2017年09月26日

キング・オブ・アイドル 1 若木 民喜(小学館少年サンデーコミックス)


「神のみぞ知るセカイ」の作者の最新作。実ははじめて読みます。実は娘が「神のみぞ知るセカイ」が大ファンなので全巻揃ってはいます。いつでも読もうと思えば読めるのですがタイミングが合わずにどうも。東山奈央氏のこの世界〜のキャラソンアルバムは持ってるんですけどね。彼女がどんな役かも知らずに。ということで1巻が出たので本書から。

アイドルの話です。
キングオブアイドルを目指す主人公といっしょにがんばるアイドルの卵たちとの合宿生活です。
ポイントは主人公は人を魅了する魔性の声を持ってます。そして男です。なおかつ1曲歌うとチンポがギンギンになります。そういう設定。
ものすげえ王道だなと思った。それこそ「キングオブサンデー」な。おれは古い人なんで永井豪先生の「いやはや南友」なんてのを思い出したりする。すごいベタなエロコメでアイドルモノになっている。すばらしい。エロいシーンも多いし、ああそうだそうだ。こういうベタな感じ。主人公がいきなりアイドルのトップとからんでいったりとかな。いちいちカツラをとってみたり、男性用のパンツはいたりとか、ベタなことお約束を延々と続けている。そしてそれが「これだよ!」っておっさんには非常になつかしさがあるけど、ヤングにはどうだろう?って。でも、これこそが「キングオブベタ」なんだよなあと。
そこがすごい。週刊少年サンデーをまたキングにする。まあ、かつて少年キングがあったからややこしいけどもさ。チャンピオンにするってのもややこしいね。

またみんなかわいく描いているのがいいね。ヒールになる子も必然的に現れそうなんだけどな。

そしてあと思うのはしみじみとAKBのシステムよ。やっぱり秋元康氏は天才だわな。いったいいくつこのAKBのシステムをベースにしたアイドルもののマンガやらフィクションがある?AKBオフィシャルのもいくつかあるしな。
たぶんに、バラエティやらモーニング娘。関連のネタをも経ているのだけど、やっぱりAKBで確立した感あるよな。

ただ、アイドル大好き、若木民喜大好きな娘はなんかハマらなかったみたいなので2巻以降はわたしが買ってみます。この往年のサンデーエロコメってラインは何百周して新鮮。「うる星やつら」だってそのラインだぜもともと。


posted by すけきょう at 07:15| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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