2020年02月27日

姫様“拷問”の時間です 2 ひらけい/春原 ロビンソン (集英社)



Twitterでマンガを知ることがとっても多い昨今です。だれかのRTにおいてマンガを読む。気に入った作者はフォローする。同業者同士のRTパスが多いのでますますマンガがタイムラインにあふれかえるというサイクルを実施中です。

本作。悪魔の城に籠城されている姫。毎夜拷問されて国の機密を白状させられる。

1話は焼き立てのトースト。焼きたての美味しそうな匂いのトーストをぱりぱりと割いて、ビーフシチューを食べた皿につけて拷問官が美味しそうに食べる姿で姫様は完オチです。

うん、基本はこれです。2話はたこ焼きです。3話はカレーヌードルです。4話はかわいいクマちゃん、5話は温泉。

なんかみんな内容が想像つくでしょ?その予想を大きく裏切ることはありません。おれも2巻まで買って読んで「うん、1話で思ったとおりの内容がつづいたな」と。

ではなぜ購買にいたったか?というと、本作にある多幸感なんですね。1話をTwitterでみたとき、「コミック買おう」って決め手になったのは、自白したあとのトーストパーティーの描写ですよ。姫さまがトーストを持ちながらスタッフと踊ってる描写。
この楽しさに負けたのです。そして読むと果たしてずっと楽しい。無理なくキャラを増やしたり展開もしてますけど、それぞれみんなナイスなキャラ。カワイイもちょっとしたエロもギャグもみんな絶妙のさじ加減。
なんだろう、風邪で弱ってたときに買ったからかなあともおもうけど、楽しいのはまちがいないです。コミックで読む価値はあるのか。うーむ。それに対しては楽しいのはまちがいないです。と。

[[拷問30]姫様“拷問”の時間です - 春原ロビンソン/ひらけい | 少年ジャンプ+]

・とりあえず1話をどうぞ。この幸せに浸りたいときは読んでください。







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2020年02月26日

ゆこさえ戦えば(3)福井 セイ (小学館)



「すうの空気攻略」の作者による作品。悪魔と人間がパートナーを組んでバトルを行い勝ち残るバトルロワイヤル。で、最強の実力を秘めてるゆこさんなんですが、驚愕のド天然でゆるキャラなのでうまくいかずに、まわりの相手もほんわか空間に持ち込んでしまうって流れ。

3巻で確信しました。前作「すうの空気攻略」でもそうですが作者の1番の才能はキャラが増えるほどおもしろくなることです。これはとっても有り難いものかと思ってます。
キャラを増やすのは、楽しくなる、にぎやかになる、好きなキャラが増えるとか、いいところも多いけど、反面、話が複雑になり置いていかれるとか、描き分けができずになにがなんだかわからなくなる、増えた分好きなキャラの活躍が少なくなるなどの弱点もある。
というか、弱点にみんなやられるんだよなあ。

本作は巻がすすんでキャラが増えるたびにどんどん楽しくなっているなあと。1巻より2巻、2巻より3巻って。

キャラが増えることにより今回、話もグイグイ進んだしなあ。ライバル登場とか、ギルドに参加、物語を大きく動かす存在と行動とか。王道のバトルロワイヤルストーリーが繰り広げられ、、、ない。と、それらは「起こって」るけど、物語は進んでるけど、キャラも増えてるけど、なんか主人公が微動だにしてない。

そうこれなんだよね。キャラを増やす物語の極意って。主人公がブレてない。本作の「それ」はすごいです。惚れ惚れする。そして笑える。主人公がブレてないことがすべての笑いに帰結するから。1巻1話から変わらない。これは物語の構造そのものもそうかもしれない。

主人公ゆこの度を越した強さ、それは戦闘能力もそうかもしれないけど、同時に超のつく性善説というかお花畑というか。王道の展開になっていくのに主人公は戦ってないと、タイトルに帰結するのよね。

いやー笑った。笑いも1巻から増えてきてる。よかったっす。

(2巻のポトチャリコミック書いたんすけど、発表するタイミングが合わないまま3巻が出てアレなのでついでに載せておきます。たたみます)




追記あり
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2020年02月21日

時間停止勇者(1)光永 康則 (講談社)


異世界に転生した男。手にはファミコン型のコントローラひとつ。なんじゃこりゃ?といじるもなにもおこらない。ところがスタートボタンを押すと世界が一時停止することに気が付きました。
そこで美女のパンツやパンツの先をみたりおっぱいを揉んだり裸にひん剥いたりする合間にクエストをこなすというマンガです。

光永氏の「怪物王女」「アヴァルト」などのストリーテラーなところと同時にある「チアチア」や「玉キック(原作)」などのエロコメ路線のええ塩梅のハイブリッドです。

いわゆる群雄割拠の激戦区中の激戦区の異世界モノにあって突出して突き抜けてそうな(星の数ほどあるから確証はない)スッキリしたバカ展開の上、それでも張り巡らされている精緻な設定ってのはまあ光永先生らしさといえばそれまでなんだけど、なんていうかなそれでもさらに「これでどうだ!バカだろう!」って痛快とキレと覚悟っていうんでしょうか?それがちょっと段違い。

そいでまたダークエルフの子をはじめとしてキャラがいいんだよな。これから活躍してくれそうだし。なお表紙の女の子はシーフ。

ということで2巻以降も楽しみです。異種族レビュアーズもなったんだし、本作だってアニメ化いけるやろ(うん、そういうレベルでエロです)。そこまで期待!




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ぱらのま 3 kashmir (白泉社)



白泉社「楽園」連載。プータロの肉感的妹があちこち気ままに軽率に電車でひとり旅するマンガ。日本に実在の場所。
今回、メガネ女子友とのふたり旅編ほか、JKとの出会いとかもあります。そういうのがあるから余計に彼女のひとり旅が際立って感じます。スイカに塩、バニラアイスに醤油、かた焼きそばに酢みたいな。

ひとり旅でいうと「line13 1/2」の寒いところを寒い寒いいうて歩いてるのがいいなあ。あと「line15」のラストもとてもいい。ここ(3巻では東成田駅が今回1番いきたいわ。あと勝田台駅にあったサンテオレも行きたい。千葉に行きたいんかおれ。(サンテオレは富山市にあったんだよ。撤退の流れとか鑑みてもけっこう長い間)

メガネ友とのふたり旅でお互いに気を使ってる旅とかもいいよなあ。最初に書きましたが本作が連載されてる「楽園」は「恋愛系コミック最先端」というキャッチフレーズがありますが、そこらへんは「これ」なんでしょうかね。ひとり旅だと70%でもいいけど誰かと行った場合そのひとに100%を楽しんでもらいたいっていいよねえ。それがお互いの愛として滲んでる感じ。最先端の恋愛や。

ということで、ちょっと旅にいってヒマと不便を満喫したいわーと(新型が蔓延してるご時世なのでちょっと勇気が必要ですが)。毎巻同じこと思いますが、なかなか実行に移せない自分の不甲斐なさを噛み締めたり。



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2020年02月10日

異種族レビュアーズコミックアンソロジー ?ダークネス? VA. 天原/masha (KADOKAWA)




これを書いている現在は5話にもなるけどいまだに放映されてるのが不思議な気分になるアニメ版が好調らしいですがその作品のトリビュートです。
トリビュートやらスピンオフは「安かろう悪かろう」をひく確率がいっときに「戻っ」たので、まあ、もう、だいぶ購読をやめたりスルーしたりが多くなってきましたが、これはいくつかある例外のひとつです。

その界隈では定評のあるひとが、「異種族レビュアーズのトリビュートの依頼きてるけどやる?」「はいぜひとも(0.2秒)」って感じのノリノリがすごいです。

異種族レビュアーズは異世界っぽいところのいろいろな異種族の風俗でエッチなことをしてクロスレビューを書くというマンガです。

つまりは、人外のエロエロマンガってことですね。そりゃあ「そのスジ」のひとは、公式でお許しがなかったら普通にコミケで薄い本出したるわって世界ですよ。

ビッグネームが多いんだ。順不同敬称略で全員書いておきます。

オヤカド、クール教信者、奥ヴぁ、カラスちゃん、眼魔礼、田倉まひろ、ソルビップB、シンドール、臼歯カゲロウ、遠田マリモ、ユウキレイ、かふん、檜山大輔、石村怜治、特急みかん、中村モリス、新津ニイ、こめつぶ、西義之

正直知らないひともいますが、大人気作家、ジャンプ作家、大好きな成年コミック作家など、バラエティに富んでます。

・「モンスター娘の日常」のオヤカド氏が母乳をテーマにした罪深いのを2本立てで載せて度肝を抜いたと思ったら、そのまま次に、おっぱいマンガの第一人者になった感のあるクール教信者氏がちがった視点からの罪深いおっぱいマンガを書いたり(そういや、クール教信者氏は原作者の別のマンガを連載中ですな)。
・ちょうどこれを書いててときにアニメで放映あった単眼娘とのプレイを描いた、眼魔礼氏はさらに微に入り細に入りの罪深いのを描いていた。まぶたの奥にいれるプレイとかウエルカムドリンクって目薬をさしてドバーっと出した涙を飲ませたりとか。
・田倉まひろ氏は成年コミックでも出してるだけあってゾンビものでガーンと攻めてきてる。
ハーフリングとのプレイってものすげえ普通にロリマンガなんじゃ?ってソロビップB氏。

あ、そうか。本作は本編とちがってそのものプレイをじっくり描いてるのが多いのが特徴だね。つまりは原作の天原版の元祖異種族レビュアーズに似た趣。

・アニメ版4話で印象的だったハイエナっ娘はチンチンがあるってのをうまく使いセックスカウンセラーをやってる話のシンドール氏のも技あり。

かようにいろいろな切り口がある受け皿の広さも本トリビュートがとってもいきいきのびのびしている理由かもしれない。本編は成年コミックにしないための制限や抑制あるもんな。本作はわりにそれがない。というかなんで成年コミックマークついてないんだろう?

・本編にはまだ登場してない(気がする)、竜宮城のお魚っ娘とのプレイを描いたかふん氏。

・火竜娘との焼き肉を「孤独のグルメ」パロディにした檜山大輔氏。なるほど焼き網を交換するってつまり嬢のチェンジでもあるのか。

キリがないなあ。

と、みんなイキイキのびのびしたマンガを描いておられて、その風通しの良さにすがすがしささえ感じられる逸品となっておりますですよはい。




本編4巻もおもしろかったよ。ついでみたいでもうしわけないが、元祖は負けてへんで!って熱さは感じた。

つか、ちょっと。パペットドール(木の人形っ娘)の股間にドリルでアナを掘ってオナホールを装着するプレイとか、ドワーフの娘(あごひげの長さは髪の毛の長さと同じでチャームポイント)なんかはとってもいい感じだった。
そしてけっこう展開しつつある。そういや「ダンジョン飯」も4巻からまたちがう毛色の話になっていったよな。それを思い出したわ。



posted by すけきょう at 15:28| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月06日

鬼滅の刃 19 吾峠 呼世晴 (集英社)



とにかく売れてるよね。2019年はすごかったし、今のところそのすごさは持続している。2020年2月初頭、マスクと鬼滅の刃のコミックが全世界的に不足してますよ。

まわりにいる普段ほとんどマンガをみないようなひとすら話題に出てます。書店では「1人1冊」という張り紙とともに独立したコーナーを用意されてる。そして全部そろってる売り場はない。すごいことだよなあ。個人的に過去10年以上こういう特別扱いされたマンガをみたことないわ。ONEPIECEやドラゴンボールの全盛期ってどうだったんでしょうかね。覚えてないです。ともかくそれと並ぶほどの売れ方をしているわけですね。

で、そんな売れ方をしてるマンガとは思えないようほどの凄惨な戦いが繰り広げられている最新巻です。というか、ここんところずっとそうですね。というか最初からそうですね。鬼のように強い鬼と血みどろの命のとったとられたの戦い。19巻でも誰にも「平等」に手心をくわえてない戦いをしてますよね。すぐにあちこちの身体の部位を切られたり欠損したりしてます。

正直なところ、物語の途中には、もう二度と読みたくないくらいの冗長なところもあります。具体的には遊郭の戦いでしょうか。くどいっちゅーねんって感じで。それが嘘のように展開早いですね。まあ、主人公が今巻で3コマ4コマくらいしか映ってませんしね。急いで進行させているのでしょうか。

とはいえ、それまでに丁寧に描いていた他キャラが縦横無尽に活躍している。まったくもって最高の読み応えです。
ほぼはじめて戦うようなキャラがたぶん人生で1番難易度の戦いをものすごいスピードで行われてるってのがすごいよなあ。あ、このキャラはじめて戦ってるんじゃないか? の2コマ後、腕を切断される。マジか!みたいな。

それでいて、無駄な前フリなしで、敵も味方も最初からアクセル全開で戦ってるのもすごい。バトルマンガ全般的な様式美ではあるとおもうけど、初バトルでは敵も味方も多少の「プロレス」があるじゃない? 攻撃をして受けて、その上をいく攻撃をしてそれを避けてみたいな流れ。それがものすごい早くて、なおかつ、どちらもすごさがちゃんと伝わる。このプロレスの最大の効果は戦ってるひとが「強い」ことを表現することだから。

19巻の後半3/5ほどを占める上弦の壱の戦いはすばらしいテンポと戦いで、作者のバトルマンガ描画のピークなんじゃないか?と思いましたわ。








posted by すけきょう at 17:04| Comment(2) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Dr.STONE 14 Boichi/稲垣 理一郎 (集英社)




なんだこのおもしろさ。14巻も最高じゃないか。
なぜか人が石化した世界。科学で謎をとき敵を倒し世界を元に戻そうという話。
意図的に石化することのできる敵と戦っております。
この「戦い」がいいんだよな。
たとえば14巻でも様々な「戦い」が起こる。「なんでそうなったか?」ってのをイチから説明してると長くなるしネタバレになるから省略するけど、
石化した味方をこちらに持ってくる戦い。
石化した味方を海から引き上げるために酸素ボンベを作り潜り引き上げる戦い。
ドローンを作る戦い。
敵の謎を命がけで探る戦い。
1番の敵を交渉で寝返させる戦い。

通常の敵と技術やチカラで武器を持って倒す「戦い」ではないものばかり。だけど、その興奮度、達成感、勝利のすばらしさは同じ。そこが本当にすばらしいんだよな。
これらどれが特別ということじゃなくて、たくさんの味方の命をかけ能力のギリギリでなんとか引っ張り出した「勝利」なんですよ。そら、あんた涙も出るし「うっ」ってちょっと声も出るってもんじゃないですか。

個人的に14巻ではこれまでそんなでもなかった龍水というキャラがとりわけかっこよくてな。見直したわ。そして2期が決まってるアニメ。たぶん、そこじゃたぶん登場しないので3期で登場するだろう彼がアニメで活躍するのがみたくてたまらない。

同日に社会現象にまでなった「鬼滅の刃」の19巻とともに発売しました。こっちも文句なしにおもしろかったです。そしてこの2つが連載されている「週刊少年ジャンプ」というマンガの恐ろしさをしみじみと思うのです。こんなに「おもしろい」が偏っていていいのか?と。(いや、他にもおもしろいはあるのでいいのですが)

世界は「おもしろい」で満ちていてありがたい。







posted by すけきょう at 13:36| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近所の最果て 澤江ポンプ短編集 澤江ポンプ(リイド社)



「パンダ探偵」の澤江ポンプ氏の初短編集。

[パンダ探偵社 1 澤江ポンプ(リイド社 torch comics): ポトチャリコミック]

作者は直腸がんになり療養しつつということで(本作のあとがきマンガにありました)、パンダ探偵はどうなるのかわかりませんが、これまでの短編集が出ました。

これがとてもおもしろい短編集です。10年という歳月で描かれており、なおかつ、商業誌掲載のものから、Twitterに発表した身辺雑記的なものと、雑多という意味では恐ろしい幅があります。川といいつつ黄河とかナイル川ってくらいの幅です。絵柄もかなりな幅。というか、全作品ちがう気がするな(日々試行錯誤されてるような)。ジャンルもSFからコメディ、ホラー、アクション、ガロ的なのや、ナンセンスギャグ、感動巨編(短編集だから巨はねえか)などなど。


ただひとつすごい狭い幅があります。前記の通り「おもしろい」ことですね。「おもしろい」以外の評価の幅がない。みんな「おもしろい」んだ。

「あー、これおもしろい」「これいいなあおもしろい」「いや、すげえいいなあ」「お、これもかなり」みたいにおもしろがっているうちに終わってしまうという。

ただ、メリハリはある。

妻が裸族の話「ハダカヨメ」からはじまり、不思議少女がやってくる「夜明けの未来ちゃん」、プロレスアクション巨編「レッツインテリ」、ガロに載っててもおかしくない「煙街」、本来はパンダ探偵に載せる予定の「はっぱの人」。

そして、ラストはやっぱりこれになるだろうなあって「サイコンクエスト」で終わる。

うんおもしろいおもしろいおもしろい。いつでもどこからどう読んでもおもしろい。すごいおもしろい。

と、おもしろいがたくさんつまった短編集です。2020マンガ短編集でもトップになると思います。このレベルの短編集は今年はもうないだろう。気が早いですが。


posted by すけきょう at 12:25| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

田島列島短編集 ごあいさつ 田島列島(講談社)



「子供はわかってあげない」の実写映画化が決まり、「水は海に向かって流れる」の2巻が発売されてーの短編集。すごいね。

「子供はわかってあげない」のコミックが出たときに「すごいものが出た」と大騒ぎしてましたが、そのとき、どこかに「作者は短編もおもしろい」と読んで、すごく気になっていたのですよ。なんんとなれば「子供はわかってあげない」よりおもしろいまであったから。

本作は2014年から2017年まで描かれた読み切り7編に1pマンガやイラストをいれたもの。

不倫をしている姉のもとに不倫相手の妻が日参してくる「ごあいさつ」
(今連載中の水は海に向かって流れるは親が不倫していた同士がひとつ屋根の下のアパートに住むというマンガや)

会社内の女性社員に「おっぱいを吸わせてください」とお願いする「おっぱいありがとう」
(お願いするのも女性)

初対面の女性に「じゃんけんしよう。私に勝ったら30万円あげる」といわれる「お金のある風景」
(オチがステキ)

などなど。
のんきムード充満の作風はずっとそうなので、これは作者にしかない生体リズムだなと思わせつつも、ソリッドにさっくりあっさり仕上げる手法は短編のほうがいいですね。あっさりふっくら仕立てなのに人間関係の「ひっかかり」みたいなものがそのまま物語全体の余韻として残る。人間関係って魚の小骨みたいなもんなんすね。

しかし「Not found」の生殺し感はすごい残るな。男視点だと「どうしろと?」と途方にくれる感じが多い。
田島作品に登場する女性はかわいいし愛らしいけどなんだか難しいひとが多い。
かんたんに感情移入させてあげない、好きにさせてあげないって一筋縄でいかない感じ。
それこそ「子供はわかってあげない」「水は海に向かって流れる」のヒロインにも通じるところがある。


posted by すけきょう at 10:53| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする