2018年12月11日

ハイポジ(5) きら たかし(双葉社 アクションコミックス)


最終巻。アマゾンのレビューで「ぶん投げたラスト」とあったけどそんなことないやろ。
主人公のおっさん、デリヘルを呼んだホテルで火事に巻き込まれて死にかけたと思ったら高校時代にタイムスリップ。
そこで現在結婚している同級生と、そのとき恋い焦がれていた彼女。2回目の高校はだいぶ雰囲気がちがう。それとおっさんの青春である1980年代のバブルにさしかかる時代がを彩ると。

5巻の中盤以降の展開がいいんだ。

いわゆるリプレイものはテーマがいくつかあるけど、本作の場合、パッとしない人生をやり直すってことにポイントをおいて、それに対しての具体的なゴールがなかった。あえていえば、高校で知り合った妻とは別に気になっていた女の子がいたけどそのコとなんとかなるのかなと。でも、「それ」じゃないんだよな。あ、「それ」は含まれて入るけど一部なんだよな。

たとえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズにあるような「@@しないと@@が死ぬ」みたいな明確なものはない。それがよくわかるのは中盤以降。

そのメッセージがほぼ同じ世代のおれとしてhど真ん中にハマるんだよな。まあ、ネタバラシになるか微妙だけど、ずばり書くと「人生なるようになる」。その結論への道筋描写がとてもよかった。

だいたい世間のさえないおっさんがどれだけ人生をやり直してもそれはほぼ誤差範囲内ではある。でも、それでもまあまあ人生はいいもんじゃないかと。本来伝えたいだろうそのメッセージはきっちり伝わってますよ。

全5巻完結。よく5chまとめスレなんかでみる「全5巻で完結する名作」ってのにいれてもまあいいんじゃないかと。時間モノとホラーは長ければ長いほど内容がブレておかしくなるとは思うのよね。(いま、某マンガを同じ文量でdisってましたけど消しました)




posted by すけきょう at 22:00| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする