2017年04月03日

バイオレンスアクション 1 浅井 蓮次 (小学館 ビッグコミックススペシャル)


読んでおいてよかったわ。

「専門学生の女性がバイトで殺し屋をやっている」

これがおもしろいマンガである確率は実は恐ろしく低い。なぜなら誰もが考えつくような陳腐な設定だから。
よって書店でみかけたときも1回スルーしたんだ。でも、町山智浩氏がホメてたってどこかで読んで「ほお、それなら」と。そう思ってみてみるとネットじゃもうどこも売り切れ。うむ、みんなよくわかってるわ。

そう、これ名作。

あらすじは書いたね。それ以上のことは書くことができない。そしてあと感想は「名作」。これ以上も蛇足になる。よってこれからの文章は蛇足。こういうちょっと文体が変わるくらい名作だと思っていただければいいのでせっかちな人は上記の書影をクリックしてもう買うといいよ。Kindleならすぐ手に入るしアフィのパーセンテージが大きいからおれの実入りも大きいし。

名作のゆえんはしっかりしてるところだね。アクションも設定も。
ヤクザな社会が舞台。デリヘルのサイトからたのむとすぐさま派遣されてさっくり「仕事」をする。その中のひとりで「ナンバーワン」が主人公ね。
ナイフも格闘も銃もなんでもござれ。そして簿記2級の勉強中。
こういう設定を書けば書くほど陳腐に見えるな。でも、そうなんだもんな。

ドライなんだよな。この雰囲気はかなり思い出す人がいる。北野武氏だ。
「その男、凶暴につき」「ソナチネ」などの殺人がかなり身近な映画、「座頭市」「アウトレイジ」なんかの何が起こってるのかわからないくらいのアクションの監督。
そう、本作は北野武氏への挑戦状だと思った。「たけしの挑戦状」はゲームだけど、このマンガは「たけしへの挑戦状」だ。

「これをおもしろく実写映画化できるもんならしてみろ」と。多分に、世界で1番おもしろく映画化できるのは彼だと思う。ドライなのに血の匂いがするという相反した「画」を実写でできる人はそういない。しかも、ユーモアの糖衣で。
マンガ化できる人もしかり。

まあ、つまり、このマンガの「バイオレンス」はそういう感じ。

だから北野武氏に読んでもらいたい。町山氏がオススメしてくれないかな。

1巻に必要なものはみんな詰め込んである。で、2巻ではどの「部品」を使って展開していくんだろうなあと。



posted by すけきょう at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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