連載100回を超えて巻数も2桁台のメモリアル巻ですよコレ。そうだからか今回は近年の作品を鑑みてもキレッキレなものだったと思う。とくに素晴らしかったのは口絵のカラー化にもなっていた最後に収録されていた「多美ちゃん愛の主張」です。
マコちゃんという腹ペコ児童のなんだかよくわからない周辺マンガです。キャラも増え、マンガ内マンガなども多く、ひとくちでどうとはいえないようなマンガになりつつあります。それでも泣けて笑えて大変に楽しいマンガです。これまでのは泣ける回は泣ける。笑える回は笑えるって感じでした。
その中にあって「多美ちゃん愛の主張」はそれらが同時進行しており新鮮でした。笑えるシーンなのに泣けるし泣けるシーンなのに笑える。オチまで全部ハイテンションだったし。うさくん氏のベストジョブじゃないかと。これだけでも読む価値があると思います。
「神の使いムミエル」もおまけ描き下ろし含めてハイテンションで泣いて笑えて路線かな。いいっすね。親衛隊のカラーピンナップという誰得なおまけもあります。10巻にしてリフレッシュした感あり。長く続いてほしい。アニメ化してほしい。「Lo」連載作品で初の地上波アニメ化。「団地ともお」もアニメ化したことだしさ(だいぶ状況がちがうだろうけどさ)。