2014年10月06日

デレは一日にしてならず〜きっと可愛い女の子だから




・ジャケ買いです。
・キツイ目をしたメガネ女子の表紙。コレが正直なところ、タイトルから想像されるような萌えとは無関係のものにみえたから。うーんと、正直にいうとちょっと古い感じの絵柄だよねっと。
・だから逆に興味を持ちました。

・はたして「予想通り」のカワイイ女性キャラが登場する短編集。
・ジャケットはかなり正確。キツ目の目をした女性キャラが多く登場します。それが「カワイイ」のですね。

・テニス部キャプテンにホレる「関口さん」
・女教師と生徒の「教師と生徒の正しい恋愛」
・モテ男を彼氏にもってヤキモチを焼く「保健室にて」

・などなど全5編。

・的確な内容です。甘酸っぱくカワイイ女子を堪能できます。メガネ女子が主人公なのが3編登場してなんか関係があるのかと思ったらそれはそれって感じで。

・本作で思ったのは女子のカワイさじゃないのよね。ここがすげえ。
・ツンデレってコトバがあるじゃないですか。ツンは初見でも味わえますが、デレってのは積み重ねと誠意と愛情と機転と「コトバ」が重要なんだなあと。
「愛を育む」という経験値をためていく上でのボーナスタイムが「デレ」というご褒美なんだなあと。

・本作は登場する相手役の男がみんなかっこいい。いわゆる「リア充乙」な感じも多いのだけど、なんていうか、彼女らの「デレ」をみるにふさわしい「いい男」ばかり。イケメンなんて軽いコトバじゃふさわしくない。

・たとえば。
・2話だけちょっとネタバレさせて。
「関口さん」
・ラノベ少女がテニス部主将にホレます。でも、スクールカーストがちがいすぎるので本を貸す約束をしていたのになかなかオススメのラノベを渡すことができずに思いばかりが募る。こじらせ系なのでおかしなほうに募る。そしてあることをするためのある買い物をしたときに街で主将が彼女と楽しそうに歩いていたのを目撃。
・その後、いつもの帰り道で彼氏と会う。そのことをふれると彼氏はあっさりと認める。そして、彼女が自分に惚れてたことも察する。そしてココロの中であやまる。ここですよ。くー!イケメンじゃない。その後の彼女のデレっぷりも最高なんですよ。

「教師と生徒の正しい恋愛」
・1年のときに生徒がコクってきちんと卒業式まで彼女を作らずにがんばった彼氏。彼女のアパートでふたりでお祝い。
・ピキンピキンのメガネが光ってる感じの先生がクイクイと飲んだすえに「悪い酒癖」が現れてきて、どうして自分のことが好きになったかをたずねてくる。
・そのときの答えの男前っぷりがまた最高。その演出も最高。ここぞというときは「そのまま」なんだよな。

・と、まあ、「こんな女いねえよ」ってマンガでよくあるツッコミと同じで、「こんな男いねえよ」がたくさん登場するけど、そこはそれファンタジーってことで、「萌え〜」と同列で「かっこえ〜」って楽しませていただきました。

・ふられた関口さんにはいいことが起こりますように。

posted by すけきょう at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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