終わったかー。
おっさんが俳句のおもしろさや奥深さに目覚めていく話。いつはじまってもいつ終わってもいい話ではあると思ったけどキレイなところで幕を引いたかな。
俳句の奥深さや「勉強」が最後の最後まであって、「プレバト」より俳句の読み方がわかりますよ。つーか、あれのからみで俳句に興味が湧く人が増えるんじゃないかな。基本的なことやサークルでどんなことするかとかここにありますのでそこいらを含めてコンビニコミックで再発売させるとかすると売れるんじゃないかと思うよ。すごくよくできてるもん。
マンガとしても当初に出てた優男のライバルは奥の方に引っ込み、同年代のいい感じのライバルがでてきたり、いろいろなキャラが有機的にからみついてきて、ここいらの練り込みがまたベテランの味わい。しかも、この先にまたおもしろそうなエピソードがあるような匂わせ方をしての終了がズルい。おっさん同士の俳句対決とかみてみたかったなー。
そしてなによりも毎回あるオリジナルの句がいい。できない主人公のできない感じの句、ベテランの円熟の句、若いみずみずしい感性で詠まれた句と、キャラに応じた句が並べられておりそれに感動する。すげえ才能だな。
・マンガとしても俳句の入門書としてもかなりなクオリティだと思う。17文字に命をかけてる感じがいいね。
ただ、俳句のサークルってコワイよなあ。全員からダメを出される感じが(いろいろあるんだろうけど)。