2019年02月03日

グヤバノ・ホリデー panpanya (白泉社)


最新作です。新作はいつも話題になりますが、前作は人生でいろいろあった時期だったので買えずじまいでしたが、本作がおもしろかったので前作「二匹目の金魚」もいきなりほしくなりました。それくらいおもしろかった最新作です。

相変わらず日常からほんのちょっとずれた非日常に迷い込む話が秀逸です。そのさじ加減が抜群です。

わかりやすいのが「知らない夏」。散歩してたら、町に流しそうめんが流れていた。半分に切った竹でできた道に水とそうめんが流れていて、それが延々と続いている。「どこまで続いているんだろう?」と追いかける。

日常から非日常がはじまる。こういうマンガは多いですが、本作の特徴は、日常からほんのちょっと非日常に移り、また日常に戻ることが多いことだな。
行ったきりでもないし、もともと非日常でもないし。

ラストを飾る、これまでのその路線の総決算ともいえる大作「芋蔓ワンダーランド」などはすごいスケールなのに戻るからな(ネタバレごめん)。

そいでもって白眉が表題作なのです。なにげなく飲んだグヤバノジュース。グァバではなくグヤバノという果物が存在すると。その美味しさが忘れられずフィリピンまで探しに行くという。そう、紀行エッセイなのです。旅行マンガなのです。

これまでの登場人物と同じ造形(つまり諸作品の主人公は作者?)のキャラがフィリピンという日常に行き、みたこともないグヤバノという果物を食べる。

その視点や内容がまんま、他の創作漫画と同じ、異世界を楽しむ感じでとってもよかった。最高だったし、かなり突き抜けた。

本編もいいし、本編と関係ないネタの「こぼれ話」もとてもよかった。グヤバノもそうだけどバロットも食べてみたいわ。

おもしろかったなー。で、1行目へ。


posted by すけきょう at 21:25| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする