四年半ぶりのつづき。波乱万丈で世界にひとつだけの「恋物語」はどうなったのか。
これが最初の3ページでクライマックスなんですよね。「サビ先」の歌みたいな。チューリップの「心の旅」みたいな。
そしてまたしても波乱万丈に話は続いていきます。ずっと病気の44歳と寄る年波に勝てなくなってる70歳の夫婦が互いを助け合って必死で楽しく生きておられる。なんだかとてもうらやましい世界です。これこそが純愛なのかもしれません。
でも、前作にはあったエロ感がなくなって波乱万丈だけど同時に枯れた世界でもあるという。酒のんで「ピー話」してるだけでドラマチックななあ。
特筆すべきはペンタッチの強弱は毎回ちがうけど基本すごく安定してきたってことだね。桜玉吉氏の近著でもそうだけど、「元気になられた」ってことに1番感動する。末永くお幸せに。