2018年06月22日

夜明け後の静 1 石川 秀幸(集英社 ヤングジャンプコミックス)


さわやかっぽくみえるけど非常にきわどい表紙だな。内容を合わせ読むと意味がよくわかる。

明治時代、日本が変わりつつある時代、武士の娘14歳の静さんが学生寮に入ってドタバタエロエロする話。

これ帯に「かぐや様は告られたい」の赤坂アカ氏がかなり芯を食った紹介コメントを描かれている(ここのところは電子書籍にないアドバンテージだよね)。

「恥を描く」という事は、「時代を描く」という事に他なりません。

すばらしい。武士の子として気高く生きようとするあまりにまわりと調和を乱して却ってエロい目に遭うってパターンなんだけど、この視点はすばらしい発明だと思う。
昭和と平成の「恥ずかしい」はさほどちがわないかもしれないけど、それが「大正」「明治」になるとちがうし、「江戸」になるとまたちがう。
なにをもって「恥ずかしい」とするかを描くことでマンガとして成立するのがおもしろい。

という建前でたとえば、有名な着物の下に下着をつけないっての。表紙の彼女はノーパンってことですね。
人前でモノを食べるのは恥ずかしいこととして、女性は列車内ではトンネルに入ったときにこっそりと食べていた。
ふくらはぎ以上を露出することが非常に恥ずかしい。おっぱいが大きいのも恥ずかしいからさらしでギュウギュウにしめる。
そいでもって気位が高いけど、お姫様だから、ちょっと叱られると叱られなれしてないからビャービャー泣くんですよ。そこんところもいい。

男は1コマも登場しなくて、女学生ばかりで、おもに静さまがエロい目に遭うという。後半ほどエロくなってくるね。

でも、エロ増量より、なんつーか、当時の風俗をもうちょっと盛り込んでいくさじ加減のほうがいいかなーとは個人的に。



posted by すけきょう at 18:43| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする