完結。いろいろあったけど完結したな。この先もTwitterで連載するとかいってたけど、金のかからない仕事はしないでお馴染み(らしい)の氏だからないんだろうな。っていうか描くことないだろ。
作品内やあとがきは非常に率直なんだよな。これが須賀原洋行氏の特徴なのかね。
それによると本来やりたかったことはあったけど長期連載は無理っていわれたので闘病記にシフトして描いたとのこと。なるほど、1巻の迷走っぷりはその名残ではあるのね。くわえて2巻3巻でもよくわからない料理のシーンに材料を調理しているところだけ1ページ8コマ使ったりとか謎の描写も多かった。
4巻はそういうこともなくわりと淡々と闘病記を描いておられました。いろいろ圧縮したら2巻から3巻になってそれはわりと名作になって、それはひょっとしたら映画化とかもあったかと思うともったいないことをしたんじゃないかとは思います。そうしたら銀幕にも実在ニョーボさんが残る事になったのになあと。そういうポテンシャルがあったのでとっても惜しい一品になったと思います。
闘病のあり方とか気持ちの持ち方とかは人それぞれでしょうけど、薬を持ってきた薬剤師夫婦の美男美女
っぷりに自分のミジメさを感じたりするところはなんというかちょっと気持ちがわかりますね。