久々新刊。NOTコミックビームだとさらに久しぶり。「週刊文春」で毎週描いてた変則版型の1話1Pのエッセイコミック。
前作「漫喫漫玉日記 深夜便」から引き続き漫画喫茶生活編からはじまって後半は伊豆の別荘の虫たちとの共同生活編となる。なんていうかどんどん雲間から陽が射して陽気になっていく天気のように読んでいてとっても気持ちが良かった。自然は人を癒やすってベタなことを思うくらいに前作の偏執的なところがどんどん薄れている。でも、おもしろさは変わらない。むしろキレがましていく。マンガを通してですけど知っている人がどんどん元気になられていく感じはとっても気持ちがいい。
また、伊豆編での思い立ったが吉日とばかりの衝動的な行動がまたいいんだ。明け方自転車で海までいって浜辺で海をみながらコンビニで買ったうどんを食べるとかさ。理想的な生活でございますよ。実際この生活はちょっとキツイかもしれないけど。
単行本がでたのが3年だったのでまた3年待ちます。あと、変則版型だからKindleなんかだと非常に読みにくいみたい。紙の本で正解だったぜ。