2017年08月06日

ふたりモノローグ(1) ツナミノ ユウ (講談社 サイコミ)

ふたりモノローグ(1) (サイコミ)
Posted with Amakuri at 2017.7.31
ツナミノ ユウ
講談社

実写ドラマ化するそうで。それを先に知り、「へー」くらいに思ってましたが表紙絵のインパクトについ買ったらこれが良かったです。ナイスフィッシング。作者は初めて買います。
小学校のとき親友だったけど気まずい感じになって転校した子が10年ぶりにきてなおかつ席も隣。
で、お互いにおどおどしながらモノローグを中心におたがいを探りすれちがったりアンジャッシュのコント的な感じも含みので展開していく。
この手のマンガの最近のテンプレのように男性はいっさい出てこない(今のところ)

表紙のふたりのだいぶちがうキャラメイクをみてもらってもわかるように、本作はわりとマンガな「崩し」絵が多いし、その幅が広い。昨今のとちがってその引き出しがすごく多い。そこが最大の特徴かと思われる。
ギャルの子が好きすぎてテンパって異様な迫力になってネクラの子を怖がらせるって図式が基本だけど、そのときの様々な手法がおもしろい。
お互いの友達を新キャラとして増やす手法も自然で無理がなくてきちんと話に噛み合っていていい。

おれは存じ上げなかった人ですけど、相当なベテランさんのようでなるほど巧みなわけだなと。

おまけマンガの各種パロの達者なことや、地肩の強さから、いろいろなことできそうだけど、鬱展開はやめてほしいなーとは思いました。
posted by すけきょう at 18:49| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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