2019年02月10日

金剛寺さんは面倒臭い 3 とよ田 みのる (小学館)


かなり冒険に出てますね。

「このマンガがすごい!」のオトコ編2位にランキングした作品です。

地獄とつながった現代社会。面倒くさくてかわいい金剛寺さんと鬼の樺山くんのラブコメです。すべてに「ハイ」どころじゃすまないマックスなマシマシなテンションでブチブチと弦を切りながら演奏している感じです。

3巻ではそれをさらに突き抜けた。なにが突き抜けたかというと、もう「先」を描き始めたことだよな。ハッピーなエンディングをもう描いている。結婚して幸せになって末永く生きている主人公を描いてしまった。

ほかにも今後の展開に非常にからみそうな気になる描画が随所にある。

あーと、Dr.スランプにおいて未来にタイムマシンで行くネタで、がっちゃんが2人になるのを当時はわからなかったので描けなかったことを言い訳してたなあ。本作においてはすっかりわかって覚悟しておいて、そういうエンディングがあることを提示しておいて、そこまでにどうなるのか?ってことに興味をおくと。

先がどうなるのか?というのは物語を読み進める上での最大のモチベーションではあるけど、それを前もって提示するのはその楽しみをだいぶ削ることになっている。でも、そうしたってのは勝算があるからなんだろうな。

あともうひとつの読み進むためのモチベーションである「どうしてこうなったのか?」というのもわりに提示されている。3巻で、いろいろ丸裸になったんだよなあ。「なぞ」といえば、3巻で提示されたビジュアルに関しての「どうしてこうなったのか?」ってのがメインだよ。

セルフネタバレ、覚悟のいるやり方だよなあ。すごい。そりゃあ見守るわって。



posted by すけきょう at 20:59| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする