2024年02月20日

ザ・キンクス 榎本俊二 (講談社)


ネットに掲載された1話がバズった。久しぶりのエノモトだ。すげえ作品だ。キンクスってユー・リアリー・ガット・ミーの?と思ったりしてた。どうせ単行本が出たらまんまと買ってまんまと読むのだろうと思った。その「まんま」が楽天ブックスから届いたのでまんまと読んだ。

先ず、明るさに驚かされた。1ページ。錦久(きんく)家に郵便物が届けられる。受け取る主。このシーンが明るいのだ。
そして、暗いことにも驚いた。4ページ。母の栗子がクラス会にタクシーを呼んで出かけていく家の前は夜。暗いのだ。
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ビートルズの「ミート・ザ・ビートルズ」のジャケットを思い出した。

あまりにも明るくて暗いなと感じた。顔の右側だけ明るく、左側は暗く、見えない。片側から強力なライトをあてコントラストをはっきりさせ、白!と黒!って感じを出している。白いし黒い。明るいし暗い。
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以降も日中シーンは明るいなと思い、夜のシーンは暗いなと思いながら見ていた。そのビジュアルに心を奪われていた。
思い起こせば。エノモトは、ゴールデンラッキーからビジュアルショックビジュアルをたくさんお描きになっていた。ただ、「さすが」になれたと思っていた。

いつものエノモトじゃん?っていわれるとちょっとはっきりした反論に自信がないが、それは最後にちょっとやってみよう。

そして次に内容です。本作は榎本氏の画業35年の記念に初の毎回16ページの「長編」連載に挑戦されております。なおかつ初の「日常から逸脱しない(あとがきより)」になっております。
錦久家4人(子供2人)と妻の父母他キャラを交えてのファミリーコメディ。
1話こそ、前記のようにバズった劇中劇をやるというかなり奇抜な話ではあるが、2話以降はあらすじを淡々と書くと、「2話、義父をデイケアに連れて行くときいっしょにいってしまって帰れない」「3話、長女の三者面談が最終的に六者面談になる」という感じです。もちろんそのままの話のわけがないですが、ちゃんと日常から逸脱しないストーリーにはなってます。
話は1巻のクライマックスに2話連続で「地元ささやか祭り」を描くところで終わります。これがまた前記のようにとても暗い。夜道を家に帰る錦久家一行といった話。まさに暗いマックス!なのです。

キャラです。いつも通りの魅力的な面々です。奔放でちょっとエロチックな妻の栗子さん、美少女だけどなんか抜けてる長女の茂千さん、元気だけどそそっかしい次男の寸助。小説家のスミオさん。彼が主人公ということかね。
やっぱり女性キャラがとてもかわいくて。寸助の担任の小山田先生、デイケアのケアマネ、歌手のマーサ・オクラホマなど、新機軸なのにとてもいい女性キャラを畳み掛けてきやがる。小説の賞の受賞式に花束を渡すためだけに1コマ映ってる名もなき女性キャラまで魅力的だぞ。

もうひとつエノモトマンガの初があるような気がするんです。
それは背景描写です。明るい暗いにも通じますが、物語でも軽く説明のある妻の実家のそば、どこかの地方都市。田舎ってほどでもないが帰り道は真っ暗になる程度の地方都市。
榎本氏も結婚して奥さんの実家がある広島に引っ越したらしく、ひょっとしてそこが舞台なのかしら?と思うほど、この物語の背景群はいい味出しているし、濃いめです。これまでのキャラにある「どこかにあるどこか」みたいなところではなく、きちんとした物語を紡ぐために設定した背景という気がする。
キャラだけじゃなくて背景まで見惚れるのです。

物語が、キャラが、背景が、濃密にからみあって日常から逸脱してないのに楽しいマンガ。そういうことがいえます。いいたいです。

最後に明るい暗いの反論。
1話がバズってたときとちがい紙の本で読んでしまったからかもしれないなと思いました。
バズったときはコミックDAYSで読みました。

ザ・キンクス - 榎本俊二 / 第1話 うれいらずたのぼー | コミックDAYS

このときにはさして明るいとか暗いの感想を持たなかったのです。でも、髪で読むと紙の白さが非常に明るく感じられたのです。

なんやらかんやらで8:2くらいの割合で電書を読むようになってます。でも、最近ここにきて電書になってないものや様々な理由で「紙の本いいなあ」って気になってきてます。
迷信とか気の所為であると思ってます、思い込んでますが、紙の本で読んだほうが「確実にわかる」と思えるのです。

他作者の本を引き合いに出して恐縮ですが(あ、もう余談になってます)、「令和のダラさん」というマンガ。電書で1巻を買い、2巻は発売日の0時を回った瞬間に買いました。紙書籍だと村上春樹氏やハリポタの新刊でもないとなかなかできないことですし(神書籍ってか)、多分書籍書店ではもうそんなイベントは行われないでしょう。だけど電書ならネット環境のあるところならどこでもできます。3巻もそうしましたし。
そして何万冊あろうと(今のタブレット性能だと4桁冊後半だと鈍牛になりますが)端末から呼び出せるって20世紀なら魔法ですよね。
あ、で、「令和のダラさん」は3巻電書で買い端末から何度も読み返してます。
ところが、先日、同人誌を買おうと思ったついでに本人によるダラさんの薄い本があって買ったのを読んだところ最の高だったんですよ。
それで紙の本は入ってくる喜びが大きいのではないか?と。
とくにビジュアルインパクトが強く感じられるのでは?と。

ま、老害っぽい言い草ですが、CDやハイレゾよりアナルじゃないアナログのほうがいいみたいな感じで。(タイポを直せよ)

そういえば「ザ・キンクス」は全アナログ作画だそうですよ。これがまたかっこいい。あれがアナログなのか。ほんと驚きの白さ(洗剤か)。
そして後悔するからなるべく「いいぞ」と思ったら紙で持っておこうと思ったのです。あの世まで持っていけるわけもないけど。

理屈じゃないんだよ!

余談2
好きなマンガがアニメ化したら妄想でOPとかEDをよく考えるのですが。
やっぱりザ・キンクスだからねえ。キンクスがアニメの主題歌って超かっこいいよね。

OPはこっち
Kirsty MacColl - Days
https://youtu.be/lYOp3F_Q8QM?si=jELe6dPKR-RYdtGV

EDはこっち
The Kinks - UK Jive
https://youtu.be/SwV5gONK7c8?si=5stOOU7cY71yrcym

(変なひねり方すぎましたか? ユー・リアリー・ガット・ミーとウォータールー・サンセットでもいいです)
posted by すけきょう at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月19日

出会って4光年で合体 太ったおばさん (同人誌)

出会って4光年で合体(太ったおばさん) - FANZA同人 https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_278002/
出会って4光年で合体 [太ったおばさん] | DLsite 同人 - R18 https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ01068994.html

同人誌です。区分としてはエロ同人ということになるんですが、エロ同人なのだろうか?じゃあエロ同人とはなにか?エロとはなにか?という哲学的迷宮に入ってしまいそうな作品ではあります。

全384ページの作品でエロページ、というよりは、セクシャルな部分に該当する箇所がひとコマでもあると判断したところが84ページです。この割合をもって本作はエロ漫画なのかと判断する前に、本作はマンガかどうかも審議が入ります。
上記サイトから読んでいただくと早いですが、吹き出しにセリフがないのです。四角の通常だとナレーションやキャプチャーがあるところに文語、というか小説のように物語が進行していく。もちろんセリフもそこにある。つまり、小説の挿絵としての存在でもある。ただ、吹き出しはある。いわゆるエロ擬音は吹き出しになる。口淫の音など。
こういうシステムで物語は進行していく。
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そしてこういうシステムだからこそ、400ページ弱で収まったともいえるくらい物語は長大で途方もない。

あらすじはタイトルのとおりだ。疎いおれですらあちこちにオマージュを指摘することができる数々の名作を飲み込みながらこの物語はタイトルに帰結していく。CMのコピーをボキャブったようなタイトルに、だ。

おもしろCM 玄関開けたら2分でご飯 https://youtu.be/i8qvqvRHF84?si=aoWsrhx1XWlqrk_q @YouTubeより

そして、
エロ漫画としてもちゃんとタイトル通りになり終わる。「エロ漫画」であり「マンガ」でもあり、「なんかよくわからないすごいもの」として。
これらをきちんと全て内包している。

あ、補足。
壮大なSF叙事詩の名作ってのも内包している。

余談。
同人誌ならではだよな。どう考えてもこれをドンとそこに置くことができるのは同人誌という文化ならではだし、この作品を引っ張るのに必要なものはエロだった。だからちゃんと合体する必要もあった。必然性のあるエロなのです。
posted by すけきょう at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月13日

2024 このマンガがすごいに推した5本のマンガのリンク

●1位 作品名:(このマンガがすごい内での順位12位)

令和のダラさん 1 ともつか治臣 (KADOKAWA): ポトチャリコミック
(現在3巻まで発売中。ずっとおもしろいままです)

●2位 作品名:(このマンガがすごい内での順位 圏外)

断腸亭にちじょう ガンプ 小学館: ポトチャリコミック

●3位 作品名:(このマンガがすごい内での順位圏外)

うつ病になってマンガが描けなくなりました 相原コージ(双葉社): ポトチャリコミック


●4位 作品名:(このマンガがすごい内での順位圏外)

ぐるぐるゴロー 小田扉 双葉社: ポトチャリコミック


●5位 作品名:(このマンガがすごい内での順位圏外)

BETTER THAN SEX - 研そうげん ジーオーティー: ポトチャリコミック 


このマンガ〜に書いた文章と同じことはそれぞれに書いてますので参照のほど。

オンナ編で1作推すことができるので

70年目の告白 〜毒とペン〜 高階良子 秋田書店: ポトチャリコミック


※その他、新連載の未単行本化作品、海外作品、web掲載作品、選考対象期間以前の完結作品、マンガ関係本(ファンブックや研究書ほか)など、特記してお勧めしたい作品がございましたら、ご自由にお書きください。 

これも掲載されたので

出会って4光年で合体 太ったおばさん (同人誌): ポトチャリコミック

ということでした。2024年も良いマンガを読めると良いですね、お互いに。あとこれ大幅に書くの遅れましたね。すみません。

余談。
私事で恐縮ですが2023年の半年は入院しておりましたので今年は読み切ってないし読んだものも偏っているなという反省はありますが、推したマンガに対しては反省はありません。どれもおもしろいですし推すにふさわしいものです。

「このマンガがすごい」は対象期間が前年の10月1日から今年の9月30日までになっております。
その期間に連載されているかコミックが発売されたものが対象になります。
コミック派のひとは10月以降に発売されると対象外になるという弱点があります。雑誌やWEBで対象期間中に掲載されたものは取り上げてもいいんですけどね。雑誌で読まなくなって久しいのでコミックという形にならないと可視化できない。
だから、コミック派のためになるべく1巻を9月にねじこめるならそうしていただけるといいなと編集各位にお願いしたいのです。

というなかで2022年9月8日発売で推したのだけど「ダメです」といわれた非常に惜しいのも貼っておきます。

大難産 山野一(文藝春秋): ポトチャリコミック

posted by すけきょう at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月10日

ぐるぐるゴロー 小田扉 双葉社


アニメ化もした「団地ともお」が有名なお方ですが、キャリアはずっと長く、個人的にもっとも衝撃を受けたのは初期の短編集です。

「そっと好かれる」小田扉(太田出版)http://www3.plala.or.jp/sukekyo/comic/2002/c0209.htm#c161
「マル被警察24時」 小田扉(実業之日本社)
http://www3.plala.or.jp/sukekyo/comic/2002/c0212.htm#c291

2002年の感想文です。22年前ですね。デビューはもっと前で20世紀からマンガ業のベテランさんです。上記リンクの前のホームページに「こさめちゃん」の感想を書いていました。2002年3月でした。「今月の逸品」なんて毎月おもしろかったモノを集めたところにありました。

小田扉さんは短編のひとということがいいたいわけです。

小説でもマンガでも映画でも短編が好きなので小田扉さんはずっと好きです。おもしろい短編が読めるからです。
小田扉さんは最長連載であり代表作でもある「団地ともお」にしても、主人公のともおがモブでしか出演していない、物語にあまり関わらないひとたちが登場する回が数多くあります。なんならともおが主人公でもスピンオフみたいな読み切りが多くあります。

短編の上手なひとということがいいたいわけです。

でも、上記の「マル秘警察24時」のように最後盛り上がって終わる長編も多いです。近作では「横須賀しずえ」もいい最終回だった。

本編です。縛りなしのフリーダムな短編集です。全11話。毎話読み切りだけど8話から最終話はやや連作のノリ。
帯には「小田扉流異世界譚」とあるが、そういう縛りからも割合とフリーダムで、本作のテーマはフリーダム。あるいは、毎回1話はあるギャグ回の世にも奇妙な話かな。
髪が蛇の地蔵様があったから酔っ払ったいきおいで小便をかけたバンドの一行がその呪いで次々に銅像にされて、それが神奈川〜東京史跡を巡る旅になる「ゴルゴン地蔵」。
公園にあるぐるぐる回る遊具に乗ったら、飼い犬のゴローと中身が入れ替わってしまう表題作「ぐるぐるゴロー」
心優しいが顔つきが凶悪な電気屋店主がエアコン修理したおばあさんがその夜に殺されたから犯人と間違われ地獄に落ちるも真犯人を突き止める話「飛べ!八つ裂き光輪!」
そして8話からのゆるいゆるいつながりで進行していく連作で最終話まで畳み込んでいく。



準新作に「フランチャイズ!つくだ★マジカル」全2巻がある。

コンビニ店長のおばちゃんが魔王を倒した魔法少女だったというマンガ。これが全2巻でありながらとても精緻な物語になっている。伏線や謎をあちこちに散りばめている一大異世界叙事詩(的)なものになっている。

それらの反動なのか、本作「ぐるぐるゴロー」は各話の作りがシンプルで力強く非常に抜けがいい。スカーンとかっ飛ばした抜け味。台風一過の青空のような明瞭さ。
上記のナンセンス、馬鹿らしい、一発ネタ、思いつきからのひねりをなるべく控えて、風通しがよく、小田扉な味もしっかりあるよなあと。思わず、持ってなかった作品集を電書で買い足すくらい小田扉ブームが起こりました。

素直にワハハと笑える破壊力のあるネタが多いので(しかもわりにシモネタ)、笑ってスカッとしたいかたもどうぞ(初めて書いたなこのフレーズ)
posted by すけきょう at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月02日

大難産 山野一(文藝春秋)


Kindleでのみ発売されている「そせじ」という山野氏の双子女児のほがらか育児マンガ。現在4巻まで刊行中(連載中ってことでいいんですよね?)。この2巻からマンガ内連載としてはじまったのが「大難産」シリーズ。この4巻までのまとめに100p超の描き下ろしを加えたものが本書となります。

双子の妊娠発覚が判明するところから物語ははじまる。
喜んでいたのもつかの間で『双胎間輸血症候群』という難病であることが判明します。そして出産するまでと。


闘病記、エッセイ、やっぱりひとによってちがいますね。近頃、長く入院したのと「断腸亭にちじょう」に出会えたことを契機に闘病マンガを読みますが、いろいろありますね。
そしてそんなこと関係なくデビュー時からせっせとマンガを買い続けている山野一氏。そんな彼の闘病マンガは山野一ブランドの堂々たるものであるし、コレまでのキャリアや全芸風が惜しみなく注ぎ込まれています。

よくセールになっているんでおなじみの「四丁目の夕日」などの初期の身も蓋もないド暗黒鬼畜。アニメ化などしておなじみのねこぢるシリーズにあるかわいさ。不穏さや鬼畜さをかなり隠し味にしたほのぼの日常の「魚の目くん」(ギャグセンスやテンポはここで培われた感じあるね)。ネットによくお描きになられてた「そせじ」の直接的な流れにあたる絵日記シリーズ。そこから導入し始めるCG画による作風変化からの「そせじ」。全部この「大難産」に入ってます。よって本作は山野一のベストです。ミュージシャンのベスト盤的な意味のベストですが。マニアにもビギナーにも安心楽しいベスト盤。

麻酔を打たれてポワーとなってる妻を残して神社に手を合わせる。帰りに転んで立ち上がったとき梅の匂いが漂う。そして「道が開けた」って気分になっているところとか、ああ「山野一だ」って思った。こういうシーンの切り取り方をこういう風に描けるのって山野氏ならでは。
なんていうかな、神的ななにかと、怪異的ななにかと、そうじゃない、そんなわかり易いもんじゃないなにかをあえて描き分けてないゴダゴダな感じとかゾクゾクする。
そういうシーンがたくさんある。だからすごく楽しい(オカルトじゃないよ)。
双生児の娘2人のねこぢるに通底するような無表情なのに可愛い感じとか。反面ころころ表情が変わる読者のツッコミにあたる奥様。

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(・・・6つが味わいなんだよなあ)

奥様と作者の対比もおもしろいのよね。作者は「吉兆」を外部の景色や雰囲気から見出すのに対して、奥様はヒトから見出す。医者の経過観察の表情とか病院のスタッフの雰囲気からとか(それが普通だよね)。
寝床に伯父さんが現れるとかは作者と奥様のハイブリッドかしら。クライマックス感あるな。

もちろんではあるけど闘病マンガとしてのテイは整えてあり、関係者の喜怒哀楽や、苦難からの出産って物語としての起伏もバッチリです。出産系は出産してメデタシになるわけで着地点はわかりやすいけど、本作は出産した双子に「大変だったよ」と語ってるのでハッピーエンドは保証されてるのよね。そしてタイトル通りの大難産でもあるわけです。

そして、もちろんではあるけど「おもしろい」わけです。ベテランだぞ?昭和平成令和と描いておられるんだぞ?

安心して万人が読みましょう。「なんかところどころ変でひっかかる」って方、それが山野一味です。本作がおもしろかったらひとまず「そせじ」を読みましょう。Kindleだけですが4巻あって、各巻かなり読みでがあるし、生まれたあとの双生児と山野一家の活躍を楽しむことができます。大難産の一部は美麗なカラーです(雑誌のカラーが単行本では白黒になってる的)

そせじ(1) Kindle版 山野一https://amzn.asia/d/iCxCo0q
そせじ(2) Kindle版 山野一https://amzn.asia/d/4oCO1Sr
そせじ(3) Kindle版 山野一https://amzn.asia/d/bqVl8mY
そせじ(4) Kindle版 山野一https://amzn.asia/d/f43xKFs

唯一にして最大の弱点。発売日が2022年の9月8日だったこと。
それがどうした?と思われますが、えーと、「このマンガがすごい!」って有名なのありますよね?あれ、審査すると、期間が前年の10月からその年の9月までなんですよ。でも、締切がギリになるから選ばれにくいのよねえ。
えー、本作推したけどその理由で返ってきました。それは去年のじゃん!って。




posted by すけきょう at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする