きらたかし氏も古巣の講談社をでたのか。
新作は「リプレイ」ものでした。45歳のおっさんが妻に三行半を突きつけられやけになってデリヘルをたのんでハッスルしてたらホテルが火事になって意識を失って次に目覚めたら高校1年生になっていた。
中身は45歳のままだけど、45歳ともなると「強くてニューゲーム」ってほどじゃなくなるのがおもしろいな。考え方や所作がいろいろとジジ臭くなって。
このリプレイモノでの白眉は、当時高嶺の花で眺めているしかできなかった彼女とお近づきになるってのはよくある展開だけど、それと平行して、その後結婚することになる妻も同じ学校にいるってことだよ。妻という気楽さから妙に馴れ馴れしくしてしまう。でも、三行半を突きつけられることも去来して、むこうも悪からずおもってるのに邪険にしたりもする。
今回メカメカしいものはタイトルのウォークマンだけだけど、絵は相変わらずばかうまで、この高嶺の花の高嶺っぷりも、のちに結婚する妻の若かりし頃も、ここいらの描き分けの巧さ絶妙さは舌を巻くわー。人もメカも上手だよなあ。
さあどうなっていくか。楽しみです。