2017年09月27日

ライカンスロープ冒険保険 2 西 義之(集英社ヤングジャンプコミックス)


RPG的な世界に保険を組み込んだ話。パーティーが全滅したら自動的に教会に連れて行かれて生き帰っているのは保険があるからだった。

2巻が最高だった。全エピソードが珠玉。

1話完結の、「保険業やっててこんな話があった」的なのが続くかと思ったら大きい話がゴゴゴゴと動き出す。

まずは魔王軍が「気がつく」。そりゃあそうだな。敵がやられてもやられても立ち向かってくるんだもんおかしいと思うわ。保険屋の社長が拉致監禁される。それを奪還にいくアクション巨編。いきなりクライマックス。

続いて、狂戦士のベタだけどマジ泣きの話に「くっ殺せ」がいいたいだけの姫戦士の1話完結的なこれが「本線」じゃねえのと思う話。

で、後半、社長の過去を知ってる男が登場していっきに物語がヒートアップして3巻に続く。

見事な構成。スキがない。適度にギャグ、適度にエロ、問題のないアクション描画。シリアスパートもずっと緊張感が漂うし。すべてにソツがない。

ただ、おれは未読ですが前作「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」のファンによるとこんな下品なのはダメですってことです(Amazonレビュ−より)。ふーむそんなものなのか。

3巻楽しみ。


posted by すけきょう at 20:31| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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