大河連載で、たぶん、おれの買ってるコミックシリーズで最長かと思う。ワンピースとかもう止めたし。
1話完結で自転車のウンチクからちょっといい話からギャグまで幅広くカバーされてますが、本シリーズの最大の特徴はそのオキテを少しはみ出すことじゃないかと思うのです。
たとえば前シリーズ「アオバ自転車店」では1話完結というオキテをとっぱらって1巻まるまる話がつながる「ケイリンチャレンジ編」があったり。
本作ではそれに勝るオキテ破りがありました。4話「社用車第1号」です。なんと四輪。自動車。モータリゼーションです。アオバ自転車店の美人奥様が免許をとってクルマを乗り回す話。素晴らしいね。このチャレンジャブルな姿勢。
あとがきのインドネシアのコミックイベントにいったときのたった2pのエッセイコミックがまた素晴らしい。実は本作で1番感動しました。
だいたい20巻で1シーズン完結しておりますがまだまだ健在だろうなと思ったり、ほかのもの描くのかなあと思ったり。