2018年07月10日

BEASTARS 9 板垣巴留(秋田書店 少年チャンピオン・コミックス)


うわ、とってもごめんなさいだ。
このマンガ大傑作じゃないか。
9巻にして1巻から引っ張ってきた学園内の殺人事件の犯人が判明する。そしてあらゆる箇所が急速に「ひとつ」になり本作のキモが可視化できた。そこでやっと気がついたよ。大傑作だって。遅いよ。でも、それはこのマンガのペースにもいえる批判ではないか?

本作、「僕のヒーローアカデミア」と似てるな。ヒロアカも本作も帰結するのが学校なんだよ。学園ドラマなんだよ。双方とも強引で無理くりに学園ドラマに帰結しようとしている(というかした)。しかも、期せずして7月発売の最新刊でその傾向が鬼のように機能する。かたや学園祭、かたや部活動で。

そしてもうひとつぶっちゃけるわ。どっちも構成がやっぱりウーンね。本作の主人公レゴシの過去編はいまインサートすべきか? ルイ先輩との邂逅はいまだったか? ハルとのイチャコラはソコだったか。ビルの恋愛話はどうじゃ?とか。
まあ無数の選択肢と展開から死ぬほど考えたすえのそれだったということは考えられるし、「適当言うな」っていわれたら素直にすみませんだし、9巻はほんと「これのためだったのか」ってのがいろいろとあってそれらがぎゅーってなっていく瞬間は本当ワクワクしたし、おもしろかったことはまちがいないっすから。

ということで俄然10巻が楽しみになってきたのです。



posted by すけきょう at 22:13| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

恐怖の口が目女 崇山祟(リイド社 LEED Cafe comics)


「おおかみのまんが屋さん」こと狼書房のイチオシとしてツイッターフォローしているからみでものすごいプッシュされていたので買いました。
ひばり書房などの怪奇マンガ風の想定だけどブックオフの区分でいうところの特大サイズでしかも激厚、なおかつ値段も1389円税別。
口が目女をみたという新聞部部員の話からはじまり最終的に宇宙まで行ってしまう感じの壮大な話です。

怪奇マンガのパロディ風からはじまりあらゆる要素が入り込んできていくもかなりきちんとコントロールされているようで安心してみていられる。だから狂気という点での「なんじゃこりゃ?」って少ないけど、随所にある決め絵や、主人公のかなりアクの強い特異なキャラ、細かいところは「怪奇マンガなんだから気にすんな!」って姿勢とかみどころだらけではあります。ボリュームたっぷりだし、ラストのコマもとっても味わいだしなあ。

この劇場アニメってあってもいいんだけどなー。どこかのお金持ちがだまされないかなあ。



posted by すけきょう at 08:41| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする