戦いはいよいよ熾烈さを増していく3巻です。というか3巻はひたすら熾烈だけでした。
第2次世界対戦南洋の島ペリリューの戦いを描いています。
アメリカ兵が明確に殺しにきて日本兵も殺すというのがなんだか不思議です。これまでのこの手の話は一方的にアメリカ兵に殺される一方で日本兵が撃った銃で殺られる米兵はいない感じです。でも、日本兵もやることはやっている。この場合のやるはもちろん殺るです。
そして仲間割れも起こると。
そんなこんな含んで地獄絵図です。
さらに地獄なのが今これを読んでいるのが夏ってことです。季節ドンピシャ。そして読んでいるのが仕事場でエアコンなしなので感情移入できるってもんじゃないよ。
3巻クライマックスの見開きの叫びがまた心にくる。
今の幸せを噛みしめるってもんですよ。