚えがないので一瞬「1巻買い漏らした?」と焦ったりもしましたがそんなことはないようでした。

ヴァンパイヤ、雪女、デュラハンなどの特異体質の少女がいる世界のJK学園物語。アニメ化にもなりました。

と、6巻は上記3人はほぼワキにまわっており、表紙の座敷わらしと、教師をやってるサキュバスさんの回。とくにサキュバスがメインかしら。

6巻を読み終え最初に思ったのは、あ、アニメ2期ないよなあってことでした。ちょっと不穏なモノイイですが。
アマゾンのレビューであったんですよ。上記の3人娘がキャッキャウフフする巻ではないのでそれを目当てのひとには残念だって。
うん、徐々にそういう傾向はあったんですが6巻はそういった意味じゃ全開だったんですよね。

いわゆる亜人(と書いてデミと読む)がいる世界における、亜人と普通の人のあり方などを、差別問題や科学を取り入れて語るというかなり深いところに足を踏み入れてます。
この「道」はたぶんあまり旨味はないと思うんだ。それこそ上記のようにアニメでやるには地味すぎるしさ。
ところが非常におもしろい。これに関しては「ダンジョン飯」の4巻以降にも同様のことを思った。あっちはあっちで上手くやってるのでおもしろい。

で、6巻はというとおれは泣いたわけです。サキュバスの先生がとってもよくて。
彼女はサキュバスであることにハンデを求めず一般人として他所様に迷惑をかけないように生きていこうという決意を感じられる。その点にあらためてスポットライトをあてている感じで、しかも2つも「よかった」があってな。それがすばらしいんですよ。
男にさわるたびに男を催淫するからいつも化粧気をなくしてジャージを着て。人を避け、毎晩終電まで学校でヒマをつぶし、山奥の一軒家でひとりで寝るという毎日を送ってる。
そして主人公である亜人大好きな教師を好きという。

変わり種の女の子図鑑と思ってみるのはだいぶ筋違いになってきているなあと。
さて本作はどこにむかうのか。


posted by すけきょう at 19:32| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする