いっとき「THEごーしちご」ってSNSにハマっててユルユルの俳句で楽しもうなんてことやってて、ボーダイな数の17文字を投稿してて「俳句ってたのしー」って気分ではいたのよ。歳時記サイト読んだりな。
だからおっさんが俳句の魅力にハマっていく本作は非常におもしろい。
読めば読むほどおれが前記のSNSでやっていたのはなんちゃってなんだなということがわかるくらい俳句の奥の深さがわかった。季語の大事さとか、逆に季重ねって季語が重なることのダサさとかわかった気になった。それはすごくエキサイトなマンガ体験ではあるんだよね。
でも、それが俳句に興味のない人にどう映るのかさっぱりわからない。趣味趣味マンガってそういうもんだと思うけど。
5巻ではおっさんが俳人としてひと皮むけるシーンで感動したりもする。次で終わるのが残念だけど6巻もつづいたのはやっぱりおもしろがる人が多かったんだね。すごく奥が深いね。おれもさらにおっさんになったら地元のこういうサークルに入ろうかと思ったけどだいぶ怖くなったわ。