最新刊は非常にいい塩梅だと思った。説明が難しいかもしれないけど、逆柱いみり氏やkshmir氏(の「てるみな」)、 粟岳高弘氏や、広義では「孤独のグルメ」もそういった趣はあるけど、街を徘徊する系のマンガのひとつだよなと思うんですが、今回、不思議要素の控え具合がとってもいい塩梅。ハマってる感じ。
主人公の話に妙な連続性があり、引っ越して新しいところに住んでおかしな住人や知り合いができてってどんどん広がっていく。その中で現実と地続きでありながらもありそうでない「不思議」があるみたいな。たとえば「訳なし物件」とかいいよな。意味もなく天井に突起があったりするの。怖くもないし不気味さもないけど変な感じはある。
最後2編「正直者の傘」「グラスホッパーアドベンチャー」はまったくエッセイの領域でありながらもPanpanyaワールドとしかいいようのない感触があってとってもいい。
ということでおれ的には最高傑作キタコレ状態。