2018年08月28日

はしっこアンサンブル(1)木尾 士目(講談社 アフタヌーンKC)



工業高校で合唱部をやるマンガ。「げんしけん」の作者による新境地。

声変わりによって超低音になった自分の声が嫌いで喋らなくなった男が主人公。工業高校に入学したのも喋らなくて済む職業に就けるのではないかと思って。
ところがそこに合唱部設立に燃える男がいた。彼に「見つかった」主人公は、行動をともにするようになる。

1巻では主要人物をジワジワ動かしております。すごくいい感じでキャラが動いております。げんしけんの最初の方まであったなんていうかリアルに重点をおいたものではない集団劇としての「キャラ」がうまく機能して少しづつ近づいたりストーリーとキャラを積み重ねております。

大量に登場人物がいるけど、みんな好いたらしくて、なおかつみんないい感じに「マンガ」です。木尾士目氏のマンガでは1番「マンガ」って感じがしますね。そこが新鮮ですごくおもしろい。
大量に実在する歌を書いておりますのでJASRACに相当支払っていそうなな気もしますが、それらの曲をいちいち聴きたくなってSpotifyで検索しながらみてました。合唱の定番である「Believe」なんてはじめてききました(これはYoutubeでしたが)。

あと、半沢、八田などの最初から最後まで物語にからむけどそう重要じゃない(いまのところ。たぶん最後まで芯を食った活躍はしないと思う)脇キャラがとってもいい。こういうツッコミ役だったりアクセントだったりして作用するキャラをうまく使うのは大事だよな。



posted by すけきょう at 21:19| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする