「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 」の作者が小学館からだした第2弾なエッセイコミック。
前回ほどのキャッチーな出来事というと親元を離れてひとり暮らしをはじめたということと、最後に「彼女」ができることかな。あとはひたすら懊悩されまくってる(もしくは煩悶されてる?)。自己分析という名の「かさぶた剥がし」をしては血を出してウギョーと悶てられる。
同時期に同じく前作がイースト・プレスだった卯月妙子さんの「人間仮免中」の続きも出して、なんだって小学館は地雷な物件を2つも抱えてるんだろうと思った。しかも卯月妙子さんのほうが力強いものを感じられたのとは対照的に本作の主人公(永田カビさん)は最後の最後で何回転目の入り口に立つ感。休火山と活火山的。はたして永田さんのこの修行僧のような果てのないループな自問自答に終わりはくるのか?
彼女のやってることは、鏡に向かって「おまえは誰だ」を繰り返したら発狂するって都市伝説を実験実証してるダークネスなデイリーポータルZだけどな。ゆりあんレトリィバァ氏風に「ほどほどにしぃや〜」とは伝えたいところ。
この趣旨のはもう1冊だけつきあう。