松本剛氏の新刊だ。しかも3ヶ月連続刊行だってすばらしいことだ。
離婚した父親の家にやっかいになることになった主人公。血のつながっていない中学生の娘に心を惹かれつつかなりの年齢差に自己嫌悪。そうこうしているあいだに複雑なことになる。
相変わらずのテンポとムード。この静かにスーッと進行するのはやっぱりハマる。
でも、やっぱり、この話には暗雲しか立ち込めていないのも逆の意味でハマる。おれはバッド・エンドは今あまりみたくないんだよね。
それで心配なのがオビコメントの新海誠先生っすよ。もう世界のシンカイなんだからさ。こういう方面の次回作は止めたほうがええで。新海誠氏が松本剛氏を好きってのはうれしいし超納得なんだけどさ。