2017年09月23日

いぬやしき(10) 奥 浩哉(講談社イブニングKC)


完結しましたね。
宇宙人の手違いで4人家族のお父さんが死んでしまったのでロボットにしました。彼は奇跡のチカラを利用して次々に人々を幸せにしました。いっぽう同時に同じ目に遭った高校生は非道の限りを尽くしました。お父さんはこいつをやっつけました。そして平和になりましたと思ったら地球に隕石が堕ちてくることになりました。さあどうするか?ってのが10巻の内容です。
きれいに終わった。つまりは、ベタに「まあそうなるだろうな」って内容。ストレートのど真ん中を豪速球で投げて見事にミットに収まりました。プロの仕事ですね。ベタを正面切って「どうだ」って描くことができることがプロだとは思いますです。

そして映画化アニメ化と。きれいですね。全く異存がないです。こういう作品は必要です。10巻分楽しむことができました。

編集やら映画屋やらアニメ屋やらNetflixはこの「やり方」を見習え。最初から映画1本、アニメ1クールにあった尺の話を原作にして展開すればいいんだよ。同じことできる人が早々いるとは思えないけど。冨樫義博先生とか荒木飛呂彦先生あたりは映画1本分の原作をコミカライズすることには興味があるんじゃないかしらね。

とまれいい話でした。


posted by すけきょう at 18:45| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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