2018年08月30日

君は008 (2) 松江名 俊(小学館 少年サンデーコミックス)


スパイ養成学校マンガ。
2巻ではクラス全員無人島でサバイバル編がメインですね。少年漫画の王道として展開していきますね。それにスパイならではというか、これまた少年漫画王道のガッツと友情でまわりを動かしつつも、いろいろな創意工夫で乗り切ると。この創意工夫が今のところスパイっぽいところかな。

ヒロインがほぼ紅一点としておっぱいやおしりを惜しみ無く出す。単行本描き下ろしおまけで乳首もばっちり。んまあ、記号にモノをいわせた女体ですね。ボーンとかバーンとか。

エンターテインメントの塊でサービス満点にくわえて少年漫画の熱い展開。王道だよな、実に王道。



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2018年08月29日

やんちゃギャルの安城さん 2 加藤雄一(少年画報社 ヤングキングコミックス)


表紙でピンときて、2巻帯の背表紙のところの「発売即重版」なんてあったのでほおと思って。
探し回って1巻ともども読みました。
表紙や裏表紙の絵や情報からは、優等生メガネくんがエロギャルの同級生にエロ攻撃されてドギマギするマンガなんだろうなと。
果たしてそのとおり。そういうマンガです。
ところが、(以下いつもの感じなので省略)

なにがいいかって丁寧。ほぼ2人が登場人物ではあるけどものすごく丁寧に繊細に展開しています。ギャルがなぜ優等生を好んでいるのかわかりませんがことあるごとにベタベタして、最初は「エロいからドギマギする」だったメガネくんも徐々に彼女の人柄に惹かれはじめていくさまを1巻2巻と変遷しているサマを描写していってます。ヤリマンっぽくみえるギャルも実は全然だし、メガネくんは気がついてないけど彼のときおりみせる男らしさに惚れていってますしね。カッコだけギャルで実は純粋って例のやつ。

2巻は夏休み編で、こいつら学校ないのによく会ってていいなあと思いつつも上記の通り丁寧に距離をつめていく。メガネくんは彼女の存在が日ごとに大きくなっていくし、それで惹かれて近くなってくるメガネにギャルもまんざらじゃないしって。好き好きメーターの上がり具合が読んでて心地良い。

2巻に超いいクライマックスが用意されてるんだけど、それも2巻のアタマから周到にあちこちに設定や伏線をちらしてるんだよね。いやあ涙。何回読んでも泣けるわ。

あ、そしてエロアプローチといってもギャルの子はスタイルはいいけどおっぱいがない。でも、ちゃんとエロいしいい感じになってるあたりの画力も確か。表情がいいんだよな。あと身体を近づける感じとか。そいでもって好いてることがよくわかるし、1巻から2巻へとどんどん好きになっているところも「画」としてすごくよく描けてて素直に「いいなあ」と思えるのですよ。

準エロやソフトエロという位置においてもかまわないんでしょうが、すごくいいラブストーリーとして推したいところですよ。





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2018年08月28日

はしっこアンサンブル(1)木尾 士目(講談社 アフタヌーンKC)



工業高校で合唱部をやるマンガ。「げんしけん」の作者による新境地。

声変わりによって超低音になった自分の声が嫌いで喋らなくなった男が主人公。工業高校に入学したのも喋らなくて済む職業に就けるのではないかと思って。
ところがそこに合唱部設立に燃える男がいた。彼に「見つかった」主人公は、行動をともにするようになる。

1巻では主要人物をジワジワ動かしております。すごくいい感じでキャラが動いております。げんしけんの最初の方まであったなんていうかリアルに重点をおいたものではない集団劇としての「キャラ」がうまく機能して少しづつ近づいたりストーリーとキャラを積み重ねております。

大量に登場人物がいるけど、みんな好いたらしくて、なおかつみんないい感じに「マンガ」です。木尾士目氏のマンガでは1番「マンガ」って感じがしますね。そこが新鮮ですごくおもしろい。
大量に実在する歌を書いておりますのでJASRACに相当支払っていそうなな気もしますが、それらの曲をいちいち聴きたくなってSpotifyで検索しながらみてました。合唱の定番である「Believe」なんてはじめてききました(これはYoutubeでしたが)。

あと、半沢、八田などの最初から最後まで物語にからむけどそう重要じゃない(いまのところ。たぶん最後まで芯を食った活躍はしないと思う)脇キャラがとってもいい。こういうツッコミ役だったりアクセントだったりして作用するキャラをうまく使うのは大事だよな。



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2018年08月15日

妄想テレパシー(6) NOBEL(講談社 星海社COMICS)


また停滞中の巻だったな。
4巻がたしかそうだった。5巻で動いたから安心したけどまた停滞してる。
というのも本作は「サザエさん」ではなくて時間が進行しているからね。だからちょっと地味なターンなんだよな。ちゃんと高校を卒業する方向に動いて6巻ではまんま受験勉強巻。
登場人物が全員いいひとだから動かしづらいんだよな。全員いいひとで自分を好きでいてくれる彼氏候補ほかみんなのココロを読んでいるって罪悪感にちょっとかられるってのがおもしろいんだよな。だけどおかげでちょこちょこっとしか物語が進まない。いい人ばかりの物語は平坦で平和で退屈。よってテレパシーあんまり関係ない青春ストー=リーになってる。前は、ポーカーフェイスの彼氏のエロ妄想って変化があったけど最近それもおとなしめだしな。

まあでもそういった感じでよく6巻しのいだなと。

そして7巻で終わるそうだ。だから、まあラストへと怒涛の展開になるんだろうと。期待を込めて。







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2018年08月13日

金剛寺さんは面倒臭い (2) とよ田 みのる(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス)



2巻もおもしろかった。
杓子定規できちんとしている金剛寺さんがいろいろ自由な樺山さんとつきあうラブコメ。
とよ田みのる氏特有の激しくぶっちぎる表現の極北ともいえるくらいの強調表現。すごいを通り越して感動にまで結びつけるそれな。
金剛寺さんとの愛が炸裂するたびに奇跡が起こる。
2巻も調子よく飛ばしてました。
ところで感じ入ったのがカバー見返しの作者のあいさつですよ。


初めての連載では
運命では無く
意思で切り開くドラマにしようと
思いました。
金剛寺さんでは逆に
運命とか偶然の出会いを
大切にするようになりました。
自分の中で変化が
あったんだろうな



これが味わい深い。おれも人生にはどうにもならないなにかだれかによる「思し召し」があるよなあと。そのなかでも自分らが思うことをやると道は拓けると。
本作そのメッセージが強くて読んでいて多幸の素がドバドバあふれてくる。文字通りの醍醐味です。

読むと元気になりますし、なんか「がんばろう」という根拠のない発奮が湧き出る



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2018年08月10日

プラネット・ウィズ 1 水上悟志(少年画報社 ヤングキングコミックス)


現在(2018-8-10)絶賛放映中のアニメです。
4年だか5年がかりでかかれた1000ページオーバーのネームをもとにしたオリジナルアニメシリーズを本人が漫画化したというものです。同じネームをもとにしてるだけあってアニメのコミカライズとしてのシンクロ率は他のものとは比較になりませんね。しかも、すごく新しい手法。

1巻はアニメにして2話のひきくらいまですね。このペースだとコミックは全6巻とか?

記憶喪失の少年。気がついたら謎のメイドさんと先生と呼ばれる謎の大きな猫と暮らしている。そして世界に異変が起きる。突如海上に現れるなぞの物体。それに戦いを挑む7人の戦士。そして少年の敵はその7人の戦士だった!みたいな。

アニメは現在最高潮にいいところ。序盤や中盤でクライマックス級の盛り上がりになるのが水上悟志パターンであるがまさにそれ。

絵は「こんなだっけ?」と思ったりもするけど、まあ。

ということでマンガはいい感じで復習になっていいです。


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2018年08月09日

ゆとりの町長 小坂俊史(芳文社 まんがタイムコミックス)


また進化されたような。
夢破れて東京から実家の田舎の小さな町に戻る。そしていろいろあって町長として立候補するようになる。
そして選挙するまでを描いた、田舎選挙4コマ。
ちょっと前にアニメでやってた「サクラクエスト」をちょっと思い出す。こちらは町おこしのために作った架空の王国の女王になるって話だったな。ああいう感じで奮闘しているうちに町の問題とかがみえてきて、なんとなくはじめた町長選挙にマジメに取り組むようになる。

そんな田舎の問題とか、じわじわとからめつつ、小坂マンガ王道のグータラ女子とツッコミでゆかいに進行。
各キャラが立っており、それぞれの思惑もあり、大きな話の流れもある。そして選挙も最後までどうなるかわからない(というかあとがきによると5日前に急遽展開を変えたってくらいスリリングな感じ)。

選挙ネタも豊富で、駅前に立って挨拶する回。限界集落っぽい村に挨拶にいく。麻雀を覚える(なぜかは読んでのお楽しみ)。若者のココロをつかむためにパーティーを開くなど、リアルなネタをうまく笑いに和えながら展開している。

そしてラスト。ちょっと泣けるんだよな。ここがまた新機軸でさ。
これまでにもストーリー4コマチックな作品はある。ドラマを前に出してるのもある。でも、どこかドラマチックに振り切れてないところがあるんだよね。テレなのか信条なのか。昔気質の4コマ作家はわりにそういうところある。
そこに業田良家氏の「自虐の詩」というドラマドラマしたのが新鮮に斬新にきた。そして小池田マヤ氏をはじめとするストーリー4コマが花盛りになっていく。
小坂氏は実にその花盛りのなかにあってみんなと花の向きをちょっとちがわせてるところが新鮮だったんだよな。
実際最長記録で先日終了した「せんせいになれません」も盛り上がったりお涙ちょうだいを丁寧に避けて淡々と終わっていった。
本作も基本はそうっちゃそう。でも、ちょっと、ドラマチック。この「ちょっと」のセンスがすばらしい。そのドラマチックすら最後に笑いに変換してオチにするのもベテランの技だし。

非常にいい。最高傑作かどうかはともかく、これまでで1番1冊でのおさまりや据わりがいい。これを原作にアニメ化、いや、劇場アニメ化や実写化してもいいんじゃないか。


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2018年08月07日

ママダ引力説 トミイマサコ(1月と7月)

ママダ引力説
Posted with Amakuri at 2018.8.2
トミイマサコ
1月と7月

旦那であるとよ田みのる氏のTwitterをフォローさせてもらっている関係で、猛プッシュされてて名前はばっちり覚えており、かつ、書店で見かけたのでつい買う。
普通、カバー裏にはバーコードが2箇所あるけど本作は1箇所。だからレジの人がなんだか四苦八苦されていた。
1200円+税で大判ではなく普通の青年誌のコミックサイズではあるのでやや躊躇もしたが紙の色がふんだんにちがい、カラー図版も豊富&美麗。版型のちがった紙(紙質もちがう)も閉じてあったりと、1冊でトミイマサコ氏の1人雑誌的なノリで読んでいてとっても楽しい。

内容はほのぼのメルヘンな、そういう方向に本気出しきった感。同人誌をまとめただけあって遠慮のないメルヘンで好きなことを全力で振り切って描いた感がとってもいい。

・だれからもモテモテになるママダくんの災難を描いた表題作でもある「ママダ引力説」

・腹痛に悩まされ続けているタケオくんが旧校舎に現れるイタミさんの頭をなでると治るというのでがんばっていく「イタミがくる!!」

・タコのお兄さんと正一くんの冒険ショート連作集「TAKOBOOK」もいいっすね。ますむらひろし感あって。

おれは「あたしは断じて」が好きです。

美しい背景。可愛いキャラたち。いい意味でキテレツな話。童話でもありややBLもあり。

楽しい本です。お子様から大人まで。プレゼントにいい感じ。これもらって悪印象を持つひとはいないでしょ。おれがもらったらくれた人に超好意を持つよ。

しかし、夫婦揃ってジンガイモノと死後の世界モノ好きですねえ。



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2018年08月06日

コーヒーカンタータ 3 からあげたろう(KADOKAWA 電撃コミックスNEXT)


最終巻。「おれたちの戦いはこれからだ」オチではありました。
コーヒー学校に通うガールたちの奮戦記。
設定が細かくてさ。異常気象により日本でもコーヒー豆が採れるようになって日本のコーヒー文化がいっそう華やかになって、温泉地でありコーヒー農園があるところにコーヒー学校もある。
だから、実習として温泉街に観光できているひとにコーヒーを売るとか。

コーヒー豆知識にいいストーリーをかけあわせてかわいい女子が奮闘するってのはいいバランスだったけどなあ。

設定がとっぴなわりにそれを支えるキャラたちが普通だったのか。上記の設定のためみょうにのんびりしてるんだよね。主要女性キャラもまわりのキャラもおとなしめだしな。みんな「いいこ」だったんだよな。

温泉地の雰囲気に南国コーヒー農園、南国っ子と温泉地の田舎娘。その同居って不思議な雰囲気が伸るか反るかだったけど、反った感じでしたね。残念。






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2018年08月05日

僕らはみんな河合荘 11 宮原るり(少年画報社 ヤングキングコミックス)


最終巻。2ヶ月連続で刊行されたなあと思ったらアレだ、11巻は本編が1/3くらいで、残り外伝が3話分という体裁。なるほど2ヶ月連続で出るわけだ。

11巻は終わりのための終わりといった感じで、丁寧な最終回と、後日談3連発で、実にファンブックげな11巻ではありましたね。ハッピーエンドを受けてのいい話集感。
ヒロインさんが大学生になったのがあまりかわいくないんだよなあ。髪の毛伸ばしたし普通になったしで。そこが残念というか。

まあ丁寧なマンガの見本のような方の隅々まで配慮の行き届いたマンガだよなあと。恋愛ラボはどうなるのかしら?




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ヒトでなしに振り回される童貞。とてもつらい 1 とく村長(キルタイムコミュニケーション ヴァルキリーコミックス)


アパートに住む童貞。となりにエルフ親子が引っ越してきて、座敷わらしとサキュバスが通い妻みたいになり、バイト先にキョンシーがいて店長がオーガ、階上にはヴァンパイアにマッチョな雪女という、魔物ガールのハーレムに住んでいて、童貞のままという4コマ。

不思議な塩梅だなあと思ったのは、まず彼はセックスのチャンスが非常に多い。そもそもサキュバスも精子を集めに来たわけだし、ことあるたびに別にやってもいいみたいなスタンスの魔物が多い。それは階上の雪女もそうだし、エルフの娘もまんざらでもないしキョンシーもオーガもなんとなればできた。でも、彼は童貞のママ。
巻き込まれ型で不幸になる。童貞で非モテでオタクで売れない漫画家の主人公であるが、彼が率先してなにかすることはない。悪いこともいいこともたいしてしない。だから上記のセックスチャンスもみんなタナボタではあるけど上手くはいかない。そしてひどい目に遭うパターン。そのバランスを保ってるのが不思議。

絵はうまい、キャラはカワイイ。ドエスなタイプのキャラはいないけど、彼はなんかうまくいかない。

そういうことなんでエッチなシーンも多いし、キャラが多数なのに渋滞もないし被りもないし描きわけもみごと。ただ、「おもしろい」の芯をがっつり食っているのかというとややずれ気味だったり。でもけしてつまらなくはない。

不思議な感覚ではあります。あと誰かやらせてやれよ。






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2018年08月03日

あくヨメ 1 マツダユウスケ(キルタイムコミュニケーション ヴァルキリーコミックス)

あくヨメ 1 (ヴァルキリーコミックス)
Posted with Amakuri at 2018.8.2
マツダユウスケ
キルタイムコミュニケーション

ベテランさんの初の連載作品の単行本だそうです。
本作は、店頭にあった、おためし小冊子を読んで「おっ」と思ったので買いました。
どこに「おっ」と思ったのかというと超ぶっちゃけ、カラーの表紙の絵より、本文の白と黒のハイトーンっていうの?強調した感じの絵が非常に好みだったからです。そしてマンガもおもしろい。

非モテオタクどもが人間の女性にモテないなら異世界だとばかり、魔法陣を描き、召喚魔法で呼び出した魔物に間髪入れずに求婚するというのが流行ってる世の中です。

で、主人公は魔王の娘を呼び出して求婚したわけです。そいではじまる新婚ライフと。

まあでも、あとわりと魔王の娘分と通常の新婚ライフ分とでいうと後者のほうにバランスを寄せ気味かな。ほのぼの新婚ライフね。旦那がやりたがるのが照れるとかそういう感じで。まあ、後半はそっちにバランスを置き気味になったね。魔物ならではをいれながらも新婚で旦那がやりたがって困る系。

んまあ、この娘さんがかわいいこと。わりと丁寧に「そういうキャラ」ですが、絵もキャラデザイン(カッコやしゃべり方)もいいね。

虫歯になる話が、ほのぼのと異世界ならではと混ざってていいバランスだったかな。あとヨメの世界の料理を作ってみる話も。



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2018年08月02日

ようことよしなに 3 町田 翠(小学館 ビッグコミックス)


最終巻。
富山の田舎のJKがなーんかやりたいねえと思いつつもダラダラすごすマンガ。と思ってたら3巻では展開。東京に行くんだもんな。
と、この高速夜行バスで東京に着いたときの風景が本当すごい。これは同じ高速夜行バスで東京にいったひとはみんなわかると思う。「ああこの空気とライティングだ」って。「これこそが東京だ」って。
超超地元が舞台なので(ぶっちゃけるわほぼほぼおれの家の半径500mで起こってるマンガだよ)、風景がよく描けてると思ったのは身内びいきかなと思ってたんだけど、そうじゃないんだ。その後のちょっとした東京生活もすごく「っぽい」。ここはどこかはわからんけどな。

ということで、エモい背景が描けるってのがわかった。これはすごい武器だと思う。当然、エモいキャラも描ける。エモい背景を描くことができるひとは、エモいキャラなんかお茶の子さいさいだよ(理論上は)。
あとがきもよかった。地元のサイン会行きたかった。

うむ。またこんど地元が舞台のマンガのときは当店もだしてねー。



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魔法はつづく オガツ カヅオ(リイド社 LEED Cafe comics)

魔法はつづく (LEED Cafe comics)
Posted with Amakuri at 2018.7.18
オガツ カヅオ
リイド社

すばらしい作品だし、絶対に取り上げないととは思うけど、そうなると難しいんだよね。「いい」というのは簡単だけど、どういいとかどう書けば伝わるのかというプレッシャーがすごい。本作そういう作品なんすよね。と、書くと小難しいのかと思われそうだけどそうではないので、実はこういう書き出しもあまり上手くないんですよね。だから長い間書き出すことができなかった。

短編集です。オビにホラーマンガ界最大の切り札とあります。たしかにそういう要素の話が多いですし、ジャンルもそっち側となるのかもしれませんが、「怖くない」です。断言します。それは「怖い」以外の感情や情報が激流のように流れ込んでくるからです。

道路の崩落事故により彼氏が透明病にかかる「はじめましてロビンソン」や、死んだかと思ったら3歳だったはずの娘が15歳になり迎えてくれる「千年蟻と一日母さん」なんかは涙が止まらない。軽く嗚咽したよ。

ビジュアルショックがすごい「かえるのうた」「猫のような」。どっちもあらすじもネタバレになるけどオチの「画」のインパクトが低く重くズバンと決まる。ウッと唸る。

絵で殺すタイプがありながら話も非常に繊細で練られている。あっと驚くオチや展開。読後の深い余韻。意味ありげな暗喩や直喩。
表題作などは、ガロが毎月出てた頃の青林堂的であり、SFマンガ競作大全集が出ていた頃の東京三世社的であり、ネムキの朝日ソノラマであり、コミックビームのエンターブレインであり、そういうサブカルの極みと言えるような作品でなつかしくも新鮮さを感じた。いま、こういうアプローチをする人いねえんだもんな。

んまあ「このマンガがすごい!」のWEBランキングがあったらその月の1位(どうしてもベスト3に入る)に入ったし、年間にもはいったろうな。おれがまだそれに参加できる立場ならねじ込んでいる。
2018年に持っておかないとマンガを語る資格のないタイプのマンガ。好き嫌いじゃない。ある時期のロック好きはビートルズの新作は絶対に聞いておかなければならなかったのと同じで。そういうのも久しぶりだな。

そして「そういう作品」なのにとっても読みやすくておもしろいことなんだよ。恐ろしいのは。ここが1番のホラー。



posted by すけきょう at 07:37| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする