本書はいけだたかし版の淫魔の乱舞説。
いわく、女子高生がキャッキャ百合百合していた「ささめきこと」が「あずまんが大王」としたら、日常をじっくりと描いた「34歳無職さん」が「よつばと!」となるから、エロエロの本書はあずまきよひこ氏が別名で描かれた淫魔の乱舞じゃなかろうかと。
シャッターな商店街。そこの時計屋には姉弟が住んでいる。姉は時計の修理をし、弟は男娼をしていると。そんな話。
あとがきによるとエロい美少年が描きたかったということでして、そりゃあ描きたいんだからしょうがないわな。ということで、かなりブレーキを踏んでない感じのエロ描写です。
[時計じかけの姉:作品・シリーズ | 幻冬舎コミックス GENTOSHA COMICS]
まあまあ。1話読んで判断してみてください。これよりも後ほどになればなるほどノーブレーキでアクセルは踏まれます。
そして、エロエロなのに商店街の様子ときたらまるで「それでも町は廻っている」じゃないですか。のん気でコメディな商店街描写。でも、商店街の連中はだいたい弟の「客」という異常事態。なんだこりゃ。興奮を阻害してるような、変なエロさが醸し出されるような。
さてどうなるんだろこのマンガ。