2017年08月29日

貞操逆転世界 1 万太郎, 天原(キルタイムコミュニケーション ヴァルキリーコミックス)

貞操逆転世界 1 (ヴァルキリーコミックス)
Posted with Amakuri at 2017.8.18
万太郎, 天原
キルタイムコミュニケーション

あまり期待してなかったけど素晴らしいなこれは。
天原氏の作品で成年コミックにもなった「貞操逆転世界」。男女の貞操観念が逆転している世界。女がいつもやりたがってがっついていて男はイヤーンって感じ。そこにココと同じメンタルの男がきたので、やりまくるという話。
これが女だったらどうなるかってのが本編。
たとえばビルにある巨大な看板が水着美女じゃなくてモッコリイケメンがビールを飲んでいるとか。
男は何回もできないから1回を大事にするために貞操が強くなったとか。
わかると思うけど、あんまりエロくはならないわけよ。だって処女が価値のない世界にきたわけでね。こっちでいう童貞がひとり増えてもね。
成年コミック版とちがい「ノルマ」シーンが要らない分、小ネタが満載で、これが笑えもするし、「ここ」の世界のいびつさも感じられるという構造。

テレビではおっぱい丸出しの女芸人が活躍してるけど、上記のもっこりイケメンのビールのCMだと乳首に星のシールが貼ってある。この差ってつまりエロいかどうかってことなんだよね。そう考えると非常におもしろい。
そいでおっぱいに価値はないけど、腹筋には価値があるの。だから、マッチョアピールするのにアスリート女子はトップレスになったりするって世界。

非常におもしろいのは、エロエロ友達(JKね)にエロ本を貸してもらう主人公。これがエロくてマスターベーションをしたくなるってシーンが非常に興味深い。
元の世界で男向けのエロマンガを読んだときはまったくそんな感じは持たんかった。ああエロ本だなって。でも、女性向けに本気にエロくさせようと思ってこっちの男性向けに描かれたようなノウハウを投入すると女性もマスターベーションをしたくなるようなエロマンガになるという。レディースコミックのもうちょっとリミッター解除したものかもしれないな。これはちょっと読んでみたいと思ったり。

でもって、はじめてのときに男を萎えさせないように処女膜を破るのは当然のこと(チンポの皮をセルフでむくみたいなもんかね)だし、それ用のモノ「パートナー」がドンキのようなところにコーナーとして置いてある。ナスとかキューリとかチューペットとかぷっちょとかで。
これが滑稽にみえるってのは逆を返して「ここ」をそんな目で女性がみているってことだしな。

あとまた元の世界のテンションでいる主人公は同級生のエロエロに耐えられないので、外でひとりで遊んだりすることが増えて、それで却ってモテるって現象もおもしろいな。

じぇんだーの人とかこれを読んだらどう思うかちょっと知りたいけど、もめたり炎上したらめんどくさいのでバレませんように。


posted by すけきょう at 18:18| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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