かの名著「サルでも描けるまんが教室」の続編。
物語自体は食い詰めた2人が再び這い上がるって図式でした。
それがどうしてダメになったのか、語り下ろしの座談会なども含めて詳細に。あとは相原x竹熊の仕事関連を資料のようにドーンと。相原氏の奥様の若かりし日の姿なんてもありますね。すごくシンプルにいうと究極の内輪受けのファンブックにはなるわなあ。ファンなのでおもしろいけど。
結論としては「10年早いんだよ」状態だったわけです。
2.0なんてタイトルでもわかるように、今回は、メディアミックス的な展開を強く意識しておりとくに竹熊氏のそっち方面のチカラの入れようが鬼気迫る感じで、命がけの空回りをした挙句にバーストしたと。そして、今、わりと時代がそういうところに向かっている。ちょっと様相はちがいますけど大筋では外れてない。だからもったいないことをしたのかよくいう慰めの言葉「時代が追いついてなかった」みたいな。
しかし、つくづく「オメコ好きけ」の方のインパクトは時代を超越してるね。またしても大笑いしてしまいましたよ。
惜しかったのかどうか。でも、サルまん2.0をやってたら相原氏の名作ゾンビマンガ「Z〜ゼット〜」は読むことは叶わなかったかもしれないしなあ。
読む価値はある。10年前のネットやマンガのあの「空気」が妙に生々しく真空パックされなおかつ封印されている。
ただ、(税込み)1620円もするんだなあ。その価値はどうかなあ。10年前のもので、なおかつ打ち切りのものだから。いっとき太田出版あたりから出してたカルトマンガの復刻的な感じかね。