2017年08月18日

大きい犬 スケラッコ(リイド社 torch comics)

大きい犬 (torch comics)
Posted with Amakuri at 2017.8.11
スケラッコ
リイド社

「盆の国」の作者による短編集。7編収録。

・住宅地に住んでいる家1軒分ほどの大きな犬との交流を描く表題作。
・じいちゃんが実は「えびすさま」だとカミングアウトして七福神のみんなに会いたいといいだす「七福神ふたたび」
・誰よりもクリスマスが待ち遠しい幸子さんの密かな楽しみ「クリスマス幸子」
・地球がどんどん弱りはじめて、そんなときに地球そっくりの星がみつかったのでみんな移住していったあとの地球の話「梅桃桜」
・田舎で出会って都会で同棲している彼氏の唯一の友達の話「彼の友達」
・給食のおばさんにあこがれてついになってしまったホーライくん(男)の元に対決を挑んできた怪しい男「給食のおばさんホーライくん」
・巻頭の「大きい犬」に憧れるチワワの話「小さい犬」

どれもこれも異様にキラキラしている。圧倒的なメジャー感と、劇場版アニメのようなずっと先を見通せるような透明度の高い世界の広がり(スタジオ・ジブリ感ね)。かわいくて明るくてイヤミのないキャラ。かわいい絵なのに派手な展開、そしてその描写の確実なこと。有無を言わせないハッピーエンド。

個人的には唯一くらいSF(少し不思議)が少なめの「クリスマス幸子」が大好きです。あのハッピーであふれているクリスマスの風景はすばらしい。そしてなによりいいのが「恋愛」(愛はあるね)の要素がないこと(ネタバレか)。クリスマスにそんなモノ要らないんですよ。実写化したい。つか、全部実写化してオムニバス映画にしたい。そのプロデューサーをやりたい。

最高最高。スケラッコ作品は少なくとも今後10年は作者買いする。ハードなBLでも買う。



posted by すけきょう at 13:32| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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