2017年04月28日

うちのクラスの女子がヤバい(3)<完> 衿沢 世衣子 (講談社 マガジンエッジKC)


完結。
思春期のみにおこる誰の役にも立たない超能力、無能力があるJKのお話。
1話ひとりでだいたい1クラス。最後のエピソードが美しかったなあ。非常によかった。
本作はこれまでの衿沢作品にはないスケールの大きさ。アクションの動きの派手さと色恋沙汰をわりあいと表に出しておるという意欲作でありつつもそれらがすべて功を奏している。これまでの衿沢世衣子世界を壊さずになおかつ新味を出すのに成功している。

特筆すべきはみぞれちゃんかな。JCで巨乳という。ロリ巨乳でっせ。体型にわかりやすい特徴をもたせ、なおかつこれまでと顔の造形がちがう感じもまた意欲的。彼女とそのエピソードはラストエピソードに関係があるんだな。教育実習の方もそうか。そうずっとそうだったけど3巻はラストエピソードへと連なる伏線が張りまくり。

うむ。何回も読み返すがやっぱり最高傑作だ。高校1年が2年になるのにこんな感動するマンガは他にない。
おれが鈴木敏夫さんだったらヒゲモジャオバケにこれで長編アニメを撮れっていうけど、ヒゲモジャはもっと若いのが好みか。じゃあ、シンゴジラの監督でもいいかな。

次回作に期待してます。


posted by すけきょう at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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