「わたしのカイロス」の作者による現代を舞台としたコーヒーマンガですよ。あまりに意表をついたジャンルなので最初同一人物と思えなかった。
女の子3人がコーヒーの学校に入る話。そいでコーヒーとはなんぞやを学ぶって感じですかね。1巻通して入学するところまでだから妙にスローペース。いまどきのマンガにしちゃけっこうなスローペースやなあ。いわれてみれば「わたしのカイロス」もそうだね。
コーヒーうんちくも豊富だけど、それより各種ギミックが「作り込みすぎ」でどこまでが本当のことでどこから嘘なのか見分けがつかなかったり。本当に温泉地に世界が震撼するようなコーヒー豆が採れた?とか、コーヒー専門の学校がある?とか、そこにはおさるの電車みたいのが走ってる?とかな。それらはフィクションとしてもどこかにモデルとしてる話があったとか?とか。
ただ、そういうグルメマンガのセオリーとは別で、「マンガ」としての完成度はバリ高い。それが昨今の風潮とちょっとちがうってことなんだろうけどな。「わたしのカイロス」でも同じようなノリは感じられる。
こちらとしてはおもしろいならオールOKなので。
2巻も期待(作者のさしあたっての描きたいところまで続いてほしい)。