週刊文春連載の「日々我人間」から間髪入れずに古巣ビームから出る。最大のちがいはやっぱり永遠のバディO村氏がいることだね。やっぱり要所でO村氏がいなくちゃねとは思わせる仕上がり。とくに「読もうコミックビーム」の開封済みのテンガをくれる話は涙が出た(マジで)。こういう人がいるだけで桜玉吉さんはステキな人生だと思うわ。
あと文春よりもぐちゃぐちゃした内容のことを描いているのも古巣ならではだね。
内容的にはほぼ同じの漫画喫茶滞在記から伊豆の滞在記の2本立て。
ムカデがダンシング・ヒーローを踊ってるのとか漫画喫茶のプレート問題とかやっぱり文春のページじゃ描ききれないもんね。そういうのを読むことができてとっても幸せ。
あとは「人」がよく出てくるね。ムカつく人、微笑ましい人、いずれにせよよく出てくる。そしてよくみてるよな。ムカつく人も画風でそこそこに描かれてるけど、たぶん、写実的なところもあるんだろうなあ。ファミマで横柄に道を尋ねた女性とか。そして彼女は自分がマンガ化されたことを知らないんだよな。そう考えるといいよなあ。桜氏にマンガにしてもらえて。