2018年10月07日

バディドッグ (4) 細野 不二彦(小学館 ビッグコミックス)


よかった。
すごく正直なところ、読みはじめるのが億劫なんだよね。たとえば、「よつばと!」とか「古見さんはコミュ症です」などの読みはじめるのにモーションを要らないものと、「よっしゃ読むで」と気合が必要なものがある。どれがえらいということでもないけどそういうマンガはあるよね。本作は後者。ゆうきまさみ氏のマンガや岩明均氏もそうかな。読み出すとおもしろい。まあそんなもんすね。

世界最高のAIが仕込まれたロボット犬が左遷されて閑職に追いやられた男の家庭に入り込んだ。そして人間社会のことを勉強しつつ能力を使い助けていくという。

つまりは大人のドラえもん。猫型ロボットだったのが犬型になるわけですね。

本作は、大人のそれだけあってかなりいろいろな問題をぶっこんでいる。4巻では痴呆老人の介護問題。ケアホームに常駐するロボットをみて、母親を介護していた男が、「おれのほうがもっといいものを作ることができる」なんて奮起したりな!
あとひきこもりの息子がいる家に誘拐されたりとかな。

こう、現実のいろいろある家族問題と、最新IT技術や、家電メーカーの台所事情など、ありとあらゆるネタを複合的にぶっこむごった煮っぷり。
それでいて物語全体の謎にも迫っている。相変わらずきめ細やかですごい情報量が流れ込む。そりゃあ読みはじめるのにちょっと「覚悟」が必要なもんじゃ。
4巻ではこのバディドッグの動きをけっこう描写しているのが不思議な感じを受けたな。それを「萌え」とか「かわいい」として描いてるフシがあってさ。謎だ。




posted by すけきょう at 22:52| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする