2017年04月30日

BEASTARS 2 板垣巴留 (秋田書店 少年チャンピオン・コミックス)


1巻はずっと気になっていたのよ。でも、チャンピオンで連載だろ?って。
ところが、心酔している「六道の悪女たち」と共同フェアを開催してる。両方2ヶ月連続新刊発売。おお、すげえなおい。それほどなのかと手にとってみましたよ。

動物の世界です。人間以外の哺乳類が服を着て文明の利器を使いこなして生活している世界。その学校の演劇部が舞台です。
1巻冒頭に殺人事件。草食動物が肉食動物に殺されたと。被害者は演劇部の部員。それでの悪評を晴らすべく舞台は予定通り開催されることになるって感じの2巻。演劇部マンガなんですね。
・主人公はハイイロオオカミ。ただし非常に心優しいし弱気。演劇部でも裏方に徹しております。ただ、2巻ではトラブルで舞台に立つことになりました。

1巻の殺人事件、2巻冒頭のビッチウサギ、そこいらがわりと「置いて」はあるけど、ないがしろになってる感じがした。今の話をすすめるにはちょっとワキによけていてもらうべきなんだろうけど、ちょっとだけでいいから進行させておいたりして読者に「忘れてませんよ」アピールをした方がいいんじゃないかと思ったわ。

それはそれとして。
「ふくらはぎが涼しい」というフレーズは本当にすばらしい。この1フレーズだけであの洋画のケモノ社会の長編アニメに肉薄した感あるね。

アイディアはいいし、きちんと青春物語になっているし、ケモノ世界のルールもよくわかるし、多分に「ズートピア」(ここでいうならぼやかすなよ)っぽいんだけど、ズートピアではなあなあにされていることも踏み込んでいて興味深い。

ということなので、「ズートピア」が生涯にみた映画ベスト3で発売日にブルーレイディスクを買ったマイドーターに読ませたところ「うーん」っていってました。

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店 (2017-01-06)
売り上げランキング: 1,553

まだ2巻ですし、すぐに3巻も出るので追いかけるタイミングとしてはいいですよ。

おれは来月は「六道の悪女たち」とともに発売をお楽しみにしてる1冊とします。




posted by すけきょう at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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