2019年02月16日

からかい上手の高木さん 10 山本 崇一朗 (小学館)


お!衝撃の10巻であった。

アニメ化もされ2期も決まった押しも押されぬ横綱ラブコメマンガであり、終わらない永遠の日常を送るはずだった「からかい上手の高木さん」は10巻にして路線変更しました。舞台の小豆島にゾンビが蔓延してというすぐにバレるウソはやめましょう。

隣の席の西片くんが高木さんにからかわれるマンガです。ついさっきまで小学生だった中1のふたりがなんと10巻から中2になりましたよ。「古見さんはコミュ症」も10巻で学年が変わったことですし、小学館のテコ入れは10巻からなのでしょうか。

と、テコを入れる必要のない、永遠の少年少女がからかいからかわれ「甘酸っぺー」となってればいいじゃないと思ってたんだけど、それを止めたわけです。進学したから。
で、中2になったふたりがどう変わったかというと、もったいつけてもしょうがないしネタバレになりますがあっさり書きます。高木さんがわりにラブ方面のアプローチを本格的にしはじめて、西片がそれに直面して考えるようになってきてます。

これは本作ではかなり画期的なことで、さきほども書きましたがちょっと前まで小学生で、小学生感満点だった西片くんが、高木さんの「真意」をまえよりもきちんと知りたくなってきてるんだよ。とくに後半3連発の「釣り」「箱」「呼び方」はちょっと唸ったわ。これまでと同じではいられないって変化の波がじわじわと押し寄せてきて否応なく飲み込まれていく感じ。
おもえば「エイプリルフール」がターニングポイントなのか。エイプリルフールなのに高木さんの策略で西片が「素直」になる日でさあ。完成度が1番高いのもこれじゃないか。

まあ、最高に衝撃だったのは10巻冒頭だったんだけどね。これは素直に「この巻はこれまでとちがうぞ」と。そしてネタバレしたらおもしろくないやつなんで隠しておきます。これの「あ!そういうことか」とわかったときのアハ体験がすごい。

やっぱすごいわ。



posted by すけきょう at 14:08| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする