なるほど。どうかしてる世界だからどうかしてる人しかいないわけだ。そしてどうかしてるから世界もどうかなっているんだ。そういうことがわかった4巻でした。
筒井康隆氏の「霊長類南へ」という核攻撃がはじまって地球が滅ぶ話。最後なったであろう人が人類を代表とする最期の言葉をいわなければって緊張するってシーンがあったけど、その言葉そのままなことが起こっている(原作読んで確認しましょう)。
紐の付いてない風船のような話に呼応するかのように作画の方も好き勝手感(手抜きではないよ念のため)がすごい。
「みんなキミを神様だと本気で信じている / ただの燃えてる露出狂だなんて少しも思ってない」
主人公にこんなこというかね?
主人公が出てきた。倒すべきボスとその目的も明かされた。全員に目的がある。でも、そのための「手段」がさっぱりわからない話ではあるね。だから相変わらず五里霧中状態。どうなるかわからない。
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ここによると序破急の物語構成になっており破に入った模様。この先も考えて有りそうですが、やっぱり読者としては一寸先も読めないようで非常にスリリングであります。