2019年02月25日

王様ランキング 1 、 2 十日 草輔 (KADOKAWA)





一夜にして超話題になった感じのWEBコミックの紙版が発売。1巻2巻同時発売。ただ、本作はもう単行本にして7巻とか?進行してるしずんずん先に進んでる(んだよな?)。

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そしてWEB連載のお約束で1話から9話までが読めてそれ以降は最新話近辺しか読むことができなくなっている。単行本発売前は全部読むことができてだいぶ追いついて読んでいた気がする(が、加齢によりほぼ忘れてる。加齢はこういうとき便利)。9話だと1巻の2/3くらい。

王様ランキングという概念がある中世RPGなファンタジー世界。いい国を統治している王様につける順位っすね。ぶっちゃけ、おれが読んでる60話くらいまではあまり本筋にガツンと絡んでないっすかね。

耳が聞こえずしゃべることのできないボッジ王子の活躍を描いております。カゲという親友との出会い、父(王)の死、王位継承を弟にとられ、そして旅立ちと、波乱万丈に展開していきます。もと絵本で目指してたようで(2巻おまけにそのラフがある)、イラストレイテッドなシンプルそうにみえる絵でいて、多数のキャラが活躍する群像劇ということになっている。「ゲーム・オブ・スローンズ」のように、ヒトvsモンスターというより、人間同士の思惑がうごめく大人なストーリー。

おれの目や感覚によるものかもしれませんが、紙とWEBで読むとずいぶんと印象が変わる。これは本作に限ったことじゃないんですけどね。

大きく違うのは当然のことながら絵ですね。WEBと紙だと入ってくる情報量がちがう。これがWEBマンガと紙マンガのではあるのです。WEBマンガは紙マンガにくらべて情報量が少ない。逆にいうと紙マンガがWEBに移行すると画面がうるさすぎるように感じる。webマンガと紙マンガは実は両立できてないのかな?と思ったりするときはある。そのギャップは近年だいぶうめられてきてはいる。たとえば「中国嫁日記」のように最初から書籍化を目論んでいるものなんかがスタンダードにはなっている。

WEBならではの、紙では許されないであろう、文字のない動きだけを延々と描写したりも多い。

2巻では取り上げようと思ってるけど、天原帝国氏が原作でクール教信者氏が作画をしている「平穏世代の韋駄天達」。この作品は、WEBマンガをリファインしているものであります。このWEBマンガはいまでも読むことができます。
あとがきにはWEBマンガの「自由」を語ったりされてます。

その「自由」を本作からも感じられます。WEBマンガはそれなりの歴史のうちに独自の流れや文化を生み出してはきている。そして本作は商業誌っていうか商業WEBというか、そういうものに掲載されてはいるけど、その流れにはある1本だなとは思う。WEBからでないと出てこなかった。そしてWEBでバズったからこそ紙になったともいえる。それはとてもいいことだ。革命だなあと。

さて内容としてはずっと5巻くらいまではずっとわかってるけど、波乱万丈だしすごいのでずっと買いますよ。




posted by すけきょう at 22:21| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする